17.5.1 PACKAGE_INFOセクションおよびPP識別情報ファイルの生成手順
PACKAGE_INFOセクションおよびPP識別情報ファイルを生成する手順について説明します。
PACKAGE_INFOセクションの詳細については、「18.2.1 PACKAGE_INFO」を参照してください。
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[ファイル]−[開く]を選択し、対象のAITファイルを開く。
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[ツール]−[パッケージ情報]を選択する。
図17‒13 [パッケージ情報]ダイアログボックス AITファイルにPACKAGE_INFOセクションがすでにある場合は、該当する値が[パッケージ情報]ダイアログボックスに表示されます。
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各項目に値を入力する。
どの項目にも、\n、\r、\tのような特殊な意味を持つ文字は使用できません。また、ダイアログボックス中の各項目の先頭の*は、必ず指定する項目であることを示しています。各項目の意味は次のとおりです。
項目
説明
パッケージ識別ID
パッケージ識別IDを、1〜44バイトで指定します。
半角英数字(英字は大文字だけ)、「-」(ハイフン)、および「_」(アンダーバー)が使用できます。
パッケージ名
パッケージ名を、1〜50バイトで指定します。「\」と「;」は使用できません。
バージョン/リビジョン
ソフトウェアのバージョン/リビジョンを、1〜6バイトで指定します。
英数字(英字は大文字だけ)、および「/」(スラッシュ)が使用できます。
インストールプログラム名
ソフトウェアをインストールするときの、インストールプログラム(インストーラ)の名前を、1〜256バイトで指定します。
次の記号は使用できません。
「*」「"」「:」「|」「<」「>」「?」
インストール先ドライブ
ソフトウェアをインストールするドライブを、2バイトで指定します。
半角英数字および「:」(コロン)で指定します。
インストール先ディレクトリ
ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します。\で始まるパス名を、1〜128バイトで指定します。
アイコングループ
ソフトウェアのアイコングループを、1〜40バイトで指定します。
シリアルナンバー
インストールするソフトウェアのシリアルナンバーを、1〜64バイトで指定します。インストール時にCDキーの必要なソフトウェアは、CDキーを入力してください。
所有者名
ソフトウェアの所有者名を、1〜40バイトで指定します。
会社名
ソフトウェアを所有する会社名を、1〜80バイトで指定します。
AITファイルの格納パス
生成するAITファイルのフルパスを、ドライブ名も含めて1〜256バイトで指定します。「;」は使用できません。
識別用ファイル名
配布するソフトウェアをユニークに識別できるファイル名を、1〜477バイトで指定します。
パッケージング時に指定したファイルが存在すると、AITファイルを利用して配布するソフトウェアであると判断されます。複数のファイルを指定した場合は、すべてのファイルが存在するときだけ配布するソフトウェアであると判断されます。複数のファイルを指定する場合、ファイル名を「;」で区切って指定します。
なお、「AITファイルの格納パス」と「識別用ファイル名」の両方を指定しないでPACKAGE_INFOセクションを生成した場合は、PP識別情報ファイルは生成されません。
また、「インストールプログラム名」と「識別用ファイル名」の指定方法については、「17.5.2 インストールプログラムと識別用ファイルの指定方法」を参照してください。
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[パッケージ情報の生成]ボタンをクリックする。
各項目の長さ、無効な文字、必須項目など、パッケージャと同様の検証が行われ、AITファイル内にPACKAGE_INFOセクションが生成、更新されます。
PACKAGE_INFO
{
PackageID = "ADOBEACROBATREADER";
Product = "Adobe Acrobat Reader";
Version = "505";
InstallerName = "ar505jpn.exe";
InstallDrive = "C:";
InstallDirectory = "'\Program Files'\Adobe";
}
また、[パッケージ情報]ダイアログボックスに設定された値で、PP識別情報ファイルが生成されます。すでにPP識別情報ファイルが存在する場合は、PP識別情報ファイルに情報が追加されます。
PP識別情報ファイルは、JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\DMPRM下に、PPDEFAIT.DMPというファイル名で格納されます。
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[ファイル]−[上書き保存]を選択し、生成、更新されたPACKAGE_INFOセクションを、AITファイルに保存する。
[パッケージ情報]ダイアログボックスで入力した値は、パッケージング時に[JP1/ITDM2パッケージング]ダイアログボックスに表示されます。このとき、「パッケージ識別ID」、「パッケージ名」、および「バージョン/リビジョン」の値は変更できません。そのほかの値は、パッケージング時またはリモートインストール時に変更することもできます。