9.2.1 アプリケーションサーバ共通ログ
アプリケーションサーバの起動および停止時のログを出力します。
アプリケーションサーバ共通ログの出力形式を次に示します。
OS情報△ホスト名△タイムゾーン△ログ機能起動時刻 番号△日付△時刻△製品識別名△プロセスID△スレッドID△メッセージID△メッセージテキスト :
- (凡例)
-
△:空白文字
出力項目の詳細を次に示します。
- OS情報
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ログ機能が起動しているOSの情報が出力されます。
- ホスト名
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ログ機能が起動しているホスト名が出力されます。
- タイムゾーン
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OSのタイムゾーンが出力されます。
- ログ機能起動時刻
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ログ機能が起動した時刻が出力されます。
- 番号
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アプリケーションサーバ共通ログの通し番号が4桁で出力されます。
- 日付および時刻
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アプリケーションサーバ共通ログの取得日付および時刻が出力されます。
- 製品識別名
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製品を識別する名称が出力されます。
- プロセスID
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プロセスIDが16進数で出力されます。
- スレッドID
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スレッドを識別するためのIDが16進数で出力されます。
- メッセージID
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メッセージIDが出力されます。メッセージの詳細は「10. メッセージ」を参照してください。
- メッセージテキスト
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メッセージIDに対応するメッセージテキストが出力されます。メッセージの詳細は「10. メッセージ」を参照してください。
アプリケーションサーバ共通ログの出力例を次に示します。
**** Microsoft WindowsNT6.1(Build:7601) Service Pack 3 host1 TZ=(local)-9:00 2022/04/07 11:03:20.713 0001 2022/04/22 11:40:41.763 AJS3forCSA 00001AFC 0000144C KNBB3001-I CSA Web Application Serverサービスの起動処理を開始します :
- 注意事項
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ログファイルは,ラップアラウンドしてファイルを切り替える場合に,ラップアラウンド前のファイルを削除しません。ファイルの先頭からログを上書き出力します。ラップアラウンドの前後を判別するため,最新のログの末尾には,次の文字列(終端識別子)を出力します。
----------< End of Data >----------
直前のログの末尾に出力された終端識別子を削除し,ログを出力したあと,再度終端識別子を出力します。このため,ログファイルを参照する場合は,次の点に注意してください。
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最新のログを確認するには,終端識別子より前のログを確認してください。終端識別子よりあとのログは,ラップアラウンド前に出力されたログです。
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ラップアラウンドするタイミングによって,一つのログファイルに,二つ以上の終端識別子が残ることがあります。その場合,ファイルの先頭から数えて一つ目の終端識別子が,有効な終端識別子です。
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