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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications


4.3.4 連携ジョブ情報の各定義の注意事項

〈この項の構成〉

(1) ジョブ実行時に利用された定義について

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsで定義するサービス連携ジョブ定義,サービス連携監視ジョブ定義および認証定義は,JP1/AJS3のサービス連携ジョブまたはサービス連携監視ジョブとしてJP1/AJS3で利用されます。このため,サービス連携ジョブ情報またはサービス連携監視ジョブ情報の各定義を更新したり削除したりすると,JP1/AJS3のジョブ実行にも影響する場合があります。

JP1/AJS3のジョブ実行に影響があるかどうかは,JP1/AJS3 for Cloud Service ApplicationsのWeb画面で次のように表示されます。

これらのダイアログやメッセージが表示される期間は,環境設定ファイルのUSED_DEF_LIMITに指定した値により決まります。環境設定ファイルの詳細は「3.4.1 環境設定ファイル(ajs3csaweb.conf)の設定項目の詳細」を参照してください。

なお,サービス連携監視ジョブの場合は次の注意事項があります。

またサービス連携ジョブ定義,サービス連携監視ジョブ定義および認証定義を新規作成する時に,以前に実行したことのある定義名で登録すると,一度もジョブ実行していない状況でも上記の表示が行われます。

使用元のJP1/AJS3のジョブの詳細を確認する場合は,次のいずれかの方法で確認してください。

(2) サービス連携ジョブ定義内で利用している定義について

サービス連携ジョブ定義では,接続定義と実行定義を指定してサービス連携ジョブとして実行されます。そのため,この接続定義と実行定義を更新したり削除したりすると,JP1/AJS3のジョブ実行にも影響する場合があります。

サービス連携ジョブ定義に影響があるかどうかは,JP1/AJS3 for Cloud Service ApplicationsのWeb画面で次のように表示されます。

(3) サービス連携監視ジョブ定義内で利用している定義について

サービス連携監視ジョブ定義では,接続定義と監視定義を指定してサービス連携監視ジョブとして実行されます。そのため,この接続定義と監視定義を更新したり削除したりすると,JP1/AJS3のジョブ実行にも影響する場合があります。

サービス連携監視ジョブ定義に影響があるかどうかは,JP1/AJS3 for Cloud Service ApplicationsのWeb画面で次のように表示されます。

(4) 認証情報の扱いについて

認証定義で情報を「保護する」として登録された情報は,平文でない保護された状態で,データディレクトリに配置されるデータベースファイル(AJSCSA.db)およびバックアップファイル(AJSCSA.db.back)に格納されます。また,ジョブ実行時や定義登録時にも保護された状態で通信が行われます。

ログファイル,ジョブの標準出力や標準エラー出力,JP1/AJS3 - ViewやJP1/AJS3 - Web Consoleの実行結果詳細画面には認証情報を出力しません。

上記の動作から以下の注意事項を考慮して環境構築,セキュリティ設計をご検討ください。

(5) その他の注意事項