付録L.2 JP1/Base管理者で運用するための設定
JP1/Base管理者で運用する場合,JP1/Baseのシステム管理者はあらかじめ,次に示す設定が必要です。
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JP1管理者グループ(OSのユーザーグループ)の作成
既存のOSグループをJP1管理者グループとして使用することもできます。
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JP1/Base管理者とするユーザーのプライマリーグループの設定
プライマリーグループをJP1管理者グループにします。
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JP1/Base管理者での運用を有効にする設定※
この設定は,jbssetadmingrpコマンドを実行します。このコマンドは,JP1/Base管理者での運用の設定も確認できます。jbssetadmingrpコマンドについては,「15. コマンド」の「jbssetadmingrp(UNIX限定)」を参照してください。
- 注※
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JP1/Base管理者での運用を有効にしたあと,設定を無効にするにはJP1/Baseのアンインストールと再インストールが必要です。JP1/Baseをアンインストールする際には,JP1/Baseを前提とする製品のアンインストールも必要になるため,十分に検討した上でJP1/Base管理者での運用を有効にする設定をしてください。
(1) 特定の機能を使用するための設定
JP1/Base管理者での運用時に,次に示す機能を使用する場合は,事前に設定が必要です。なお,この設定は,JP1/Baseのシステム管理者がしてください。
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論理ホストの共有ディレクトリ,操作ログの出力先ディレクトリ,またはイベントサービスが使用するディレクトリの設定
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ISAMファイル関連のユーティリティコマンドの実行
(a) 論理ホストの共有ディレクトリ,操作ログの出力先ディレクトリ,またはイベントサービスが使用するディレクトリの設定
論理ホストの共有ディレクトリ,操作ログの出力先ディレクトリ,またはイベントサービスが使用するディレクトリをJP1/Base管理者が使用するために,該当するディレクトリのすべての上位ディレクトリに,JP1/Base管理者がアクセスできる必要があります。次に示すディレクトリのすべての上位ディレクトリに,othersでの参照および実行権限を与えてください。
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各論理ホストの共有ディレクトリ
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操作ログの出力先ディレクトリ(初期設定以外の場合)
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イベントサーバインデックスファイル(index)で指定した,default以外のディレクトリ
(b) ISAMファイル関連のユーティリティコマンドを実行するための設定
ISAMファイル関連のユーティリティコマンドを実行する場合は,事前にumask値を「002」に変更してください。
(2) JP1/Base管理者での運用を無効にするための設定
JP1/Base管理者での運用を無効にする手順を次に示します。
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設定情報およびイベントDBをバックアップする。
設定情報およびイベントDBのバックアップ手順については,「3.5.3(1) 設定情報のバックアップ」および「3.5.3(2) イベントDBのバックアップ」を参照してください。
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JP1/Baseをアンインストールする。
JP1/Baseのアンインストール手順については,「3.3.3 アンインストール」を参照してください。なお,アンインストール後,インストールフォルダにJP1/Baseのファイルが残っている場合は,完全に削除してください。
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JP1/Baseを新規インストールする。
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設定情報をリカバリーする。
設定情報のリカバリー手順については,「3.5.3(3) 設定情報のリカバリー」を参照してください。
ただし,JP1/Base管理者での運用を無効にする場合の設定情報のリカバリーでは,バックアップした定義ファイルの権限,所有者,およびグループが復元されない手順でリカバリーする必要があります。手順3で新規インストールした定義ファイルの権限,所有者,およびグループが引き継がれるようにしてください。
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イベントDBをリカバリーする。
イベントDBのリカバリー手順については,「3.5.3(4) イベントDBのリカバリー」を参照してください。
また,リカバリー後,イベントDBファイルの所有者,アクセス権限,および所有グループを次に示す操作で変更してください。
cd /var/opt/jp1base/sys/event/servers/default※,またはcd 共有ディレクトリ/event※ chmod 644 ./IMEvent*.* HP-UXの場合:chown root:sys ./IMEvent*.* SolarisまたはLinuxの場合:chown root:root ./IMEvent*.* AIXの場合:chown root:system ./IMEvent*.*
注※ イベントサーバインデックスファイル(index)で,イベントサーバが使用するディレクトリに別のパスを指定している場合は,指定したパスの配下に配置してください。
(3) JP1/Base管理者での運用が有効な環境でのバックアップとリカバリー
JP1/Base管理者での運用が有効な環境でのバックアップとリカバリーの手順を次に示します。
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設定情報およびイベントDBをバックアップする。
設定情報およびイベントDBのバックアップ手順については,「3.5.3(1) 設定情報のバックアップ」および「3.5.3(2) イベントDBのバックアップ」を参照してください。
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設定情報およびイベントDBをリカバリーする。
設定情報およびイベントDBのリカバリー手順については,「3.5.3(3) 設定情報のリカバリー」および「3.5.3(4) イベントDBのリカバリー」を参照してください。
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JP1/Base管理者での運用を有効にする。
jbssetadmingrpコマンドを実行して,JP1/Base管理者での運用を有効にしてください。なお,JP1管理者グループの名称および「gid」は,バックアップしたホストと一致させてください。