6.3.1 IDのポリシーを設定する
IDのポリシーは、IDを管理するマネージャまたはID管理元中継に指定された管理用中継サーバから設定できます。IDのポリシーを設定する方法を次に示します。
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[あて先]ウィンドウで、[オプション]−[あて先グループ/IDの自動メンテナンス]を選択する。
[ポリシーの設定]ダイアログボックスが表示されます。
図6‒25 [ポリシーの設定]ダイアログボックス -
[追加]ボタンをクリックする。
既存のポリシーを変更したい場合は、変更したいポリシーを選択して[変更]ボタンをクリックしてください。ポリシーを削除したい場合は、削除したいポリシーを選択して[削除]ボタンをクリックしてください。
[追加]ボタンをクリックすると、[メンテナンス対象の選択]ダイアログボックスが表示されます。
図6‒26 [メンテナンス対象の選択]ダイアログボックス 「IDの自動メンテナンス」を選択してください。
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[次へ]ボタンをクリックする。
[ポリシー種別の選択]ダイアログボックスが表示されます。
図6‒27 [ポリシー種別の選択]ダイアログボックス -
設定したいポリシー種別を選択し、[次へ]ボタンをクリックする。
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表示されたダイアログボックスでポリシーを設定する。
選択した項目ごとに、表示されるダイアログボックスが異なります。各ダイアログボックスでの設定については、次の表に示す参照先を参照してください。
選択項目
参照先
新規作成ホストによるIDへの登録
資産管理項目によるIDへの登録
機器情報によるIDへの登録
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[次へ]ボタンをクリックする。
[ポリシーの確認]ダイアログボックスが表示されます。
図6‒28 [ポリシーの確認]ダイアログボックス ポリシーを設定するIDを確認してください。変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックしてIDを選択し直してください。
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[完了]ボタンをクリックする。
設定されたポリシーが、[ポリシーの設定]ダイアログボックスに表示されます。
- 〈この項の構成〉
(1) [新規作成ホストによるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定
システム構成情報に新規に登録されたホストを自動的にIDに登録します。このポリシーは1つだけ設定できます。
[参照]ボタンをクリックすると、[ID一覧]ダイアログボックスが表示されます。ポリシーを設定するIDを選択します。
また、IDを新規作成する場合は、[ID一覧]ダイアログボックスの[IDの作成]ボタンをクリックしてください。
(2) [資産管理項目によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定
資産管理項目を基に、コンピュータをIDに登録します。指定できる資産管理項目は次のとおりです。
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データ型が選択型のハードウェア資産情報の追加管理項目
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データ型が選択型または階層型の部署
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データ型が選択型または階層型の設置場所
設定できるポリシー数に上限はありません。
なお、ID自動メンテナンスの実行に掛かる時間は、設定したポリシー数によって異なります。
[資産管理項目によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定方法を次に示します。
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設定したい[資産管理項目]欄の選択項目を選択して[>]ボタンをクリックする。
選択した選択項目を[条件]欄に追加します。[項目の値]には、選択した選択項目名が259文字まで表示されます。なお、[条件]は10個まで設定できますが、1つのポリシー内で、同じ資産管理項目は複数指定できません。
[条件]欄から選択項目を削除したい場合は、削除したい選択項目を選択して[<]ボタンをクリックしてください。
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[参照]ボタンをクリックする。
[ID一覧]ダイアログボックスが表示されます。ポリシーを設定するIDを選択してください。
また、IDを新規作成する場合は、[ID一覧]ダイアログボックスの[IDの作成]ボタンをクリックしてください。
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[追加]ボタンをクリックする。
「条件」欄で指定したポリシーを「ポリシー一覧」に追加します。
ポリシーを削除したい場合は、削除したいポリシーを選択して[削除]ボタンをクリックしてください。
(3) [機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定
機器情報を基に、コンピュータをIDに登録します。指定できる機器情報は次のとおりです。
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コンピュータ情報(モデル、メーカー)
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ネットワーク情報(IPアドレス)
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ソフトウェア情報(ソフトウェア名、インストール状態、バージョン)
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資産管理項目(ハードウェア資産情報の追加管理項目に登録されているテキスト型のユーザー定義項目)
設定できるポリシー数に上限はありません。
なお、ID自動メンテナンスの実行に掛かる時間は、設定したポリシー数によって異なります。
[機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定方法を次に示します。
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任意のIDポリシー名を設定する。
IDポリシー名は省略できません。設定できるIDポリシー名は64バイトまでです。また、重複したIDポリシー名は設定できません。
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[条件の設定]欄で条件を指定する情報の種類を選択して[条件の追加]ボタンをクリックする。
選択した情報の種類の[条件の追加]ダイアログボックスが表示されます。
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条件を設定する。
[条件の追加]ダイアログボックスで設定できる条件を次の表に示します。
情報の種類
条件項目
設定値
比較条件
コンピュータ情報
モデル
モデルと比較条件を指定します。
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等しい
-
始まる
-
含む
メーカー
メーカーと比較条件を指定します。
-
等しい
-
始まる
-
含む
ネットワーク情報
IPアドレス
-
一括指定
-
範囲指定
- 一括指定の場合
-
IPアドレスを指定します。「*」ワイルドカード指定ができます。
- 範囲指定の場合
-
IPアドレスの範囲を指定します。
−
ソフトウェア情報
ソフトウェア名
ソフトウェア名と比較条件を指定します。
-
等しい
-
始まる
-
含む
インストール状態
インストール状態を指定します。
-
未インストール
-
インストール済
−
バージョン
-
直接指定
-
範囲指定
- 直接指定の場合
-
バージョンと比較条件を指定します。
- 範囲指定の場合
-
バージョンの範囲を指定します。
-
等しい
-
等しくない
-
より大きい
-
以上
-
より小さい
-
以下
資産管理項目
ユーザー定義項目
-
直接指定
-
範囲指定
- 直接指定の場合
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ユーザー定義項目の値と比較条件を指定します。
- 範囲指定の場合
-
ユーザー定義項目の値の範囲を指定します。
-
等しい
-
等しくない
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始まる
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含む
-
含まない
-
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[OK]ボタンをクリックする。
設定した条件が、[機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックスの[条件一覧]に追加されます。1つのポリシーに対して設定できる条件は、10個までです。なお、1つの機器情報IDポリシー内で、同じ情報の種類の条件(資産管理項目の場合は同じユーザー定義項目の条件)を複数指定できません。
条件を変更する場合は、条件を選択して[変更]ボタンをクリックして、[条件の変更]ダイアログボックスで条件を変更してください。
条件を削除する場合は、条件を選択して[削除]ボタンをクリックしてください。
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[参照]ボタンをクリックする。
[ID一覧]ダイアログボックスが表示されます。ポリシーを設定するIDを選択してください。
また、IDを新規作成する場合は、[ID一覧]ダイアログボックスの[IDの作成]ボタンをクリックしてください。