12.4.13 [詳細定義−[HTTP接続ジョブ]]ダイアログボックス
[詳細定義−[HTTP接続ジョブ]]ダイアログボックスでは,HTTP接続ジョブの詳細を定義します。
このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。
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[定義]タブ
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[属性]タブ
- 〈この項の構成〉
(1) 共通する表示項目
共通する表示項目を次の図に示します。
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表示項目について説明します。
- [ユニット名]
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ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは「HTTP接続ジョブ」です。
- [コメント]
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ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [実行エージェント]
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HTTP接続ジョブを実行させたい実行エージェント名,または実行エージェントグループ名を255バイト以内の文字列で指定します。また,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
リモートジョブネット配下でユニットを定義する場合,この項目はテキストボックスで表示されます。
リモートジョブネット以外でユニットを定義する場合,この項目はコンボボックスで表示され,その中から選択できます。コンボボックスに直接入力することもできます。コンボボックスに表示されるリストの内容は,実行エージェントプロファイルの有効/無効,および実行エージェントプロファイルに設定されている内容によって異なります。
- 実行エージェントプロファイルが無効になっている場合
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リストは表示されません。
- 実行エージェントプロファイルが有効になっている場合
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指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されている
リストには,指定するジョブに許可する実行エージェントが表示されます。
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指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されていない
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていれば,上位ユニットに許可する実行エージェントがリストに表示されます。
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていなければ,リストは表示されません。
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実行エージェントについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 5.1.1 実行エージェント」を参照してください。
(2) [定義]タブ
[詳細定義−[HTTP接続ジョブ]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。
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- [接続設定ファイル名]
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HTTP接続を行うための接続情報を定義したエージェントホスト上の接続設定ファイル名を,511バイト以内の文字列で指定します。
ファイル名は絶対パスで指定します。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
[接続設定ファイル名]は省略できません。
接続設定ファイル名に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- [リクエスト種別]
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HTTP通信を行うときのリクエスト種別(HTTPメソッド)を選択します。デフォルトは[GET]です。選択できるリクエスト種別を次に示します。
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GET
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POST
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PUT
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DELETE
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- [送信情報ファイル]
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拡張モードを使用するかどうかを選択します。拡張モードを使用する場合は[拡張モード]をチェックします。
拡張モードを使用しない場合,送信情報ファイル名の内容をHTTPリクエストとして送信します。
拡張モードを使用する場合,URLパラメーターおよびメッセージボディの内容をHTTPリクエストとして送信します。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewのバージョンが12-50以降の場合に表示されます。
- [送信情報ファイル名]
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JP1/AJS3 - ManagerとJP1/AJS3 - Agentのバージョンが12-10以前の場合または拡張モードを使用しない場合に指定します。HTTPリクエストとして送信する情報を定義したエージェントホスト上の送信情報ファイル名を,511バイト以内の文字列で指定します。
ファイル名は絶対パスで指定します。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
[送信情報ファイル名]を省略した場合,空のリクエスト情報を送信します。
送信情報ファイル名に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- [URLパラメーター]
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JP1/AJS3 - ManagerとJP1/AJS3 - Agentのバージョンが12-50以降で,拡張モードを使用する場合に指定します。HTTPリクエストのURLパラメーターとして送信する情報を定義したエージェントホスト上の送信情報ファイル名(URLパラメーター)を,511バイト以内の文字列で指定します。
ファイル名は絶対パスで指定します。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
[URLパラメーター]を省略した場合,空のリクエスト情報を送信します。
送信情報ファイル名に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewのバージョンが12-50以降の場合に表示されます。
- [メッセージボディ]
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JP1/AJS3 - ManagerとJP1/AJS3 - Agentのバージョンが12-50以降で,拡張モードを使用する場合に指定します。HTTPリクエストのメッセージボディとして送信する情報を定義したエージェントホスト上の送信情報ファイル名(メッセージボディ)を,511バイト以内の文字列で指定します。
ファイル名は絶対パスで指定します。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
[メッセージボディ]を省略した場合,空のリクエスト情報を送信します。
送信情報ファイル名に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewのバージョンが12-50以降の場合に表示されます。
- [ステータス格納ファイル名]
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HTTPレスポンスに含まれるHTTPステータスの情報を格納するためにエージェントホスト上に作成されるステータス格納ファイル名を,511バイト以内の文字列で指定します。
ファイル名は絶対パスで指定します。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
[ステータス格納ファイル名]は省略できません。
- [受信データ格納方式]
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HTTPレスポンスとして受信したHTTPヘッダーとHTTPボディを,別のファイルに出力するか同じファイルに出力するかを指定します。デフォルトは[ヘッダとボディを別のファイルに出力する]です。選択できる受信データ格納方式を次に示します。
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[ヘッダとボディを別のファイルに出力する]
受信データのヘッダー部分を受信ヘッダー格納ファイルに,ボディ部分を受信ボディ格納ファイルに記述します。
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[ヘッダとボディを同じファイルに出力する]
受信データのヘッダー部分とボディ部分を分けずに,受信ヘッダー格納ファイルだけに記述します。
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- [受信ヘッダ格納ファイル名]
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HTTPレスポンスとして受信したHTTPヘッダーの情報を格納するためにエージェントホスト上に作成される受信ヘッダー格納ファイル名を,511バイト以内の文字列で指定します。
ファイル名は絶対パスで指定します。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
[受信ヘッダ格納ファイル名]は省略できません。
受信ヘッダー格納ファイル名に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- [受信ボディ格納ファイル名]
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HTTPレスポンスとして受信したHTTPボディの情報を格納するためにエージェントホスト上に作成される受信ボディ格納ファイル名を,511バイト以内の文字列で指定します。
ファイル名は絶対パスで指定します。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
受信ボディ格納ファイル名に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
[受信データ格納方式]で[ヘッダとボディを別のファイルに出力する]を選択した場合,[受信ボディ格納ファイル名]は省略できません。[ヘッダとボディを同じファイルに出力する]を選択した場合は,[受信ボディ格納ファイル名]に指定されている値は無視されます。
- [実行優先順位]
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ジョブの実行優先順位を選択します。指定できる値は,[なし],および[1]〜[5]です。優先度が最も高いのは,[5]です。デフォルトは[なし]です。
[なし]の場合は上位ジョブネットの定義に依存します。[なし]が指定され,最上位までのすべてのジョブネットに[なし]が指定されていた場合,環境設定パラメーターDEFAULTPRIORITYの設定値が仮定されます。環境設定パラメーターDEFAULTPRIORITYの設定も省略している場合は,[1]が仮定されます。環境設定パラメーターDEFAULTPRIORITYの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4.2(108) DEFAULTPRIORITY」を参照してください。
実行ホストがLinuxの場合,マッピングした結果の実行時のユーザーがスーパーユーザー権限を持たないユーザーである場合,[4],[5]を指定すると,実行時に権限エラーになります。
指定できる値と,値の意味を次の表に示します。
表12‒44 指定できる値と実行優先順位 指定できる値
Linuxの場合
Windowsの場合
1
nice値+20
対話処理と比較して低い
2
nice値+10
対話処理と比較して低い
3
nice値
対話処理と同等
4
nice値-10
対話処理と比較して高い
5
nice値-20
対話処理と比較して高い
- 補足事項
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Windowsの場合,優先順位は3段階になります。次の三つの優先順位クラスを設定してジョブのプロセスを起動します。
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設定値が[1]または[2]の場合は,システムがアイドル状態のときに実行されます(Windowsで規定されるIDLE_PRIORITY_CLASSを設定します)。
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設定値が[3]の場合は,一般的なプロセスとして実行されます(Windowsで規定されるNORMAL_PRIORITY_CLASSを設定します)。
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設定値が[4]または[5]の場合は,上記の優先順位クラスを割り当てられたプロセスのスレッドより先に実行されます(Windowsで規定されるHIGH_PRIORITY_CLASSを設定します)。
Linuxの場合,nice値のデフォルトとして,jajs_spmdを実行した際のJP1/AJS3サービスのnice値を基準とします。特に設定されていない場合のnice値は20が仮定されます。
設定値が[1]でnice値が20の場合,優先順位の値は次のようになります。
39 ≒ 20(初期値)+20(増分値)
nice値の範囲(0〜39)を超える場合,最大値は39,最小値は0となります。
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- [標準出力ファイル名]
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ジョブを実行するときに使うエージェントホスト上の標準出力ファイル名を511バイト以内の文字列で指定します。ファイル名は絶対パスで指定することを推奨します。相対パスで指定した場合,HTTP接続ジョブを実行するOSがWindowsのときは,エージェントの環境設定で設定されているエージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名からの相対パスになります。HTTP接続ジョブを実行するOSがLinuxのときは,実行ユーザーのホームディレクトリからの相対パス,ホームディレクトリが未定義のときは「/(ルート)」からの相対パスになります。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
「$JP1AJS2_JPQSTDOUTTEMP$」を指定した場合,標準出力ファイルは一時ファイルに出力されます。
標準出力ファイル名を定義する場合の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.11.1 標準出力ファイル・標準エラー出力ファイルの注意事項」を参照してください。
- [標準エラー出力ファイル名]
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ジョブを実行するときに使うエージェントホスト上の標準エラー出力ファイル名を511バイト以内の文字列で指定します。ファイル名は絶対パスで指定することを推奨します。相対パスで指定した場合,HTTP接続ジョブを実行するOSがWindowsのときは,エージェントの環境設定で設定されているエージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名からの相対パスになります。HTTP接続ジョブを実行するOSがLinuxのときは,実行ユーザーのホームディレクトリからの相対パス,ホームディレクトリが未定義のときは「/(ルート)」からの相対パスになります。
マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
標準エラー出力ファイル名を定義する場合の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.11.1 標準出力ファイル・標準エラー出力ファイルの注意事項」を参照してください。
- [終了コード指定]
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HTTPステータスコードごとのジョブの終了コードを指定します。終了コードを指定しない場合は,デフォルトの終了コードが指定されます。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewのバージョンが12-50以降の場合に表示されます。
- [追加]ボタン
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[追加]ボタンをクリックすると,[終了コード指定]ダイアログボックスが表示されます。HTTPステータスコードごとの終了コードを,511バイト以内の文字列で指定します。[終了コード指定]ダイアログボックスで指定した終了コードは,[終了コード指定]のリストに追加されます。
詳細については,「12.4.14 [詳細定義−[HTTP接続ジョブ]−[終了コード指定]]ダイアログボックス」を参照してください。
- [編集]ボタン
-
リストに表示された終了コードを選択したあと[編集]ボタンをクリックすると,[終了コード指定]ダイアログボックスが表示されます。HTTPステータスコードごとの終了コードの指定を編集します。[終了コード指定]ダイアログボックスで編集した終了コードはリストに追加されます。
詳細については,「12.4.14 [詳細定義−[HTTP接続ジョブ]−[終了コード指定]]ダイアログボックス」を参照してください。
- [削除]ボタン
-
リストの表示された終了コードを選択したあと[削除]ボタンをクリックすると,リストで選択した終了コードの指定は削除されます。
- [終了判定]
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終了判定の条件を選択します。
- [判定結果]
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[判定結果]で選択した終了判定の条件によって,表示項目が異なります。デフォルトは[しきい値による判定]です。[判定結果]の下には[警告しきい値]と[異常しきい値]の項目が表示されています。選択できる終了判定の条件を次に示します。
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[常に正常]
HTTP接続ジョブを常に正常終了します。[警告しきい値]と[異常しきい値]の項目は,指定できません。
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[常に異常]
HTTP接続ジョブを常に異常終了します。[警告しきい値]と[異常しきい値]の項目は,指定できません。
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[ファイルが存在すれば正常]
ジョブ終了時に,[ファイル名]で指定したエージェントホスト上のファイルがあれば,HTTP接続ジョブを正常終了します。[判定結果]の下の項目は,[ファイル名]に変更されます。任意のファイル名を511バイト以内の文字列で指定します。ファイル名は,絶対パスで指定します。また,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
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[ファイルが更新されれば正常]
ジョブ開始から終了までの間に,[ファイル名]で指定したエージェント上のファイルが更新されれば,HTTP接続ジョブを正常終了します。[判定結果]の下の項目は,[ファイル名]に変更されます。任意のファイル名を511バイト以内の文字列で指定します。ファイル名は,絶対パスで指定します。また,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
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[しきい値による判定]
正常終了と警告終了の判定基準とする値,または正常終了と異常終了の判定基準とする値を,定義します。[警告しきい値]と[異常しきい値]の指定できる値は,0〜2,147,483,647です。デフォルトは,[警告しきい値]が空白で,[異常しきい値]が0です。
デフォルトの場合は,終了コードが0以外のときに異常終了となります。[警告しきい値]を設定した場合は,終了コードが0から設定した値までを正常終了とします。終了コードが[警告しきい値]より大きい場合に警告終了となります。また,[異常しきい値]を設定した場合は0から[異常しきい値]までが正常終了となります。終了コードが-1以下または[異常しきい値]より大きい場合に異常終了となります。[警告しきい値]と[異常しきい値]の両方を指定した場合は,終了コードが0から[警告しきい値]までが正常終了,[警告しきい値]より大きく[異常しきい値]までが警告終了,-1以下または[異常しきい値]より大きい場合が異常終了となります。
Linuxで実行した場合,終了コードは0〜255の値となり,負の値はありません。
実行したプログラムが負の値で終了した場合,終了コードは,256 + (exitコード)と扱われます(例えば,-1でexitした場合は,256 - 1 = 255と扱われます)。
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- [異常終了時リトライ]
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実行ファイルがエラーになった場合,リトライ実行するかどうかを選択します。[判定結果]で[しきい値による判定]を選択している場合に指定できます。
指定できる種類は,[しない]または[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [終了コード]
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[異常終了時リトライ]で[する]を選択した場合,リトライ実行するジョブの終了コードを指定します。
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下限値
リトライ実行する場合に,終了コードの下限値を指定します。終了コードがここで指定した値以上の場合,リトライが実行されます。
指定できる値は,1〜4,294,967,295です。デフォルトは空白です。この項目を省略した場合,「[異常終了しきい値]に指定した値 + 1」が仮定されます。
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上限値
リトライ実行する場合に,終了コードの上限値を指定します。終了コードがここで指定した値以下の場合,リトライが実行されます。
指定できる値は,1〜4,294,967,295です。デフォルトは空白です。この項目を省略した場合,「4,294,967,295」が仮定されます。
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- [最大リトライ回数]
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[異常終了時リトライ]で[する]を選択した場合,リトライ実行する最大回数を指定します。指定できる値は,1〜12です。デフォルトは「1」です。
- [リトライ間隔]
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[異常終了時リトライ]で[する]を選択した場合,ジョブの実行ファイルがエラーになってからリトライ実行を開始するまでの間隔を指定します。指定できる値は,1〜10(単位:分)です。デフォルトは「1」です。
- [実行時のユーザー]
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ジョブを実行するJP1/AJS3 - AgentのOSのユーザー名を63バイト以内の文字列で指定します。また,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
このユーザーは,[実行ユーザー種別]の[登録ユーザー],または[所有ユーザー]にマッピングしておく必要があります。ただし,上位ユニットに対して実行ユーザー固定機能を設定している場合は,[実行ユーザー種別]の指定に関係なく,固定されているユーザーにマッピングしておく必要があります。
また,この項目の指定を省略した場合,ユーザーマッピングのプライマリーユーザーで実行します。ユーザーマッピングについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のユーザー管理機能の設定の章を参照してください。
Windowsのホストで実行するジョブの場合,有効となるOSのユーザーの情報は,指定したOSのユーザーの権限だけです。HTTP接続ジョブからアクセスするファイルに対しては,指定したOSユーザーでアクセスします。
実行ユーザーのアクセス権をローカルホストのユーザーに限定させたい場合は,OSユーザー名の指定方法を「ホスト名\ユーザー名」としてください。
- 重要
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ファイル名には,ネットワークドライブ名から始まるパスを指定しないでください。ネットワークドライブ名ではなく,「\\コンピュータ名\共有フォルダ\実行ファイル名」のようにコンピュータ名から始まるパスを指定してください。
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[詳細定義−[HTTP接続ジョブ]]ダイアログボックスで指定できるファイルは,テキスト形式のファイルだけです。
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接続設定ファイル,または送信情報ファイルに含まれるデータ中に使用できる文字については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 付録C HTTP接続ジョブで使用するファイル」を参照してください。
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(3) [属性]タブ
[詳細定義−[HTTP接続ジョブ]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。
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表示項目について説明します。
- [保留]
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ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [種別]
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ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。
- [打ち切り時間指定]
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ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [打ち切り時間]
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[打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440です。デフォルトは空白です。
- [終了遅延監視]
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実行所要時間によるジョブの終了遅延監視をするかどうかを指定します。ジョブの終了遅延を監視する場合は[実行所要時間]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
また,[実行所要時間]をチェックした場合は,ジョブの実行所要時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440です。
なお,実行所要時間によるジョブの終了遅延監視の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 5.1.3 ジョブの実行所要時間による終了遅延監視」を参照してください。
- [所有者]
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ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。ただし,上位ユニットに対して上位ユニット属性継承機能を設定している場合,デフォルトは,上位ユニットの所有者です。
- [JP1資源グループ]
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JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。
- [実行ユーザー種別]
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実行ユーザーの種類を選択します。デフォルトは[登録ユーザー]です。選択できる種類を次に示します。
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[登録ユーザー]
ジョブを登録したJP1ユーザーでユーザーマッピングします。変換されたOSのユーザーのアカウントでジョブを実行します。
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[所有ユーザー]
ジョブを所有しているJP1ユーザーでユーザーマッピングします。変換されたユーザーのアカウントでジョブを実行します。
ここで指定したユーザーからOSのユーザーに変換されるように,ジョブ実行ホストでユーザーマッピングする必要があります。
なお,上位ユニットに実行ユーザー固定機能を設定している場合,実行ユーザーは,ここでの指定に関係なく,ユニット属性プロファイルの設定に従って固定されます。
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