KAVT0980-W
Unreported information will now be deleted, because the amount of unreported information for マネージャーホスト名 has exceeded しきい値.(host=エージェントホスト名, AJSServiceName=スケジューラーサービス名, UnitID=ユニットID, ExecID=実行ID 保守情報)
マネージャーホスト名に対する未通知情報数がしきい値(しきい値)を超えているため,未通知情報を削除します(host=エージェントホスト名, AJSServiceName=スケジューラーサービス名, UnitID=ユニットID, ExecID=実行ID 保守情報)
マネージャーホスト名に対する未通知情報数がしきい値を超えているため,未通知情報を削除します。
- (S)
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処理を続行します。
- (O)
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このメッセージは,マネージャーに通知できないで滞留している未処理のデータ数がしきい値を超えた場合に,メモリー不足やディスク容量不足などのリソース不足が生じないように滞留している未処理のデータを削除する際に出力されます。
このメッセージで示されるマネージャーホスト・エージェントホストについて,マネージャーホストのJP1/AJS3が起動しているかどうかを確認し,起動していない場合は起動してください。また,起動している場合は次のことを確認してください。
- ・起動条件付きジョブネットで監視しているイベントが大量に発生していないか
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エージェントホストが実行ホストとなっているイベントジョブまたはカスタムイベントジョブや起動条件付きジョブネットの定義を見直してください。一度に大量のイベントが発生するような定義になっている場合,イベントの発生量を抑えるように運用を見直してください。なお,起動条件付きジョブネット名は,次の手順で求めることができます。
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このメッセージ内の「AJSServiceName=スケジューラーサービス名, UnitID=ユニットID」部分に出力されているスケジューラーサービス名およびユニットIDを確認する。
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マネージャーホスト上で,手順1のスケジューラーサービス名およびユニットIDを指定し,ajsnameコマンドを実行する。
(例)
ajsname -F スケジューラーサービス名 -I ユニットID
/起動条件付きジョブネット名/.CONDITION/JP1イベント受信監視
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- ・マネージャーホストとエージェントホスト間で通信できているか
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次のことを確認してください。
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マネージャーホスト上で,エージェントホスト名※の名前解決ができるか。
名前解決できない場合は,マネージャーホストのhostsファイル,DNSの設定,マネージャーホストのjp1hosts情報またはjp1hosts2情報などの設定を見直し,エージェントホスト名の名前解決ができるようにしてください。
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エージェントホスト上で,マネージャーホスト名※の名前解決ができるか。
名前解決できない場合は,エージェントホストのhostsファイル,DNSの設定,エージェントホストのjp1hosts情報またはjp1hosts2情報などの設定を見直し,マネージャーホスト名の名前解決ができるようにしてください。
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マネージャーホスト上で名前解決をして求めたエージェントホストのIPアドレスが,実際のエージェントホストのIPアドレスと一致しているか。
IPアドレスが一致しない場合は,マネージャーホストのhostsファイル,DNSの設定,マネージャーホストのjp1hosts情報またはjp1hosts2情報などの設定を見直し,名前解決で正しいIPアドレスが求まるようにしてください。
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エージェントホスト上で名前解決をして求めたマネージャーホストのIPアドレスが,実際のマネージャーホストのIPアドレスと一致しているか。
IPアドレスが一致しない場合は,エージェントホストのhostsファイル,DNSの設定,エージェントホストのjp1hosts情報またはjp1hosts2情報などの設定を見直し,名前解決で正しいIPアドレスが求まるようにしてください。
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ネットワーク環境に問題がないか。
pingコマンドなどで,マネージャーホストからエージェントホストに対してTCP/IP通信ができるか確認し,問題があれば解消してください。また,エージェントホストでも同様に確認し,問題があれば解消してください。
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- 注※
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物理ホストの場合
DNS運用時はFQDN形式のホスト名,それ以外の場合はhostnameコマンドで求められるホスト名
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論理ホストの場合
Windowsの場合
エージェントホスト上の[コントロールパネル]ウィンドウで,[サービス]または[管理ツール]−[サービス]を選択し,サービスウィンドウに表示される「JP1/AJS3_xxxxx」の「xxxxx」の部分に表示されるホスト名
UNIXの場合
psコマンドを実行し,jajs_spmdプロセスの後ろに表示されるホスト名
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また,次についても確認し,必要に応じて対処してください。
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イベントジョブまたはカスタムイベントジョブを実行登録しても,イベントジョブまたはカスタムイベントジョブが実行中にならないでキューイング状態のままの場合,(O)に示した内容の確認後,該当するジョブを強制終了して再実行してください。
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起動条件付きジョブネット,イベントジョブ,またはカスタムイベントジョブを強制終了してもイベントジョブまたはカスタムイベントジョブの状態が変わらないで実行中のままの場合,(O)に示した内容の確認後,再度強制終了してください。
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このメッセージが出力された時点から過去一定時間内に,検知する必要があるイベントが発生していないかを確認してください。
この時間については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.2.2(4) マネージャー・エージェント構成時の注意事項」の,「表2-3 ネットワークエラー時のジョブ再試行処理」を参照してください。
検知する必要があるイベントが発生していた場合は,(O)に示した内容の確認後,必要に応じて該当するイベントジョブまたはカスタムイベントジョブを再実行し,再度監視対象のイベントを発生させてください。