付録B.1 ポート番号一覧
JP1/AJS3 for EAPが使用する待機ポートはありません。
ここでは，JP1/AJS3 for EAPがSAPシステムまたはSAP BWシステムと通信するときの接続先のポート番号について説明します。
JP1/AJS3 for EAPは，SAPシステムまたはSAP BWシステムのクライアントプログラムとして動作し，SAP社が提供する通信プログラムであるRFC（Remote Function Call）を使用して，SAPシステムまたはSAP BWシステムと通信します。
JP1/AJS3 for EAPでは，ジョブ制御機能で使用するコマンド，およびインフォパッケージまたはプロセスチェーン制御機能で使用するコマンドで，SAPシステムまたはSAP BWシステムと通信します。
ジョブ制御機能で使用するコマンド，およびインフォパッケージまたはプロセスチェーン制御機能で使用するコマンドについては，「4. コマンド」を参照してください。
SAPシステムまたはSAP BWシステム側の接続先のポート番号は，SAPシステムまたはSAP BWシステムへの接続方法によって異なります。SAPシステムまたはSAP BWシステム側の接続先のポート番号を次の表に示します。
|
接続の方法 |
サービス名 |
ポート番号 |
|---|---|---|
|
アプリケーションサーバ |
sapgw<nn>※1※2 |
33<nn>/tcp※1 |
|
メッセージサーバ（負荷分散） |
sapms<sid>※3 |
任意/tcp （デフォルト：3600/tcp） |
|
SAProuter |
任意 （デフォルト：sapdp99） |
任意/tcp （デフォルト：3299/tcp） |
|
WebSocket RFC |
任意 |
任意/tcp |
注※1 <nn>は，接続先SAPシステムまたはSAP BWシステムのシステム番号を示します。
注※2 安全なネットワーク通信（SNC）を使用する場合は，sapgw<nn>s（ポート番号の範囲：4800〜4899/tcp（48<nn>/tcp））を使用します。
注※3 <sid>は，接続先SAPシステムまたはSAP BWシステムのシステムIDを示します。このサービス名とポート番号は，接続先SAPシステムまたはSAP BWシステムのホストだけでなく，JP1/AJS3 for EAPがインストールされているホストのservicesファイルにも定義する必要があります。