1.4.1 JP1/AJS3のコマンド実行時に使用される環境変数
コマンド実行時に使用される環境変数を次の表に示します。
- 注※1
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「ユニットを操作するコマンド」については,表1-10を参照してください。また,環境変数AJSMANAGERHOSTは,JP1/AJS3の起動時には設定しないでください。
- 注※2
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環境変数はJP1_HOSTNAMEが設定されているかどうかで使用されるユーザーマッピングが異なります。
環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されている場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに設定された論理ホストに定義されているユーザーマッピングが使用されます。
環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていない場合,物理ホストに定義されているユーザーマッピングが使用されます。
論理ホストを参照する場合は,必ず環境変数JP1_HOSTNAMEを設定する必要があります。
物理ホストを参照する場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEを設定しないでください。設定した場合,コマンドが失敗することがあります。
- 注※3
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Windowsの場合,コマンド実行時のタイムゾーンをシステムのタイムゾーンと合わせてください。
- 注※4
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環境変数AJSAUTOJUDGEの指定値に従って,プランニンググループの下にあるユニットの中から操作対象を選択します。
環境変数AJSAUTOJUDGEで指定する値を次に示します。
- YES
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自動的に選択して操作する場合に指定します。
コマンドに指定するユニット名は,プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略して指定します。
- NO
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自動的に選択して操作しない場合に指定します。
指定したユニットに対して操作します。プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略して指定することはできません。
- AUTOまたは値の設定なし
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ユニット名の指定方法に従って,自動的に選択して操作するかしないかを決定する場合に指定します。
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自動的に選択して操作する場合
プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略してユニット名を指定します。
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自動的に選択して操作しない場合
プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略しないでユニット名を指定します。この場合,指定したユニットが操作対象になります。ただし,プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略して指定したパス名と,同じ名称のユニットがある場合,省略したものとして扱われ,操作対象のユニットが自動選択されます。
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- 注※5
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環境変数AJSDISPSUBUNITTYPEの指定値に従って,標準出力ファイルに出力する形式を決定します。
環境変数AJSDISPSUBUNITTYPEで指定する値を次に示します。
- YES
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ジョブグループ種別を出力します。
(出力形式)
退避ファイル名:退避元ユニット名:退避ユニット名:退避ユニット種別(ジョブグループ種別)
(例)
0001:/group1:group2:g(p)
- NOまたは値の設定なし
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ジョブグループ種別を出力しません。
(出力形式)
退避ファイル名:退避元ユニット名:退避ユニット名:退避ユニット種別
(例)
0001:/group1:p_group1:g
なお,ユニットの種別とジョブグループの種別については,「3. 通常の運用で使用するコマンド ajsprint」の表3-13を参照してください。
- 注※6
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コマンドのリモート実行先の環境変数LANGがja_JP.UTF-8,ja_JP.utf8,JA_JP,またはJA_JP.UTF-8の場合に,環境変数AJSCONVERTUTF8の指定値に従って,JP1/AJS3 - Managerの通信処理で文字コード変換を行うかどうかを指定します。
環境変数AJSCONVERTUTF8で指定する値を次に示します。
- yesまたは値の指定なし
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JP1/AJS3 - Managerの通信処理で文字コード変換を行う場合に指定します。
- no
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JP1/AJS3 - Managerの通信処理で文字コード変換を行わない場合に指定します。
コマンド投入元とリモート実行先の文字コードがUTF-8同士の場合は,「no」を指定してください。