付録G.2 UNIXエージェント、Macエージェントのソフトウェア情報の取得
ここでは、UNIXエージェント、Macエージェントのソフトウェア情報の取得方法について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) ソフトウェア情報の取得手順
ソフトウェア情報は、リモートインストールマネージャから「コンピュータ(UNIX)のソフトウェア情報の取得」ジョブを実行して取得します。ここでは、画面遷移を中心に、ソフトウェア情報の取得手順を説明します。
ソフトウェア情報の取得手順を次に示します。
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[ジョブ定義]ウィンドウで[ファイル]−[ジョブ定義の新規作成]を選択する。
[ジョブ定義の新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
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ジョブ種別に「コンピュータ(UNIX)のソフトウェア情報の取得」を指定し、[OK]ボタンをクリックする。
[ジョブの作成]ダイアログボックスが表示されます。
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[検索対象]パネルで、ソフトウェア情報取得の対象となるソフトウェアを設定する。
[検索対象]パネルの設定方法については、「付録G.2(2) [検索対象]パネルの設定」を参照してください。ダイアログボックス上に表示されるそのほかのパネルの種類および設定内容は次のとおりです。
- [ジョブ]パネル
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ジョブ名を設定します。[ジョブ]パネルの設定方法については、「10.2.3 [ジョブ]パネルの設定」を参照してください。
- [あて先]パネル
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ソフトウェア情報を取得するホストを設定します。必ず一つ以上設定してください。[あて先]パネルの設定方法については、「10.2.4 [あて先]パネルの設定」を参照してください。
- [スケジュール]パネル
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配布管理システムおよび管理対象のコンピュータでのジョブ実行日時を設定します。[スケジュール]パネルの設定方法については、「10.2.5 [スケジュール]パネルの設定」を参照してください。
- [クライアント制御]パネル
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クライアント制御機能を使用するかどうかを設定できます。[クライアント制御]パネルの設定方法については、「10.2.6 [クライアント制御]パネルの設定」を参照してください。
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[実行]、[保存]、または[保存&実行]ボタンをクリックして、ジョブを保存または実行する。
ジョブが保存または実行されます。
ジョブを保存しておくと、ジョブが失敗した場合に再実行したり、既存のジョブを編集してジョブを新規作成する手間を省いたりできます。[保存]または[保存&実行]ボタンを使用していったんジョブを保存することをお勧めします。
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ジョブの実行状況を確認する。
リモートインストールマネージャの[ファイル]メニューから、[新規作成]−[ジョブ実行状況]を選択して、[ジョブ実行状況]ウィンドウを表示します。
実行したジョブを選択すると、右枠に実行状況が表示されます。
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ジョブの実行が完了したら、取得したソフトウェア情報を確認する。
取得したソフトウェア情報は、JP1/IT Desktop Management 2 の機器画面で確認します。ソフトウェア情報の確認方法については、「付録G.2(5) 取得したソフトウェア情報の確認」を参照してください。
(2) [検索対象]パネルの設定
[検索対象]パネルでは、OSがUNIXまたはMacのコンピュータから取得するソフトウェア情報の対象となるソフトウェアを設定します。
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- 検索対象ソフトウェア
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ソフトウェア情報取得の対象となるソフトウェアを設定します。次に示す項目を選択できます。
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リモートインストールしたソフトウェア
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerでインストールしたソフトウェアの情報を取得します。
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すべてのソフトウェア
次に示すソフトウェア情報を取得します。
- 検索リスト
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検索対象ソフトウェアとして「すべてのソフトウェア」を指定した場合、次に示すソフトウェア検索リストを利用してUNIXまたはMacのコンピュータにインストールされているソフトウェアを検索できます。
ソフトウェア検索リストを使用する場合、マネージャに保存されている検索リスト、またはエージェントに保存されている検索リストのどちらを使用するか選択します。
マネージャに保存されている検索リストを使用して検索を実行すると、実行先のエージェントに指定した検索リストが送付され、エージェントに保存されます。エージェントにすでに存在している場合は、検索リストが上書きされます。前回と同じ検索リストを使用して検索を実行したい場合は、エージェントに保存されている検索リストを使用します。
デフォルトは「エージェントに存在する検索リスト」です。
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エージェントに存在する検索リスト
前回検索リストを使用してソフトウェア検索した時に、エージェント側に保存された検索リストです。
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ユーザ指定検索リスト
検索対象にするソフトウェアを任意に登録できる検索リストです。
ユーザ指定検索リストは、検索するエージェントの範囲ごとに作成したり、エージェントのOSごとに作成したり、複数作成できます。なお、テキストボックスに直接指定する場合、「¥」「/」「*」「"」「:」「!」「|」「<」「>」「'」「.」「?」および半角スペースは指定できません。
ソフトウェア検索リストの作成方法については、「付録G.2(4) ソフトウェア検索リストの作成方法」を参照してください。
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使用しない
検索リストを使用しないで検索を実行したい場合に選択します。
この項目を選択してジョブを実行したときは、実行先のエージェントに保存されている検索リストがすべて削除されます。
次回以降の検索で検索リストを使用したいときは、マネージャに保存されている検索リストを使用して検索を実行してください。
なお、検索リストを使用して定期的にソフトウェア情報を取得する運用では、使用する検索リストが異なると取得する情報も異なってしまうので、[ジョブの作成]ダイアログボックスをカスタマイズして、毎回使用する検索リストをデフォルトにしておくことをお勧めします。
[ジョブの作成]ダイアログボックスのカスタマイズについては、「10.6.2 [ジョブの作成]ダイアログボックスのカスタマイズ」を参照してください。
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- 検索対象のファイルシステム
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検索対象ソフトウェアとして「すべてのソフトウェア」を指定した場合に、検索の対象とするファイルシステムを次のうちから選択します。
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ローカル
ローカルファイルシステムを検索の対象とする場合に指定します。
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ローカルとネットワーク
ローカルファイルシステムとネットワークファイルシステムを検索の対象とする場合に指定します。
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(3) ソフトウェア情報を取得するときの注意事項
ソフトウェア情報を取得するときの注意事項を次に示します。
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UNIXやMacのソフトウェア情報を取得してJP1/IT Desktop Management 2の操作画面で管理するには、コンフィグレーションファイル(jdn_manager_config.conf)を編集する必要があります。コンフィグレーションファイルの編集方法については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド」のUNIXエージェント、Macエージェントのソフトウェア情報管理の設定を変更する手順の説明を参照してください。
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いったんソフトウェア情報を取得したあと、再度[検索対象]パネルの設定を変えてジョブを実行すると、両方の取得情報がマージされます。
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現在のコードページに変換できない文字が含まれているソフトウェアの情報は取得できない場合があります。
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システム構成を変更するためにエージェントの設定を変更した際、検索リストの情報は引き継がれません。そのため、検索リストを使用してソフトウェア検索を行っている場合、システム構成を変更した際にはエージェントに対して改めて検索リストを使用してソフトウェア検索を行ってください。
(4) ソフトウェア検索リストの作成方法
ソフトウェア検索リストの内容は[ソフトウェア検索リスト一覧]ダイアログボックスで確認できます。
[ソフトウェア検索リスト一覧]ダイアログボックスの表示方法を次に示します。
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[管理情報リスト]ウィンドウに表示されている検索リストを選択して、右クリックで表示されるメニューから[編集]を選択する。
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[管理情報リスト]ウィンドウで、[ファイル]−[検索リストの新規作成]を選択する。
図G‒3 [ソフトウェア検索リスト一覧]ダイアログボックス([ユーザ指定検索リスト]パネル)
[ユーザ指定検索リスト]パネルには、ユーザ指定検索リストの内容が表示されます。作成した検索リストの内容を編集することもできます。
ユーザ指定検索リストの作成方法
ユーザ指定検索リストを新規に作成する方法を次に示します。
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[管理情報リスト]ウィンドウで、[ファイル]−[検索リストの新規作成]を選択する。
[ソフトウェア検索リスト一覧]ダイアログボックスが表示されます。
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[追加]ボタンをクリックする。
[ソフトウェア検索リストの編集]ダイアログボックスが表示されます。
図G‒4 [ソフトウェア検索リストの編集]ダイアログボックス 検索対象にするソフトウェアの情報を入力します。次の項目は必ず指定してください。
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パッケージ名称
半角で1〜50文字(全角で1〜25文字)で指定します。「¥」および「;」は使用できません。
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パッケージ識別ID
半角で1〜44文字で指定します。使用できる文字は、「A」〜「Z」、「0」〜「9」、「_」および「-」です。
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ファイル名
半角で1〜256文字(全角で1〜128文字)で指定します。「¥」および「;」は使用できません。
なお、[参照]ボタンをクリックしてファイルを指定すると、ソフトウェアの情報が自動的に設定されます。このとき、「最終更新時間」は配布管理システムのローカル時間で設定されます。
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[追加]ボタンをクリックする。
設定した項目が[ユーザ指定検索リスト]パネルに追加されます。続けて項目を追加できます。
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[キャンセル]ボタンをクリックする。
[ソフトウェア検索リストの編集]ダイアログボックスが閉じます。
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[保存]ボタンをクリックする。
[検索リスト名の設定]ダイアログボックスが表示されます。
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名前を指定し[OK]ボタンをクリックする。
設定した内容を保存して[ソフトウェア検索リスト一覧]ダイアログボックスが閉じます。作成した検索リストは、[管理情報リスト]ウィンドウに表示されます。
ファイルを利用したユーザ指定検索リストの作成
ユーザ指定検索リストは、[ソフトウェア検索リスト一覧]ダイアログボックスで作成するほかに、検索リストの項目を設定したファイルから作成することもできます。また、[管理情報リスト]ウィンドウに表示されているユーザ指定検索リストをファイルに出力することもできます。
- ユーザ指定検索リストのファイル形式
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ユーザ指定検索リストのファイル形式を次に示します。検索リストは、検索対象のソフトウェアごとに1行で以下の形式の情報を設定します。ファイルはテキスト形式です。
1カラム目に「#」を付けると、その行はコメントとみなされます。
- 形式
情報マップ;プログラム識別子;ファイル名;パッケージ識別ID;[バージョン]; パッケージ名称;[ファイル最終更新時間];[ファイルサイズ];[世代番号]
- 説明
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情報マップ(必ず指定)
必ず半角で「001」を設定します。
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プログラム識別子(必ず指定)
プログラム識別子を半角で次のように設定します。
P:日立プログラムプロダクト
I:他社ソフトウェア
スペース:ユーザプログラム、データ
上記以外の指定は、未指定と見なします。
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ファイル名(必ず指定)
検索対象のソフトウェアを構成するファイルのうちの1ファイルを、半角で256文字(全角で128文字)以内で指定します。検索をより正確に行うため、ファイル名には検索対象のソフトウェアの特徴的なファイルを設定することをお勧めします。
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パッケージ識別ID(必ず指定)
各ソフトウェアについてユニークな文字列を、44文字以内で指定します。使用できる文字は、半角の「A」〜「Z」、「0」〜「9」および「-」です。ユーザ指定検索リストに新規のソフトウェアの情報を登録する場合、エージェントに存在する検索リストで使用されていないものを指定してください。また、プログラムについては次のように指定することをお勧めします。
日立プログラムプロダクトの場合:製品型名(例:P-2642-78BLなど)
他社ソフトウェアの場合:「(会社)-(製品名)」の形式
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バージョン
検索対象のソフトウェアのバージョンを、6文字以内で設定します。使用できる文字は、半角の「A」〜「Z」、「0」〜「9」および「/」です。もし設定されていない場合、検索対象ファイルのバージョンリソースからバージョンを取得します。バージョンを取得できないときは、自動的に「000000」が設定されます。
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パッケージ名称(必ず指定)
検索対象ソフトウェアの名称を、半角で50文字(全角で25文字)以内で指定します。ただし、半角の「¥」は使用できません。
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ファイル最終更新時間
「ファイル名」で設定したファイルの最終更新時間を設定します。検索対象のソフトウェアのバージョンが複数ある場合に設定します。
「YYYY/MM/DD/hh/mm/ss」の形式で、必要な項目まで設定してください。
YYYY:年(西暦)(1900〜2100)
MM:月(01〜12)
DD:日(01〜31)
hh:時間(00〜23)
mm:分(00〜59)
ss:秒(00〜59)
(例)
2015年10月1日11時に作成したファイル:2015/10/01/11
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ファイルサイズ
「ファイル名」で設定したファイルのファイルサイズをバイト単位で設定します。検索対象のソフトウェアのバージョンが複数ある場合に設定します。ファイルサイズは、最大10けたで、0〜2,147,483,647を設定してください。
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世代番号
検索対象ソフトウェアの世代番号を4文字以内で設定します。使用できる文字は、半角の「A」〜「Z」、および「0」〜「9」です。設定されていない場合は、自動的に「0000」が設定されます。
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- 指定例
001;I;oracle;ORACLE-DATABASE;0920;Oracle Database;2007/08/09/18/45;66146800;
- ファイルからのユーザ指定検索リストの作成手順
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検索リストの項目を設定したファイルから、ユーザ指定検索リストを作成する手順を次に示します。
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[管理情報リスト]ウィンドウで、[ファイル]−[ファイルから作成]を選択する。
[検索リストの読み込み]ダイアログボックスが表示されます。
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ファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックする。
[検索リスト名の設定]ダイアログボックスが表示されます。
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名前を指定し[OK]ボタンをクリックする。
指定したファイルを読み込んで、検索リストが作成されます。
ファイルの記述内容に誤りがあった場合は、エラーの個所を示すダイアログボックスが表示されます。ファイルを修正したあと、再度実行してください。
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- ユーザ指定検索リストのファイルへの出力手順
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[管理情報リスト]ウィンドウに表示されているユーザ指定検索リストの内容をファイルに出力する手順を次に示します。
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[管理情報リスト]ウィンドウで、出力したいユーザ指定検索リストを選択する。
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[ファイル]−[ファイルへ保存]を選択する。
[検索リストの保存]ダイアログボックスが表示されます。
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ファイル名を設定し、[OK]ボタンをクリックする。
ユーザ指定検索リストの内容がファイルに出力されます。
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ユーザ指定検索リストの項目の編集
登録済みのユーザ指定検索リストの項目を編集する方法を次に示します。
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[ユーザ指定検索リスト]パネルで編集したい項目を選択する。
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[変更]ボタンをクリックする。
[ソフトウェア検索リストの編集]ダイアログボックスが表示されます。
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登録内容を編集する。
[ソフトウェア検索リストの編集]ダイアログボックスで、登録内容を編集してください。
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[OK]ボタンをクリックする。
編集した内容が、ユーザ指定検索リストに反映されます。
(5) 取得したソフトウェア情報の確認
取得したソフトウェア情報は、次に示す方法で確認できます。
- コンフィグレーションファイル(jdn_manager_config.conf)でUNIXエージェント、Macエージェントのソフトウェア情報を「管理する」にしている場合
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JP1/IT Desktop Management 2の機器画面の[インストールソフトウェア情報]タブで確認できます。確認方法を次に示します。
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機器画面の[機器一覧]画面で、ソフトウェア情報を表示するホストを選択する。
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下部のタブから[インストールソフトウェア情報]タブを選択する。
選択したホストにインストールされているソフトウェアの情報が表示されます。
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- コンフィグレーションファイル(jdn_manager_config.conf)でUNIXエージェント、Macエージェントソフトウェア情報を「管理しない」にしている場合
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リモートインストールマネージャの[システム構成]および[あて先]ウィンドウの[インストールパッケージ]パネルで確認できます。確認方法を次に示します。
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[システム構成]または[あて先]ウィンドウの左枠で、ソフトウェア情報を表示するホストを選択する。
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右枠で[インストールパッケージ]タブを選択する。
選択したホストにインストールされているソフトウェアの情報が表示されます。
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(6) 取得したソフトウェア情報の削除
「コンピュータ(UNIX)のソフトウェア情報の取得」ジョブを実行して配布管理システムが情報を取得したあと、エージェントが不要なソフトウェアを削除した場合など、配布管理システムで取得したソフトウェア情報とエージェントのソフトウェア情報が一致しなくなることがあります。そのような場合は、配布管理システム側のソフトウェア情報を、いったん削除してください。
配布管理システム側のソフトウェア情報を削除する方法は、インストール済みパッケージ情報を削除する手順と同じです。詳細は、「7.5 インストールパッケージ情報の削除」を参照してください。なお、「パッケージ」を「ソフトウェア」と読み替えてください。