KAVS1930-W
Could not connect with the queueless job execution agent (エージェントホスト名). Reconnection processing started. :保守情報
キューレスジョブ実行エージェント(エージェントホスト名)との接続ができませんでした。再接続処理を開始します :保守情報
「エージェントホスト名」に示されるキューレスジョブ実行エージェントに接続できなかったため,再接続処理を開始します。このメッセージが出力される要因として次の点が考えられます。
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マネージャーホストまたはエージェントホストがLANに接続されていないなどのネットワーク障害がある
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エージェントホストの名前解決ができない
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エージェントの負荷が高く接続要求を処理できない
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メモリー不足が発生している
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エージェントのキューレスジョブ実行用のポート番号(jp1ajs2qlagt)の設定に誤りがある
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キューレスジョブ実行エージェントまたはエージェントホスト自体が停止している
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宛先通信ポート指定機能で指定したポート番号に誤りがある
- (S)
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送信できなかったジョブの実行要求や強制終了要求,状態確認要求を再送するため,再接続処理を行います。このメッセージの出力後は,当該エージェントを障害エージェントとして管理し,障害エージェントへの要求はマネージャーホスト上で蓄えて,要求順に一つずつ再接続処理を行います。
再接続処理のタイムアウト時間はOSによって異なりますが,最大でも通信回復処理のタイムアウト時間を設定する環境設定パラメーターREQDAGTRECONNECTTIMEOUTに指定された時間で再接続処理を打ち切ります。
再接続処理は,60秒間隔で2回行いますが,回復できなかった場合は,処理要求に応じて下記エラーメッセージを出力し,要求を中止します。
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ジョブの実行要求時 KAVS1931-E
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ジョブの強制終了要求時 KAVS1932-E
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ジョブの状態確認要求時 KAVS1933-E
再接続に成功した場合は,メッセージKAVS1929-Iを出力し,蓄えていた要求を順番に再送して障害状態から回復します。
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- (O)
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マネージャーホスト,エージェントホストのログ,およびネットワークの状態を確認し,通信障害の原因を取り除いてください。
宛先通信ポート指定機能を有効にしている場合,保守情報にポート番号が出力されます。宛先通信ポートの指定が正しいか見直してください。なお,宛先通信ポートを取得する前にエラーが発生した場合,保守情報のポート番号には「0」が出力されます。宛先通信ポート指定機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.12.2(4) 宛先通信ポート指定機能」を参照してください。