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JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


7.18 管理用中継サーバをインターネットゲートウェイに接続する手順

管理用中継サーバをインターネットゲートウェイに接続するには:

重要

管理用中継サーバをインターネットゲートウェイに接続するには、管理用中継サーバのセットアップがすべて完了している必要があります。管理用中継サーバのセットアップについては、「1.2.5 管理用中継サーバをセットアップする手順」を参照してください。

以下の手順は、管理用中継サーバで実施してください。

  1. [JP1ITDM2 Utility Console]を起動します。

    [JP1ITDM2 Utility Console]の起動方法は、「8.1 コマンドを実行する手順」を参照してください。

  2. 表示されるウィンドウで、次のコマンドを実行します。

    rlyigwsetconf△-o△出力先インターネット接続設定ファイル名

    管理用中継サーバをセットアップした直後の場合、インターネット接続設定ファイルのひな型がファイルに出力されます。すでにインターネットゲートウェイ接続の設定が完了している管理用中継サーバの場合、現在の設定内容のインターネット接続設定ファイルが出力されます。

    rlyigwsetconfコマンドの詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」のrlyigwsetconf(管理用中継サーバにインターネット接続情報を設定)についての説明を参照してください。

  3. 手順2で出力したインターネット接続設定ファイルを編集します。

    接続するインターネットゲートウェイの情報を設定します。インターネット接続設定ファイルの詳細は、「インターネット接続設定ファイルについて:」を参照してください。

  4. [JP1ITDM2 Utility Console]を起動し、次のコマンドを実行します。

    rlyigwsetconf△-i△手順3で編集したインターネット接続設定ファイル名

    rlyigwsetconfコマンドの詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」のrlyigwsetconf(管理用中継サーバにインターネット接続情報を設定)についての説明を参照してください。

  5. 管理用中継サーバがインターネットゲートウェイと接続できているか、接続確認を実施します。

    次のログファイルを確認します。

    JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストール先\mgr\log\USER_CLT_nnnn.log

    ログファイルの確認方法の詳細は、「2.11.3 社外で利用する機器のエージェントを構築する手順」の「接続確認をするには:」を参照してください。

インターネット接続設定ファイルについて:

インターネット接続設定ファイルの形式を次に示します。

[HTTPGW]
UseInternetGateway=インターネットゲートウェイを経由した上位サーバとの接続可否
ConnectHost=インターネットゲートウェイのホスト名またはIPアドレス
HTTPSPort=インターネットゲートウェイと接続するためのポート番号
AcceptPort=インターネットゲートウェイとの接続時に内部で使用するポート番号
AcceptPortRelay=インターネットゲートウェイとの接続時に内部で使用するポート番号
SSLIgnoreWarning=サーバ証明書有効期限切れ時のインターネットゲートウェイとの接続可否
[BasicAuthN]
UseWWWAuth=インターネットゲートウェイサーバ接続時のユーザー認証可否
ChangeBasicAuth=ユーザー認証のユーザーIDとパスワードの変更可否
Username=ユーザー認証のユーザーID
Password=ユーザー認証のパスワード
[Proxy]
ProxyType=インターネットゲートウェイとの接続時のプロキシサーバ使用可否
ProxyHost=プロキシサーバのホスト名またはIPアドレス
ProxyPort=プロキシサーバのポート番号
ChangeProxyAuth=プロキシサーバのユーザーIDとパスワードの変更可否
ProxyUser=プロキシサーバのユーザーID
ProxyPass=プロキシサーバのパスワード
RangeTransferSize=アップロードファイルの分割サイズ

インターネット接続設定ファイルの設定項目を次の表に示します。

セクション

項目

説明

入力できる値

省略可否

HTTPGW

管理用中継サーバが接続するインターネットゲートウェイサーバを設定します。

必須

UseInternetGateway

インターネットゲートウェイを経由して上位サーバとHTTPS接続するかどうかを指定します。

半角英字で次のどちらかを指定します。大文字と小文字は区別しません。

YES:接続する

NO:接続しない

必須

ConnectHost

インターネットゲートウェイのホスト名またはIPアドレスを指定します。

ホスト名の場合は半角英数字255文字以下

IPアドレスの場合は半角数字で「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式

UseInternetGatewayがYESの場合必須。NOの場合、省略可。

HTTPSPort

インターネットゲートウェイのポート番号を指定します。

半角数字で1〜65535の範囲の数値

必須

AcceptPort

管理用中継サーバがインターネットゲートウェイに接続する際に内部で使用するポート番号を指定します。

半角数字で1〜65535の範囲の数値

必須

AcceptPortRelay

管理用中継サーバがインターネットゲートウェイに接続する際に内部で使用するポート番号を指定します。

半角数字で1〜65535の範囲の数値

必須

SSLIgnoreWarning

サーバ証明書の有効期限が切れた場合に、インターネットゲートウェイとの接続をエラーにするかどうかを指定します。

半角数字で次のどちらかを指定します。

0:エラーとする

2:エラーとしない

必須

BasicAuthN

インターネットゲートウェイサーバのユーザー認証情報を設定します。

必須

UseWWWAuth

インターネットゲートウェイへの接続時にユーザー認証するかを指定します。

半角数字で次のどちらかを指定します。

1:認証する

0:認証しない

必須

ChangeBasicAuth

ユーザー認証のユーザーIDとパスワードを変更するかどうかを指定します。

半角英字で次のどちらかを指定します。大文字と小文字は区別しません。

YES:変更する

NO:変更しない

UseInternetGatewayがYESの場合かつ、UseWWWAuthが1の場合は必須。その他の場合は省略可で、NOとみなします。

Username

インターネットゲートウェイの認証時のユーザーIDを指定します。

ASCII制御文字以外のASCII文字276文字以内

UseInternetGatewayがYESの場合かつ、UseWWWAuthが1の場合かつ、ChangeBasicAuthがYESの場合は必須。 その他の場合、省略可で値は無視されます。

Password

インターネットゲートウェイの認証時のパスワードを指定します。

ASCII制御文字以外のASCII文字48文字以内

UseInternetGatewayがYESの場合かつ、UseWWWAuthが1の場合かつ、ChangeBasicAuthがYESの場合は必須。 その他の場合、省略可で値は無視されます。

Proxy

管理用中継サーバがインターネットゲートウェイサーバに接続する時のプロキシサーバの情報を設定します。

必須

ProxyType

管理用中継サーバがプロキシサーバを使用してインターネットゲートウェイと通信するかどうかを指定します。

半角数字で次のどちらかを指定します。

1:使用する

0:使用しない

必須

ProxyHost

プロキシサーバを使用してインターネットゲートウェイと通信する場合に、プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

ホスト名の場合は半角英数字249文字以下

IPアドレスの場合は半角数字で「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式

UseInternetGatewayがYESの場合かつ、ProxyTypeが1の場合は必須。その他の場合は省略可

ProxyPort

プロキシサーバのポート番号を指定します。

半角数字で5001〜49151の範囲の数値

必須

ChangeProxyAuth

プロキシサーバのユーザーIDとパスワードを変更するかどうかを指定します。

半角英字で次のどちらかを指定します。大文字と小文字は区別しません。

YES:変更する

NO:変更しない

UseInternetGatewayがYESの場合かつ、ProxyTypeが1の場合は必須。その他の場合は省略可で、NOとみなします。

ProxyUser

プロキシサーバへの接続時にユーザー認証する場合のユーザーIDを指定します。

ASCII制御文字以外のASCII文字276文字以内

ChangeProxyAuthがYESの場合、省略可。NOの場合は無効。

ProxyPass

プロキシサーバへの接続時にユーザー認証する場合のパスワードを指定します。

ASCII制御文字以外のASCII文字48文字以内

ChangeProxyAuthがYESの場合、省略可。NOの場合は無効。

RangeTransferSize

アップロードファイルの分割サイズをバイトで指定します。

プロキシサーバやMicrosoft Internet Information Servicesなどに制限がある場合、この値を変更してください。

半角数字で10240〜104857600の範囲の数値

必須

インターネット接続設定ファイルの注意事項を次に示します。