7.3.2 ステータス情報オブジェクト
ユニットのステータス情報を示すオブジェクトです。
ステータス情報オブジェクトのAPIでの取得可否については,「付録D.3 APIで取得できるステータス情報オブジェクトのメンバーの一覧」を参照してください。
- 形式
{ "unitName":"ユニット完全名", "execID":"実行ID", "status":"状態", "schStartTime":"開始予定日時", "startTime":"開始日時", "reStartTime":"再実行開始日時", "endTime":"終了日時", "startDelayStatus":"開始遅延有無", "nestStartDelayStatus":"ユニット配下の開始遅延有無", "endDelayStatus":"終了遅延有無", "nestEndDelayStatus":"ユニット配下の終了遅延有無", "startDelayTime":"開始遅延日時", "endDelayTime":"終了遅延日時", "changeType":"計画一時変更の有無", "holdAttr":"保留属性", "registerTime":"ジョブ登録日時", "jobNumber":ジョブ番号, "retCode":"終了コード", "execHost":"実行ホスト名", "simpleUnitName":"ユニット名", "waiting":"成立していない待ち合わせ条件の有無", "delayedStart":"開始遅延を監視する方法", "delayedStartTime":"開始遅延の監視を始める時刻", "delayedEnd":"終了遅延を監視する方法", "delayedEndTime":"終了遅延の監視を始める時刻", "monitoringJobnet":"ジョブネットの実行所要時間による終了遅延の監視方法", "timeRequiredForExecution":"ジョブネットの実行所要時間" "destHostName":"接続先ホスト名", "destServiceName":"接続先スケジューラーサービス名", "destUnitName":"接続先ユニット名", "destExecID":"接続先実行ID", "srcHostName":"接続元ホスト名", "srcServiceName":"接続元スケジューラーサービス名", "srcUnitName":"接続元ユニット名", "srcExecID":"接続元実行ID", "execOrderMethod":"実行順序制御方式" }
- メンバー
-
返却されるメンバーを次の表に示します。
表7‒44 ステータス情報オブジェクトのメンバー一覧 メンバー
データ型
説明
unitName
string
ユニット完全名を1〜930バイトの文字列で返却します。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
execID
string
実行IDを「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」の形式で返却します(例:@10A200)。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
status
string
ユニットの状態を,定数Statusに規定されている文字列定数で返却します。定数Statusの詳細については,「7.4.1(2) Status」を参照してください。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。
schStartTime
string
開始予定日時を返却します。開始予定日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。
「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」
ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
startTime
string
開始日時を返却します。開始日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。
「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」
ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
reStartTime
string
再実行開始日時を返却します。再実行開始日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。
「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」
ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
endTime
string
終了日時を返却します。終了日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。
「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」
ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
startDelayStatus
string
このユニットの開始遅延の有無を,定数DelayStartに規定されている文字列定数で返却します。定数DelayStartの詳細については,「7.4.1(3) DelayStart」を参照してください。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。
nestStartDelayStatus
string
このユニットの配下の開始遅延の有無を,定数DelayStartに規定されている文字列定数で返却します。定数DelayStartの詳細については,「7.4.1(3) DelayStart」を参照してください。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。
endDelayStatus
string
このユニットの終了遅延の有無を,定数Delayendに規定されている文字列定数で返却します。定数DelayEndの詳細については,「7.4.1(4) DelayEnd」を参照してください。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。
nestEndDelayStatus
string
このユニットの配下の終了遅延の有無を,定数Delayendに規定されている文字列定数で返却します。定数DelayEndの詳細については,「7.4.1(4) DelayEnd」を参照してください。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。
startDelayTime
string
開始遅延日時を返却します。開始遅延日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。
「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」
ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
endDelayTime
string
終了遅延日時を返却します。終了遅延日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。
「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」
ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
changeType
string
計画一時変更の有無を,定数ChangeTypeに規定されている文字列定数で返却します。定数ChangeTypeの詳細については,「7.4.5(1) ChangeType」を参照してください。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。
holdAttr
string
保留属性を,定数HoldAttrに規定されている文字列定数で返却します。定数HoldAttrの詳細については,「7.4.5(2) HoldAttr」を参照してください。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。
registerTime
string
ジョブ登録日時を返却します。ジョブ登録日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。
「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」
ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
jobNumber
int
ジョブ番号を数値で返却します。
情報を取得できない場合,または情報がないユニットの場合は,「-1」を返却します。
retCode
string
終了コードを文字列で返却します。
情報を取得できない場合,または情報がないユニットの場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
execHost
string
実行ホスト名を0〜255バイトの文字列で返却します。
情報を取得できない場合,またはユニットが開始していない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
simpleUnitName
string
ユニット名を0〜30バイトの文字列で返却します。
情報を取得できない場合は,長さ0バイトの文字列を返却します。
waiting
string
成立していない待ち合わせ条件の有無を,定数Waitingに規定した文字列定数で返却します。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当なし)」を返却します。定数Waitingの詳細については,「7.4.5(4) Waiting」を参照してください。
delayedStart
string
開始遅延を監視する方法を,定数DelayMonitorに規定されている文字列で返却します。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当せず)」を返却します。定数DelayMonitorの詳細については,「7.4.5(5) DelayMonitor」を参照してください。
delayedStartTime
string
開始遅延の監視を始める時刻を返却します。
メンバーdelayedStartで取得した定数DelayMonitorによって,次に示すとおりに返却します。
-
定数DelayMonitorが「ABSOLUTE」の場合
開始遅延の監視を始める時刻を「hh:mm」の形式で返却します。
hh:時間を00〜47(単位:時)で返却します。
mm:分を00〜59(単位:分)で返却します。
-
定数DelayMonitorが「ROOT」,「TOP」,または「OWN」の場合
開始遅延の監視を始める相対時刻(単位:分)を1〜2879の数字で返却します。
-
定数DelayMonitorが「ABSOLUTE」,「ROOT」,「TOP」,または「OWN」以外の場合
長さ0バイトの文字列を返却します。
delayedEnd
string
終了遅延を監視する方法を,定数DelayMonitorに規定されている文字列で返却します。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当せず)」を返却します。定数DelayMonitorの詳細については,「7.4.5(5) DelayMonitor」を参照してください。
delayedEndTime
string
終了遅延の監視を始める時刻を返却します。
メンバーdelayedEndで取得した定数DelayMonitorによって,次に示すとおりに返却します。
-
定数DelayMonitorが「ABSOLUTE」の場合
開始遅延の監視を始める時刻を「hh:mm」の形式で返却します。
hh:時間を00〜47(単位:時)で返却します。
mm:分を00〜59(単位:分)で返却します。
-
定数DelayMonitorが「ROOT」,「TOP」,または「OWN」の場合
開始遅延の監視を始める相対時刻(単位:分)を1〜2879の数字で返却します。
-
定数DelayMonitorが「ABSOLUTE」,「ROOT」,「TOP」,または「OWN」以外の場合
長さ0バイトの文字列を返却します。
monitoringJobnet
string
ジョブネットの実行所要時間による終了遅延の監視方法を,定数MonitoringJobnetに規定されている文字列で返却します。
情報を取得できない場合は,「NONE(該当せず)」を返却します。定数MonitoringJobnetの詳細については,「7.4.5(6) MonitoringJobnet」を参照してください。
timeRequiredForExecution
string
ジョブネットの実行所要時間を返却します。
メンバーmonitoringJobnetで取得した定数MonitoringJobnetによって,次に示すとおりに返却します。
-
定数MonitoringJobnetが「TIME_REQUIRED_FOR_EXECUTION_YES」の場合
ジョブネットの実行所要時間(単位:分)を1〜2879の数字で返却します。
-
定数MonitoringJobnetが「TIME_REQUIRED_FOR_EXECUTION_YES」以外の場合
長さ0バイトの文字列を返却します。
-
情報を取得できない場合
長さ0バイトの文字列を返却します。
destHostName
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続先ホスト名を1〜255バイトの文字列で返却します。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
指定したユニットのユニット種別が,ジョブネットコネクタではない場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定がある場合
destServiceName
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続先スケジューラーサービス名を1〜30バイトの文字列で返却します。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
指定したユニットのユニット種別が,ジョブネットコネクタではない場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定がある場合
destUnitName
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続先ユニット完全名を0〜930バイトの文字列で返却します。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
指定したユニットのユニット種別が,ジョブネットコネクタではない場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定がある場合
destExecID
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続先の実行IDを「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」の形式で返却します(例:@10A200)。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
接続先実行IDがない場合
-
指定したユニットのユニット種別が,ジョブネットコネクタではない場合
-
接続相手のユニットが次のとき
・接続相手のユニットが存在しないとき
・接続相手のユニット種別が不正のとき
・接続ユニット名が空のとき
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定がある場合
別のスケジューラーサービス認証時にエラーになり,実行IDが取得できない場合,「-2」の文字列を返却します。
「-2」以外の理由で,接続情報取得でエラーになった場合,「-1」の文字列を返却します。
srcHostName
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続元ホスト名を1〜255バイトの文字列で返却します。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
指定したユニットのユニット種別が,ルートジョブネットではない場合
-
実行順序制御を「しない」に設定している場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定があるとき
srcServiceName
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続元スケジューラーサービス名を1〜30バイトの文字列で返却します。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
指定したユニットのユニット種別が,ルートジョブネットではない場合
-
実行順序制御を「しない」に設定している場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定があるとき
srcUnitName
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続元ユニット完全名を0〜930バイトの文字列で返却します。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
指定したユニットのユニット種別が,ルートジョブネットではない場合
-
実行順序制御を「しない」に設定している場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定があるとき
srcExecID
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,接続元の実行IDを「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」の形式で返却します(例:@10A200)。
次の場合に,長さ0バイトの文字列を返却します。
-
接続元実行IDがない場合
-
指定したユニットのユニット種別が,ルートジョブネットではない場合
-
接続相手のユニットが次の場合
・接続相手のユニットが存在しないとき
・接続相手のユニット種別が不正のとき
・接続ユニット名が空のとき
-
実行順序制御を「しない」に設定している場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定がある場合
別のスケジューラーサービス認証時にエラーになり,実行IDが取得できない場合,「-2」の文字列を返却します。
「-2」以外の理由で接続情報取得でエラーになった場合,「-1」の文字列を返却します。
execOrderMethod
string
パラメーターsearchConnectInfoで「YES(接続情報を取得する)」の指定がある場合,実行順序制御方式を,定数ExecOrderMethodに規定した文字列定数で返却します。
次の場合に,「NONE(該当なし)」を返却します。
-
指定したユニットのユニット種別が,ルートジョブネットではない場合
-
実行順序制御を「しない」に設定している場合
-
パラメーターsearchConnectInfoで「NO(接続情報を取得しない)」の指定があるとき
定数ExecOrderMethodの詳細については,「7.4.5(7) ExecOrderMethod」を参照してください。
-