1.3 システム構成例
この節では,JP1/AJS3 - Definition Assistantを使用したシステム構成について説明します。
JP1/AJS3 - Definition Assistantは,定義情報の定義先であるマネージャーホストにインストールして使用できます。ただし,負荷を分散させるために,マネージャーホストとは別のホストにインストールすることをお勧めします。
また,定義情報管理テンプレートからJP1/AJS3 - Viewを起動したり,JP1/AJS3 - Viewから定義情報管理テンプレートを開いたりする場合には,JP1/AJS3 - Definition AssistantをJP1/AJS3 - Viewと同じホストにインストールしてください。
JP1/AJS3 - Definition Assistantでは,接続先のJP1/AJS3 - Managerをホスト名で指定する場合,ホスト名からIPアドレスへの変換ができない環境では,正常に動作しません。これらの変換ができるように,hostsファイルまたはDNSサーバで設定しておく必要があります。
JP1/AJS3 - Definition Assistantはjp1hostsファイルまたはjp1hosts2ファイルの設定を反映しないため,ホスト名はhostsファイルやDNSで設定してください。
接続先のJP1/AJS3 - Managerの通信プロトコルがデュアルスタック方式でIPv4とIPv6を共存させる環境の場合,JP1/AJS3 - Definition Assistantの通信プロトコルにIPv6※を使用できます。通信プロトコルにIPv6を使用する場合は,ホスト名の名前解決でIPv6アドレスを優先するかどうかを,環境設定パラメーター「PREFERIPV6ADDRESSES」で指定してください。環境設定パラメーターの詳細については,「3.2 環境設定パラメーター」を参照してください。
なお,ユーザー認証機能を使用する場合は,DNSサーバの逆引きの設定,またはhostsファイルの設定が必要です。詳細は,「2.8 ユーザー認証機能」を参照ください。
- 注※
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ホスト名をIPv6アドレスで指定する場合,特殊なIPアドレスや表記方法は使用できないときがあります。使用できない特殊なIPアドレスと表記方法の詳細については,マニュアル「JP1/Base運用ガイド」を参照してください。
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なお,マネージャーホストの前提OSについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)」を参照してください。