Hitachi

JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


2.12.1 IDaaS連携を使用した構成システムを構築する手順(Keycloakを使用する場合)

IDプロバイダー(IdP)としてKerycloakを使用して、IDaaS連携を使用した構成システムを構築する手順について説明します。

以下に示すKeycloakの設定を実施した後に、IdPを使用する認証に変更してください。IdPを使用する認証への変更手順の詳細は、「2.12.4 認証方法を変更する手順」を参照してください。

ルート証明書の登録

使用するKeycloakサーバ用のルートCA証明書をJP1/IT Desktop Management 2 - ManagerがインストールされたPCのJavaキーストアに登録する必要があります。

JavaキーストアにこのルートCA証明書を登録する場合は、ルートCA証明書ファイルをダウンロードして、次のコマンドをコマンドプロンプトで実行してください。

JP1/IT Desktop Management 2 - Manager のインストールフォルダ\mgr\uCPSB\jdk\jre\bin\keytool.exe -import -file 証明書ファイル名 -alias エイリアス名(識別用の任意の名前) -keystore JP1/IT Desktop Management 2 - Manager のインストールフォルダ\mgr\uCPSB\jdk\jre\lib\security\cacerts

コマンドを実行するとルート証明書をインポートするためのパスワードを要求されます。パスワードを入力してください。デフォルトのパスワードは「changeit」です。

Javaキーストアに登録後、JP1/IT Desktop Management 2のサービスを再起動してください。

レルムの追加および設定

Keycloakのレルムの設定を変更します。設定項目および設定値を次の表に示します。

機能

設定項目

設定値

デフォルト

一般

レルム名

任意のレルム名

なし

セッション

SSO Session Settings

SSOセッション・アイドル

連続し管理画面を操作する時間※1

30分

SSOセッション最大

任意※2

10時間

(凡例)−:該当なし

注※1 操作画面のセッションタイムアウト時間は最終操作から65分です。ログインからSSOセッション・アイドルに設定された値を経過すると、IdPのセッションが切れるため、短い時間を設定した場合、シームレスログイン時にIdPの再認証が必要となる場合があります。

注※2 SSOセッション・アイドルより長い時間を指定してください。

クライアントの追加および設定

KeycloakのレルムにJP1/IT Desktop Management 2用のクライアントを追加します。設定項目および設定値を次の表に示します。

設定項目

設定値

デフォルト

設定

General settings

クライアントタイプ

OpenID Connect※1

OpenID Connect

クライアントID

任意のID※2

なし

Access settings※3

有効なリダイレクトURI※4

http://管理用サーバのホスト名:ポート番号※5/jp1itdm/idaas.jsp

/*

Capability config

クライアント認証

オン

オフ

認可

オン

オフ

Authentication flow

スタンダードフロー:

チェックする

ダイレクトアクセスグラント:

チェックする

スタンダードフロー:

チェックする

ダイレクトアクセスグラント:

チェックする

クレデンシャル

クライアント認証

Client Id and Secret

Client Id and Secret

クライアント・シークレット

自動生成された値※6

クライアントシークレット値

注※1 クライアントを追加する時だけ設定できます。

注※2 IDaaS連携用設定ファイル(jdn_idaas_auth.conf)のクライアントID「param.auth_code.client_id」および「param.ropc.client_id」に指定します。

注※3 クライアントを追加する時は「Login settings」ステップの名称です。

注※4 複数のJP1/IT Desktop Management 2 - ManagerのURIを追加する場合は、クライアントの設定で追加のURIを設定してください。

注※5 デフォルトのポート番号は31080です。JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのセットアップ画面で「管理者のコンピュータからの接続受付ポート」に設定したポート番号をURLに指定してください。

注※6 IDaaS連携用設定ファイル(jdn_idaas_auth.conf)のクライアントシークレット「param.auth_code.client_secret」および「param.ropc.client_secret」に、本項目値を難読化して指定します。

注意事項

ログイン時の認証方法は認証フローで指定してください。クライアントにデフォルトで設定されているフローを次の表に示します。

フロー

デフォルトのフロー

備考

認証フロー

ブラウザーフロー

Built-inの「browser」フロー

操作画面のログインで使用するフロー

ダイレクトグラントフロー

Built-inの「direct grant」フロー

リモートインストールマネージャ、パッケージャ、およびネットワーク制御コマンドで使用するフロー

認証フローは運用に応じてカスタマイズできます。ただし、リモートインストールマネージャ、パッケージャ、およびネットワーク制御コマンドを使用する場合、ダイレクトグラントフローのカスタマイズはせずにデフォルトのフローを設定してください。