7.9.2 タスクの設定手順
Windowsのタスクスケジューラでの、タスクの有効と無効の切り換え、タスクの実行スケジュールの変更、およびタスクの削除の手順について次に示します。
(1) タスクを有効にする
Windowsのタスクスケジューラに作成されたAsset Consoleのタスクは、デフォルトでは無効になっているので、使用するには、タスクを有効にする必要があります。使用しないタスクは無効にできます。
また、タスクを使用する場合は、「付録G Asset Consoleのコマンドやタスクを実行する場合の注意事項」を参照してください。
タスクスケジューラに登録されているタスクの有効、無効を切り換える手順を次に示します。
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タスク スケジューラを起動する。
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有効(または無効)にしたいタスクを選択する。
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「操作」メニューの「有効化」を選択する。
無効にしたい場合は、「無効化」を選択します。
タスクが有効(または無効)になります。タスクの実行結果(戻り値)は、タスクの一覧の「前回の実行結果」で確認できます。
各タスクの「実行するファイル名」の指定内容を次の表に示します。
なお、表中の「<WINDOWS>」および「<INSTALL>」はそれぞれ次のフォルダを示しています。
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<INSTALL>:Asset Consoleのインストール先フォルダ
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<WINDOWS>:Windowsのインストール先フォルダ
表7‒12 各タスクの「実行するファイル名」の指定内容 タスクの名称
「実行するファイル名」の指定内容
データメンテナンス(Asset Console)
"<INSTALL>¥exe¥jamscript.exe" -f "<INSTALL>¥scriptbatch¥DataMaintenance.txt"
期限切れ契約情報通知(Asset Console)
"<WINDOWS>¥system32¥cscript.exe" "<INSTALL>¥exe¥jamexpiration.vbs"
ライセンス超過通知(Asset Console)
"<WINDOWS>¥system32¥cscript.exe" "<INSTALL>¥exe¥jamLicenseOver.vbs"
ライセンスの集計(Asset Console)
"<WINDOWS>¥system32¥cscript.exe" "<INSTALL>¥exe¥jamSoftwareAddUp.vbs"
許可外インストール通知(Asset Console)
"<WINDOWS>¥system32¥cscript.exe" "<INSTALL>¥exe¥jamPermitInstall.vbs"
履歴情報の削除(Asset Console)
"<INSTALL>¥exe¥jamscript.exe" -f "<INSTALL>¥scriptbatch¥RemoveRecord.txt" -s TARGET=A -s MONTH=6
ITDM2 - Manager管理情報の取得(Asset Console)
"<INSTALL>\exe\jamTakeITDM2Info.exe"
(2) タスクのスケジュールの変更
タスクを実行する日時を変更できます。また、スケジュールを追加することもできます。
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実行日時の変更
タスクが実行される日時を変更する手順を次に示します。
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タスク スケジューラを起動する。
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実行日時を変更したいタスクを選択して、プロパティを表示する。
選択したタスクのプロパティダイアログが表示されます。
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「トリガー」タブで変更したいトリガーを選択して、[編集]ボタンをクリックする。
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トリガーの設定を編集して、[OK]ボタンをクリックする。
指定したスケジュールでタスクが変更されます。
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実行スケジュールの追加
タスクが実行されるスケジュールを追加する手順を次に示します。
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タスク スケジューラを起動する。
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スケジュールを追加したいタスクを選択して、プロパティを表示する。
選択したタスクのプロパティダイアログが表示されます。
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「トリガー」タブで、[新規]ボタンをクリックする。
[新しいトリガー]ダイアログが表示されます。
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トリガーを設定する。
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[OK]ボタンをクリックする。
タスクにスケジュールが追加されます。
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(4) タスクの実行結果
タスクの実行結果(戻り値)は、タスクスケジューラに表示されるタスクの一覧の[前回の実行結果]で確認します。
実行結果の詳細は、ASTINVn.LOG(タスク「ITDM2 - Manager管理情報の取得(Asset Console)」の場合)またはASTMESn.log(タスク「ITDM2 - Manager管理情報の取得(Asset Console)」以外のタスクの場合)を参照してください。
戻り値および戻り値の説明については、「7.9.1(1) タスクの名称と内容」の各タスクの説明を参照してください。