4.6.2 サービス連携監視ジョブのユニット定義パラメーターの内容
サービス連携監視ジョブのユニット定義パラメーターの内容について説明します。これ以外のパラメーターについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス」の情報定義ファイルの作成についての説明を参照してください。
- cety="CE_サービス連携監視ジョブ種別_監視ジョブ名";
-
カスタムジョブイベントジョブで連携するプログラムを識別する情報を定義します。JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsのサービス連携監視ジョブでは,次のサービス連携監視ジョブ種別に応じた識別子を定義できます。
表4‒7 指定可能なサービス連携監視ジョブ種別一覧 監視ジョブ種別
サービス連携監視ジョブ種別に指定する値
サービス連携オブジェクト監視ジョブ
COBM
「CE_」に上記のジョブ種別を付与した「CE_サービス連携監視ジョブ種別_」の後ろに監視ジョブ名を付加した文字列を指定します。
- jpoif="マクロ変数名:引き継ぎ情報名";
-
マクロ変数名とパラメーターの最大指定サイズなどの仕様はマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス」の情報定義ファイルの作成についての説明を参照してください。
引き継ぎ情報名に指定可能な値は「CMTMOUT」および「OBJECT01〜10」です。「OBJECT01〜10」には監視定義で設定した値が格納されます。詳細は6章の監視対象サービスごとの監視ジョブの引き継ぎ情報に関する説明を参照してください。
- cprm="定義パラメーター";
-
監視ジョブ種別に応じて定義できる内容が異なります。それぞれ,次の表に示す形式でパラメーターを指定します。
表4‒8 サービス連携オブジェクト監視ジョブの定義パラメーター 項番
項目
形式※1
指定値※1※2
1
認証定義名
AJS_CSA_AUTHINFNAME=指定値
0〜64バイトの任意の文字列を指定します。
省略できます。
2
監視ジョブ名
AJS_CSA_MONDEFINFNAME=指定値
2〜31バイトの任意の文字列を指定します。
3
パラメーター(任意の定義項目)
AJS_CSA_ENV_可変の値=指定値
0〜12,000バイトの任意の文字列を指定します。
このパラメーターは10個まで定義できます。
省略できます。
なお,可変の値部分については58バイト以内の「A〜Z,0〜9」の文字列を使用できます。
4
監視対象オブジェクト名
AJS_CSA_OBJWF=指定値
1〜3,072バイトの任意の文字列を指定します。
5
監視条件
AJS_CSA_OBJWC=指定値
次のどれかの文字列を指定します。
-
c:オブジェクトの作成を監視
-
d:オブジェクトの削除を監視
-
u:オブジェクトの更新を監視
複数指定でき,上記の文字列を連結して最大3バイトまでの文字列で指定します。
- 【例】
-
cd:作成と削除を監視
複数指定する場合,順番は任意ですが,重複した指定はできません。
6
監視間隔
AJS_CSA_OBJWI=指定値
2〜3バイトまでの60〜600の数値文字列を指定します(単位は秒)。
文字列の前部に指定した0は無視されます。
7
作成の監視条件のオプション
AJS_CSA_OBJWCO=指定値
次のどれかの文字列を指定します。
-
y:監視開始時に存在していた場合に監視条件成立とします。
-
n:監視開始後に存在を検知したら監視条件成立とします。
監視条件の指定内容には依存しません(監視条件で「c」以外の値を指定して,本オプションを指定してもエラーになりません)。
省略できます。省略時はnを仮定します。
8
削除の監視条件のオプション
AJS_CSA_OBJWDO=指定値
次のどれかの文字列を指定します。
-
y:監視開始時に存在してなかったときに監視条件成立とします。
-
n:監視開始後に削除を検知したら監視条件成立とします。
監視条件の指定内容には依存しません(監視条件で「d」以外の値を指定して,本オプションを指定してもエラーにはなりません)。
省略できます。省略時はnを仮定します。
- 注※1
-
同一の形式(左辺の値が同一)の値が指定されていた場合は後に定義した形式の値が優先されます。
- 注※2
-
省略できる項目は,次のどちらの形式でも省略できます。
・形式列の指定内容全体を省略
・形式列の指定内容のうち「指定値」部分だけを省略
-
なお,これらの定義パラメーターの指定値不正の検出は,ajsdefineで定義登録時には行われず,監視ジョブ実行時に行われます。