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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド


10.7.2 JP1/IM3との連携で使用するコマンド

JP1/IM3との連携で使用するコマンドを次に示します。

表10‒5 JP1/IM3との連携で使用するコマンド

機能

コマンド名

Windows

UNIX

必要な実行権限

提供している製品

JP1/AJS3のルートジョブネットの実行時間をメトリックに変換する

ajseventmetric

Windows:

Administrators

UNIX:

スーパーユーザー

JP1/AJS3 - Manager

(凡例)

○:提供している。

〈この項の構成〉

(1) ajseventmetric

形式
ajseventmetrics [ -h 論理ホスト名 ]
                [ -c { EUC | SJIS | UTF-8 | C } ]
                [ -F スケジューラーサービス名 ]
                [ -d 制御情報格納ディレクトリ ]
                [ -l ログファイルディレクトリ ]
機能

JP1/BaseのイベントDBを検索し,JP1イベントをメトリックに変換します。繰り返し実行した場合,前回実行時に検索した範囲は検索の対象外となります。変換されたメトリックは,Text-based formatの形式で標準出力に出力されます。

変換対象のJP1イベントは次のとおりです。

表10‒6 メトリックに変換できるJP1イベント

イベント名称

イベントID

メトリック

ジョブネット正常終了イベント

00004103

ルートジョブネットの実行時間

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ
Windowsの場合

JP1/AJS3 - Managerインストール先フォルダ\jp1ajs2\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1ajs2/tools/

引数
-h 論理ホスト名

取得対象のイベントDBのイベントサーバ名を指定します。省略した場合,物理ホストのホスト名が仮定されます。

-F スケジューラーサービス名

対象とするスケジューラーサービスを指定します。このオプションを指定した場合,指定されたスケジューラーサービスのイベントだけがメトリックの変換対象となります。このオプションを省略した場合,全スケジューラーサービスのイベントがメトリックの変換対象となります。

-c {EUC | SJIS | UTF-8 | C }

JP1/AJS3 - Managerが動作する文字コードを指定します。

  • C:ASCIIコード

  • SJIS:シフトJISコード

  • EUC:EUCコード

  • UTF-8:UTF-8文字コード

このオプションを省略した場合,環境設定パラメーターAJSCHARCODEの値が文字コードとして使用されます。

-d 制御情報格納ディレクトリ

コマンドが使用する内部ファイルを配置するディレクトリを指定します。このオプションを省略した場合,環境設定パラメーターAJSSYSDIRHOSTキー配下)の値が制御情報格納ディレクトリとして使用されます。

同一ホストでこのコマンドを複数実行する場合は,それぞれ異なるディレクトリを指定してください。

-l ログファイルディレクトリ

コマンドのログファイルを出力するディレクトリを指定します。このオプションを省略した場合,環境設定パラメーターAJSLOGDIRHOSTキー配下)の値がログファイルディレクトリとして使用されます。

同一ホストでこのコマンドを複数実行する場合は,それぞれ異なるディレクトリを指定してください。

注意事項

複数の同じオプションを指定した場合は,あとから指定したオプションが有効になります。

戻り値

0

正常終了。

上記以外

異常終了。