5.1 サービス連携ジョブの実行
サービス連携ジョブは,JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバ上で定義した情報と,JP1/AJS3 - Managerから実行したカスタムジョブ定義の情報を使って実行されます。サービス連携ジョブ実行情報は,定義したJP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバから取得します。
サービス連携ジョブはJP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバ上の定義情報を基にして,次の順に実行されます。
- 接続定義(接続処理)
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接続定義に接続処理が定義されている場合,[実行コマンド設定]−[実行結果の判定(実行定義)]−[トレース情報設定(実行定義)]に定義された内容に従ってクラウドサービスとの接続処理が実行されます。
接続処理の実行結果が「正常」の場合,実行定義に従って処理が実行されます。
- 実行定義
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実行定義の実行開始処理に従って処理が実行されます。
実行結果が「正常」の場合,終了確認処理または後処理(正常終了時)の定義に従って処理が実行されます。
実行結果が「異常」の場合,後処理(異常終了時)の定義に従って処理が実行されます。後処理(異常終了時)の定義がない場合はジョブの出力処理が実行されます。
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実行定義の終了確認処理の定義に従って処理が実行されます。
実行結果が「正常」の場合,後処理(正常終了時)またはジョブの出力処理の定義に従って処理が実行されます。
実行結果が「異常」の場合,後処理(異常終了時)の定義に従って処理が実行されます。後処理(異常終了時)の定義がない場合はジョブの出力処理が実行されます。
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次の条件を満たしている場合,後処理(正常終了時)の定義に従って処理が実行されます。
・実行定義で後処理(正常終了時)が定義されている。
・実行開始処理および終了確認処理の実行結果が「正常」である。
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次の条件を満たしている場合,後処理(異常終了時)の定義に従って処理が実行されます。
・実行定義で後処理(異常終了時)が定義されている。
・実行開始処理または終了確認処理の実行結果が「正常」である。
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実行定義でジョブの出力処理が定義されている場合,定義に従ってジョブの標準出力への出力処理,およびジョブの標準エラー出力への出力処理が実行されます。
実行開始処理,終了確認処理,後処理(正常終了時)および後処理(異常終了時)の結果にかかわらず実行されます。
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- 接続定義(接続終了処理)
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接続定義に接続終了処理が定義されている場合,[実行コマンド設定]−[ 実行結果の判定(実行定義)]−[トレース情報設定(実行定義)]に定義された内容に従ってクラウドサービスとの接続終了処理が実行されます。ただし,接続処理がエラーの場合は実行されません。
実行定義の実行結果が「異常」となった場合でも,接続処理が正常,または接続処理が定義されていない場合は実行されます。