3.1.3 インストール(Linuxの場合)
LinuxホストにJP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールする手順について説明します。
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールするホストにスーパーユーザーでログインするかまたはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsと連携するすべてのプログラムを終了する。
JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールするホストで,JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsと連携するプログラムを使用している場合,必ず停止してください。
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsの媒体をセットする。
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インストール媒体をマウントする。
マウントディレクトリを「/mnt/dvdrom」としてマウントします。マウントのためのコマンドについては,OSのドキュメントを参照してください。
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次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installer を起動する。
/mnt/dvdrom/X64LIN/setup /mnt/dvdrom
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初期画面で「I」を入力する。
インストールできるソフトウェアの一覧が表示されます。
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インストールするJP1/AJS3シリーズプログラムを選択し,「I」を入力する。
選択したプログラムがインストールされます。
なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させ,スペースバーで選択します。
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インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。
Hitachi PP Installer の初期画面に戻ります。
JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsのセットアップについては,「3.3 セットアップ」を参照してください。
- SELinuxを有効化している場合
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SELinuxを有効化している場合,インストール後にOSのデフォルトラベルの再設定およびセキュリティコンテキストの設定を実施する必要があります。
ここでは,JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールしたあとに,OSのデフォルトラベルを再設定する手順を説明します。なお,複数の製品をインストールする場合は,すべての製品をインストールしたあとにOSのデフォルトラベルを再設定してください。
OSのデフォルトラベルの再設定の手順を次に示します。
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次のコマンドを実行する。
# touch /.autorelabel
/.autorelabelファイルはOS再起動後に削除されるため,再度OSを再起動してもラベルの再設定が実行されなくなります。
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OSを再起動する※。
- 注※
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OSを再起動しないで再設定する場合は,次のコマンドを実行してください。
# restorecon -FR /etc/opt/jp1ajs3csa # restorecon -FR /opt/jp1ajs3csa # restorecon -FR /var/opt/jp1ajs3csa
セキュリティコンテキストの設定手順の詳細については,「3.3.7 SELinuxに関する設定(Linuxの場合)」を参照してください。
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- 注意事項
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールする場合,内部通信用のポート番号「22267」「22268」「22269」を使用できる状態でインストールしてください。内部通信用のポート番号をJP1/AJS3 for Cloud Service Applications以外で使用する場合,ポート番号「22267」「22268」「22269」を使用できる状態でJP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールしたあと,使用するポート番号を変更してください。
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バージョンアップインストールの場合,使用しているWebブラウザーのキャッシュを削除してください。削除しない場合,Webブラウザーが以前のバージョンのキャッシュを参照し,バージョンアップ後の内容が適用されないことがあります。
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JP1/AJS3 for Cloud Service ApplicationsはIPv6のアドレスを使用できないため,インストール先ではIPv4のIPアドレスを使用できる必要があります。
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