6.1.4 検索したホストをシステム構成情報から削除する
[システム構成]ウィンドウで検索したホストをシステム構成情報から削除できます。中継システムおよび管理用中継サーバと同一PC上に存在するエージェントは削除できません。
エージェントのコンピュータをシステム構成情報から削除すると、所属するあて先グループおよびIDからも同時に削除されます。ただし、削除したコンピュータの機器情報は削除されません。
中継システムおよび管理用中継サーバでIDを連携させる運用をしている場合、マネージャから中継システムおよび管理用中継サーバ配下のコンピュータを削除できます。その際、削除したコンピュータは、中継システムおよび管理用中継サーバで管理しているシステム構成情報、あて先グループ、およびIDからも削除されます。IDを連携させる運用については、「5.4 システム構成情報とIDを連携させる運用」を参照してください。
なお、管理用中継サーバでコンピュータを削除した場合は、削除した管理用中継サーバの上位システムから「システム構成情報の取得」ジョブを実行して、システム全体のシステム構成情報を一致させてください。
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誤って削除してしまったときの回復手段として、多数のコンピュータを削除する場合は、あらかじめ、システム構成情報、あて先グループ、およびIDのバックアップをとっておいてください。これらの情報をファイルに出力する方法については、「5.1.4 システム構成情報をファイルに出力して更新する」、「5.2.3 あて先グループをファイルから作成する」、および「5.3.3(2)(c) IDをファイルに出力する」を参照してください。
- メモ
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機器のメンテナンスで削除候補機器として検出された重複機器や不稼働機器を自動または手動で削除した場合、その機器のシステム構成情報も自動的に削除されます。また、所属していたあて先グループやIDからも、その機器が自動的に削除されます。機器のメンテナンスについては、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド」の機器の自動メンテナンスの説明を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(2) 削除したコンピュータの情報を参照する
削除したコンピュータの情報はログファイルに出力され、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストール先ディレクトリ\mgr\rmtins\guiに9ファイルまで保存されます。
ログファイル名はrimfindn.logで、nは1〜9の番号です。削除を実行するたびに番号が1つずつ増えて、rimfind1、rimfind2、rimfind3、(中略)、rimfind9というファイル名が順次付けられます。ファイルがrimfind9まで作成されると、古いファイルが順次上書きされます。
ログファイルの先頭には検索条件が出力され、それに続いて、削除したコンピュータの情報が、システム構成情報ファイルと同じ形式で出力されます。必要に応じて参照してください。
ログファイルの出力例を次に示します。
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- メモ
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機器のメンテナンスで削除候補機器として検出された重複機器や不稼働機器を自動または手動で削除した場合、削除した機器の情報は、ログファイルJDNSTRCn.log(nは1〜9の番号)に出力されます。