15.4.1 ログファイルの確認
トラブルが発生した場合は、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentにログが取得されます。ログの内容を確認して対処してください。ログの内容はPCごとに確認できます。
JP1/IT Desktop Management 2 - Agentに取得される、リモートインストールマネージャを使用した配布機能に関するログは、次の3種類です。
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エージェントの基本ログ(USER_CLT.LOGファイル)
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JP1/IT Desktop Management 2 - Agent全体のログ(MAIN.LOGファイル)
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接続先の自動変更関連のログ(USER.LOGファイル)
ログファイルは、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのインストール先ディレクトリ\log下に保存されますので、それらを確認する場合はテキストエディタを使用してください。
次に、各ログについて説明します。
(1) エージェントの基本ログ
エージェントの動作に関する基本的なログメッセージは、PCごとにUSER_CLT.LOGファイルに出力されます。エージェントの動作を確認する場合は、まずこのファイルを参照することをお勧めします。このファイルには、各処理の開始や終了についての簡単なメッセージが出力されます。処理が失敗した場合は、エラーの原因も出力されます。
USER_CLT.LOGファイルへの出力対象となる動作を次に示します。
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製品およびプロセスの起動と終了
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ログオンとログオフ
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ジョブの実行要求の受信
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ポーリング
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ジョブの受信と実行
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パッケージのダウンロード
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ファイルのアップロード
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システム構成情報への自動登録
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IDへの登録とIDからの登録解除
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パッケージング
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内部エラーとアプリケーション例外
ファイル形式の詳細とメッセージ内容については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 メッセージ」を参照してください。
(2) JP1/IT Desktop Management 2 - Agent全体のログ
JP1/IT Desktop Management 2 - Agent全体のログは、MAIN.LOGファイルに取得されます。
(a) MAIN.LOGファイルを確認する
JP1/IT Desktop Management 2 - Agentは、PCごとにMAIN.LOGファイルにもログを取得します。ファイルの形式を次に示します。
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MAIN.LOGファイル中に表示される「メッセージ種別」および「機能種別」の意味は次のとおりです。
メッセージ種別 |
意味 |
---|---|
Informational |
情報メッセージ |
Warning |
警告メッセージ |
Error |
エラーメッセージ |
機能種別 |
意味 |
---|---|
Package |
パッケージング中(JP1/IT Desktop Management 2 - Agent内でのエラー) |
Install |
インストール中(JP1/IT Desktop Management 2 - Agent内でのエラー) |
Setup |
GUIインストールモードでのインストール中(JP1/IT Desktop Management 2 - Agent内でのエラー) |
TCP/IP |
TCP/IPとのインターフェース |
System |
Windowsとのインターフェース |
User |
ユーザログ(インストールスクリプトのLogFile関数からの出力) |
Server |
中継中(JP1/IT Desktop Management 2 - Agent内でのエラー) |
(3) 接続先の自動変更関連のログ
接続先設定ファイルまたは上位接続先情報ファイルによってエージェントの接続先が自動的に設定・変更されると、PCごとにログがUSER.LOGファイルに取得されます。USER.LOGファイルの形式を次に示します。
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メッセージ中に表示される「メッセージテキスト」とその意味は次のとおりです。
メッセージ |
意味 |
---|---|
Match [最小のIPアドレス]-[最大のIPアドレス]:Change [旧接続先:旧接続先の製品種別]->[新接続先:新接続先の製品種別] |
エージェントの接続先が、正常に変更されました。 接続先が接続先設定ファイルのITDMセクションに指定した管理用サーバの場合は、製品種別に「itdm」が表示されます。 接続先が接続先設定ファイルのDMセクションまたは上位接続先情報ファイルに指定した、リモートインストールマネージャを使用した配布用の上位システムの場合は、製品種別に「netmdm」または「netmdmw」が表示されます。 接続先がインターネットゲートウェイ接続先設定ファイルに指定したインターネットゲートウェイサーバの場合は、製品種別に「igw」が表示されます。 |
Match [最小のIPアドレス]-[最大のIPアドレス]:No Changed [既存の接続先: 既存の接続先種別]※ |
すでに設定されている接続先は、上位接続先情報ファイルの定義と一致しています。接続先は変更しません。 |
No Match IP Address List, No Changed [既存の接続先: 既存の接続先製品種別] |
エージェントのIPアドレスは、接続先設定ファイルまたは上位接続先情報ファイルの定義範囲内にありません。接続先は変更しません。 接続先が接続先設定ファイルのITDMセクションに指定した管理用サーバの場合は、製品種別に「itdm」が表示されます。 接続先が接続先設定ファイルのDMセクションまたは上位接続先情報ファイルに指定した、リモートインストールマネージャを使用した配布用の上位システムの場合は、製品種別に「netmdm」または「netmdmw」が表示されます。 |
No Match IP Address List, No Changed |
エージェントのIPアドレスは、インターネットゲートウェイ接続先設定ファイルの定義範囲内にありません。 |
Section is not available:"[指定値]" :LineNo[行番号] |
接続先設定ファイルまたはインターネットゲートウェイ接続先設定ファイルの[行番号]行目に、無効なセクションが指定されています。この行の定義は無効です。 |
Not exist No.[項目の順番] Value: LineNo[行番号] |
接続先設定ファイル、上位接続先情報ファイル、またはインターネットゲートウェイ接続先設定ファイルの[行番号]行目で、[項目の順番]番目の項目が指定されていません。この行の定義は無効です。 |
IP Address is not available:"[指定値]" :LineNo[行番号] |
接続先設定ファイル、上位接続先情報ファイル、またはインターネットゲートウェイ接続先設定ファイルの[行番号]行目に、無効な値のIPアドレスが指定されています。この行の定義は無効です。 |
Higher manager value is over 64 character:"[指定値]" :LineNo[行番号] |
接続先設定ファイルのDMセクションまたは上位接続先情報ファイルの[行番号]行目に、接続先として半角65文字以上の値が指定されています。この行の定義は無効です。 |
Higher manager value is over 255 character:"[指定値]" :LineNo[行番号] |
接続先設定ファイルのITDMセクションの[行番号]行目に、接続先として半角256文字以上の値が指定されています。この行の定義は無効です。 |
Higher manager value is over [最大文字数] character:"[指定値]" :LineNo[行番号] |
インターネットゲートウェイ接続先設定ファイルの[行番号]行目に、指定可能文字数以上の値が指定されています。この行の定義は無効です。 |
Specified value is invalid:"[指定値]" :LineNo[行番号] |
インターネットゲートウェイ接続先設定ファイルの[行番号]行目に、有効範囲外の値が指定されています。この行の定義は無効です。 |
Connection type value is not "netmdm" or "netmdmw":"[指定値]" :LineNo[行番号] |
接続先設定ファイルのDMセクションまたは上位接続先情報ファイルの[行番号]行目に、接続先の製品種別として「netmdm」および「netmdmw」以外の値が指定されています。この行の定義は無効です。 |
Unable to decode encoded line :LineNo[行番号] |
インターネットゲートウェイ接続先設定ファイルの[行番号]行目の難読化文字列が不正のため解読できません。この行の定義は無効です。 |
Match [最小のIPアドレス]-[最大のIPアドレス]:Change Multicast IP Address [旧マルチキャストアドレス]->[新マルチキャストアドレス] |
エージェントのマルチキャストアドレスが、正常に変更されました。 |
Match [最小のIPアドレス]-[最大のIPアドレス]:No Changed Multicast IP Address [マルチキャストアドレス]※ |
すでに設定されているマルチキャストアドレスは、上位接続先情報ファイルの定義と一致しています。マルチキャストアドレスは変更しません。 |
Multicast IP Address is not available:"[マルチキャストアドレス]":LineNo[行番号] |
接続先設定ファイルのDMセクションまたは上位接続先情報ファイルの[行番号]行目に、無効な値のマルチキャストアドレスが指定されています。この行の定義は有効ですが、マルチキャストアドレスの設定だけ無効になります。 |
Multicast IP Address is under 224.0.0.0:"[指定値]":LineNo[行番号] |
接続先設定ファイルのDMセクションまたは上位接続先情報ファイルの[行番号]行目に、224.0.0.0より小さい値のマルチキャストアドレスが指定されています。この行の定義は有効ですが、マルチキャストアドレスの設定だけ無効になります。 |
Multicast IP Address is over 239.255.255.255:"[指定値]":LineNo[行番号] |
接続先設定ファイルのDMセクションまたは上位接続先情報ファイルの[行番号]行目に、239.255.255.255より大きい値のマルチキャストアドレスが指定されています。この行の定義は有効ですが、マルチキャストアドレスの設定だけ無効になります。 |
Use Option "MultiBoard Environment": Not Execution |
エージェントのセットアップで「ネットワークアダプタの設定」をしているため、接続先の自動変更はできません。 |
Match [最小のIPアドレス]-[最大のIPアドレス]:Clear SubHostName [レジストリ番号]※ |
すでに設定されている接続先で、上位接続先情報ファイルの定義と一致しない接続先がレジストリから削除されました。 |
Match [最小のIPアドレス]-[最大のIPアドレス]:Clear SubServiceName [レジストリ番号]※ |
すでに設定されている接続先で、上位接続先情報ファイルの定義と一致しない製品種別がレジストリから削除されました。 |
Match [最小のIPアドレス]-[最大のIPアドレス]:Changed Multi Server Option [YES|NO] |
複数の上位システムへのポーリングの設定が正常に変更されました。 複数の上位システムにポーリングする場合はYES、しない場合はNOが表示されます。 |
- 注※
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接続先設定ファイルによる変更の場合、このメッセージは出力されません。