1.8.2 スクリプトの実行ユーザ
ここでは,スクリプトの実行ユーザ,および他のコンピュータとの通信時のユーザについて説明します。
スクリプトの実行方法によって,スクリプトの実行ユーザとパスワードは,次の表のようになります。
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No. |
スクリプトの実行方法 |
スクリプトの実行ユーザとパスワード |
|---|---|---|
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1 |
自動起動によりJP1/Scriptサービスから実行する。 |
JP1/Scriptサービスに設定されたログオンアカウントとパスワード※ |
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2 |
JP1/AJSのサービスプログラムから実行する。 |
スクリプトを実行するJP1ユーザにマッピングされたOSユーザとパスワード |
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3 |
JP1/AJS以外のサービスプログラムから実行する。 |
各サービスに設定されたログオンアカウントとパスワード※ |
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4 |
自動起動によりScriptランチャから実行する。 |
コンピュータにログオンしているユーザとパスワード |
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5 |
マネージャやエディタから実行する。 |
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6 |
エクスプローラなどから直接実行する。 |
- 注※
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SetGV,GetGV,DeleteGV,NetExecコマンドで他のコンピュータを呼び出す場合,サービスのアカウントにシステムアカウントを使用できません。呼び出し先に存在するユーザアカウントをサービスのアカウントに設定してください。
また,NetExecコマンドの場合,接続が成功して呼び出したコンピュータ上で実行ファイルが実行される際の実行ユーザとパスワードは次の表のようになります。
例えば,NetExecコマンドを使用して,ファイルサーバへコピーする処理(Copyコマンドを含む)を呼び出す場合の実行ユーザとパスワードも,次の表のようになります。
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No. |
NetExecコマンドの第5引数の値 |
NetExecコマンドの要求を制御するプログラム |
呼び出す実行ファイルの実行ユーザとパスワード |
|---|---|---|---|
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1 |
True(サービス空間で実行) |
JP1/Scriptサービス |
呼び出し先コンピュータのJP1/Scriptサービスのログオンアカウントとパスワード |
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2 |
False(ログオン空間で実行) |
Scriptランチャ |
呼び出し先コンピュータに最初にログオンしているユーザとパスワード |
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3 |
Scriptランチャサービス |
呼び出し先コンピュータのScriptランチャサービスの開始パラメータで指定したユーザ(とパスワード) または, 呼び出し先コンピュータにログオンしているユーザのうち,NetExecログオンユーザ設定ファイルの設定で優先順位が高いユーザ(とパスワード) |
SetGV,GetGV,DeleteGV,NetExecコマンドで他のコンピュータを呼び出す場合,呼び出し元のスクリプトを実行するユーザ(とパスワード)は,呼び出し先コンピュータにログオンできるユーザ(とパスワード)でなければ,コマンドがエラーとなります。
呼び出し元のスクリプトの実行ユーザとパスワードを確認し,呼び出し先コンピュータにログオンできるユーザとパスワードとなるようにしてください。
SetGV,GetGV,およびDeleteGVコマンドについては「8.2.5 SetGV(グローバル変数を設定する)」,「8.2.6 GetGV(グローバル変数を取得する)」,および「8.2.7 DeleteGV (グローバル変数を削除する)」を参照してください。
NetExecコマンドについては「8.10.2 NetExec (自PC/他PC上の実行ファイルを呼び出す)」を参照してください。