17.19 ioutils importupdatelist(更新プログラム一覧のインポート)
機能
更新プログラム一覧(パッチ情報CSVファイル)をインポートします。このコマンドを実行すると、すでにインポート先の管理用サーバに手動登録されていた更新プログラムの情報はクリアされるため注意してください。
セキュリティ判定が実行されることを抑止するために、サービス(JP1_ITDM2_Service)を停止してからコマンドを実行してください。
なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。
形式
ioutils△importupdatelist△-import△インポートするファイル名[△-c]
引数
- -import△インポートするファイル名
-
インポートするパッチ情報CSVファイルを、259バイト以内の絶対パスで指定します。
- -c
-
パッチ情報CSVファイルの内容が正しいかどうかをチェックします。インポートは実施しません。
格納先
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥
JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。
注意事項
-
このコマンドは、管理用サーバのセットアップが完了し、かつ管理用サーバが開始している状態で実行してください。
-
このコマンドは、同時に複数実行できません。
-
このコマンドは、次のコマンドと同時に実行できません。
-
exportdb
-
importdb
-
ioassetsfieldutil export
-
ioassetsfieldutil import
-
ioutils exportasset
-
ioutils exportassetassoc
-
ioutils exportdevice
-
ioutils exportdevicedetail
-
ioutils exportfield
-
ioutils exportfilter
-
ioutils exportoplog
-
ioutils exportpolicy
-
ioutils exporttemplate
-
ioutils exportupdategroup
-
ioutils exportupdatelist
-
ioutils importasset
-
ioutils importassetassoc
-
ioutils importexlog
-
ioutils importfield
-
ioutils importfilter
-
ioutils importpolicy
-
ioutils importtemplate
-
ioutils importupdategroup
-
reorgdb
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startservice
-
stopservice
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updatesupportinfo
-
deletenwgroup
-
deletepackage
-
distributelicense
-
rlyigwsetconf
-
-
このコマンドはサービス(JP1_ITDM2_Service)を停止することが前提です。したがって、運用に支障をきたさない時間に実行してください。
-
インポート先の管理用サーバに手動登録されていた更新プログラムの情報はクリアされるため、更新プログラムグループに更新プログラムを再度設定する必要があります。
それまでの間にセキュリティ判定を実行すると、手動登録されていた更新プログラムが判定されないため、次に示す手順で実行してください。
-
次のサービスを停止します。
・JP1_ITDM2_Service
-
ioutils importupdatelistコマンドを実行します。
- ヒント
-
コマンドを実行すると、更新プログラムグループから手動登録されていた更新プログラムの情報がクリアされるため、あらかじめioutils exportupdategroup(-uオプション)コマンドを実行して更新プログラムグループの設定をエクスポートしてください。
-
ioutils importupdategroupコマンドを実行して、更新プログラムグループにインポートした更新プログラムを設定します。
-
コマンドの実行完了後、次のサービスを開始します。
・JP1_ITDM2_Service
-
戻り値
ioutils importupdatelistコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
11 |
コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
12 |
指定されたフォルダが不正、アクセス権がない、またはディスク容量が不足しています。 |
31 |
ほかのコマンドを実行中です。 |
39 |
サービス(JP1_ITDM2_Service)が起動しています。 |
51 |
コマンドの実行権限がありません。 |
54 |
管理用サーバがセットアップされていません。 |
80 |
指定したファイルの中の情報が不正です。 |
101 |
メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。 |
120 |
データベースのアクセスエラーです。 |
150 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
使用例
C:¥temp¥にエクスポート済みの更新プログラム一覧「updatelist.csv」を、インポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。
ioutils importupdatelist -import C:¥temp¥updatelist.csv
関連リンク