18.1.2 資産管理データベースのバックアップとリストア
ここでは、資産管理データベースのデータのバックアップを取得したり、データをリストアしたりする方法について説明します。
注意事項
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Asset Consoleのサービス、コマンドおよびタスクをすべて停止したあとで実行してください。
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Asset Consoleのサービスは次に示す順番で停止してください。
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World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
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Asset Consoleのコマンドおよびタスク
また、資産管理データベースをバックアップおよびリストアしたあとにAsset Consoleを使用するときは、停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
さらに、Administrators権限を持つユーザでログインしてから実行してください。
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リストア後、必要に応じてJP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の取得コマンド(jamTakeITDM2Info.exe -ALL)を実行してください。リストア後に、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の取得コマンドを実行しない場合、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerとデータ不整合の状態になるおそれがあります。
資産管理データベースのデータのバックアップを取得する方法には、次の2種類があります。
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[データベースマネージャ]ダイアログから取得する
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jamemb_backup.batをコマンドラインから実行して取得する
[データベースマネージャ]ダイアログで資産管理データベースのバックアップおよびリストアを実行する手順を次に示します。
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[スタート]ボタンをクリックして[プログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Asset Console]をポイントし、次に[セットアップ]を選択する。
[セットアップ]ダイアログが表示されます。
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「データベースマネージャ」アイコンをクリックする。
次の図に示す[データベースマネージャ]ダイアログが表示されます。
図18‒3 [データベースマネージャ]ダイアログ -
実行したい作業を選択して[次へ]ボタンをクリックする。
資産管理データベースのバックアップおよびリストアの各作業手順については、(1)および(3)でそれぞれ説明します。
コマンドで資産管理データベースのバックアップを実行する方法については、(2)で説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) [データベースマネージャ]ダイアログからの資産管理データベースのバックアップ
資産管理データベースのバックアップファイルを取得する手順を次に示します。
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[データベースマネージャ]ダイアログで「Embedded RDBのバックアップ」を選択して、[次へ]ボタンをクリックする。
次の図に示すデータベースのバックアップを取得するダイアログが表示されます。「履歴」には、バックアップの履歴が10件まで表示されます。
図18‒4 データベースのバックアップを取得するダイアログ -
バックアップファイル名を指定する。
「バックアップファイル名」に、バックアップ用のファイル名を指定します。[...]ボタンをクリックすると、ファイルを参照するダイアログからファイル名を指定できます。1〜255バイトの文字を指定してください。ただし、「"」、「|」、「*」、「<」、「>」、「?」、「&」、「^」および「/」は指定できません。デフォルトでは、<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\db\backup.datが指定されています。
「履歴」に表示されているバックアップの履歴をクリックすると、「バックアップファイル名」に、クリックしたバックアップ履歴のファイルパスを指定できます。
- 注意事項
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データのバックアップを実行すると、バックアップ用ファイルに資産管理データベースの内容が格納されます。そのため、十分な空き容量のあるドライブのフォルダにファイルを指定してください。
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必要に応じてコメントを記載する。
バックアップ用ファイルに付加情報がある場合は、「コメント」に記載します。64バイト以内の文字を指定してください。
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[実行]ボタンをクリックする。
資産管理データベースのバックアップが取得されます。バックアップが完了すると、バックアップが完了したことを示すメッセージが表示されて、データベースマネージャが終了します。
バックアップに失敗した場合は、バックアップが失敗したことを示すメッセージが表示されます。[保守情報の表示]ボタンをクリックして、実行結果を参照してください。
(2) コマンドでの資産管理データベースのバックアップ
資産管理データベースのバックアップファイルを取得するjamemb_backup.batの機能、形式、オプション、戻り値、コマンド実行時の注意事項および実行例について説明します。
jamemb_backup.batは次のフォルダに格納されています。
<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\exe
(a) 機能
資産管理データベースをバックアップします。
(b) 形式
jamemb_backup.bat -b バックアップファイルのパス -o 結果ファイルのパス [-y]
(c) オプション
- -b バックアップファイルのパス
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バックアップを取得するファイルをフルパスで指定します。このオプションは必ず指定してください。
- -o 結果ファイルのパス
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実行結果を出力するファイルをフルパスで指定します。このオプションは必ず指定してください。
- -y
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このオプションを指定すると、バックアップの実行前にキー応答を待たないで実行を開始します。
このオプションを指定しないとキー応答待ちになります。このとき、実行を中止したい場合は、[Ctrl]+[C]を押してください。
(d) 戻り値
次の戻り値を返します。
戻り値 |
内容 |
---|---|
0 |
正常終了。結果ファイルを参照してバックアップの詳細を確認できます。 |
11 |
オプションの書式に誤りがあります。 |
101以上 |
そのほかのエラーで終了しました。 |
(e) コマンド実行時の注意事項
Administrators権限を持つユーザでjamemb_backup.batを実行してください。
(f) 実行例
jamemb_backup.bat -b C:\temp\backup\Backup.dat -o C:\temp\backup\kekka.log -y
(3) [データベースマネージャ]ダイアログからの資産管理データベースのリストア
資産管理データベースのバックアップファイルをリストアする手順を次に示します。
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[データベースマネージャ]ダイアログで「Embedded RDBのリストア」を選択して、[次へ]ボタンをクリックする。
次の図に示すデータベースのバックアップファイルをリストアするダイアログが表示されます。「履歴」には、バックアップの履歴が10件まで表示されます。
図18‒5 データベースのバックアップファイルをリストアするダイアログ -
バックアップファイル名を指定する。
「バックアップファイル名」に、リストアするバックアップ用のファイル名を指定します。[...]ボタンをクリックすると、ファイルを参照するダイアログからファイル名を指定できます。1〜255バイトの文字を指定してください。ただし、「"」、「|」、「*」、「<」、「>」、「?」、「&」、「^」および「/」は指定できません。デフォルトでは、バックアップを取得した際に指定した「バックアップファイル名」のファイル名が指定されています。バックアップ後にバックアップファイルの格納先を変更した場合は、[...]ボタンからファイル名を指定し直してください。
「履歴」に表示されているバックアップの履歴をクリックすると、「バックアップファイル名」に、クリックしたバックアップ履歴のファイルパスを指定できます。
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[実行]ボタンをクリックする。
資産管理データベースのバックアップファイルがリストアされます。リストアが完了すると、リストアが完了したことを示すメッセージが表示されて、データベースマネージャが終了します。
リストアに失敗した場合は、リストアが失敗したことを示すメッセージが表示されます。[保守情報の表示]ボタンをクリックして、実行結果を参照してください。
- 注意事項
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バックアップファイルをリストアするには、バックアップを取得したときと同じパスにAsset Consoleがインストールされていないとリストアできません。インストール先フォルダがバックアップを取得したときと同じパスになっていることを確認してリストアしてください。