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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


11.2.5 メモリー所要量を設定する

JP1/AJS3 - Viewで使用するメモリー所要量を設定できます。

JP1/AJS3 - Viewで使用できるメモリーの最大サイズは,デフォルトでは512メガバイトです。このデフォルト値は,次の表に示す状態のウィンドウを同時に三つ表示できる設定値です。

表11‒4 各ウィンドウの状態

項番

ウィンドウ

ユニット数

合計スケジュール数

1

JP1/AJS3 - View(メイン画面)

1,000

2

JP1/AJS3 - View(サマリー監視画面)

1,000

1,000※1

3

ジョブネットエディタ

1,000

4

ジョブネットモニタ

1,000

5

デイリースケジュール

1,000

1,000※1

6

マンスリースケジュール

1,000

30,000※2

7

検索

1,000

(凡例)

−:該当しない。

注※1

1日1回の実行を仮定しています。

注※2

1日1回の実行で,30日分を表示していると仮定しています。

見積もりの結果がデフォルト値を超えた場合は,JP1/AJS3 - Viewで使用するメモリーの最大サイズを大きくしてください。

指定場所

JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\ajs2.conf

指定内容

次の形式で指定します。

jreparam=-Xmxメモリーの上限値M

注意事項
  • ajs2.confファイルを編集する場合は,jreparamに指定されている他オプションについての記載は変更しないでください。デフォルトで記載されている-Xmxの数値部分だけを変更してください。

  • -Xmxの指定が正しくない場合は,設定した値を無視して動作したり,JP1/AJS3 - Viewが起動しなかったりします。注意して-Xmxを指定してください。-Xmxに指定する値を大きくし過ぎると,システム全体のメモリー不足を発生させるおそれがあるので,指定する値は,システムで使用できるメモリーに応じて調整してください。なお,指定する値は搭載メモリー(主記憶)の半分以下にしてください。

注意事項(バージョン12以前からバージョンアップ時)

バージョン13以降は,バージョン12以前よりもメモリー消費量が大きくなるため,メモリー所要量を再度見積もり,必要に応じて設定してください。

指定例

メモリーの上限値を1,024メガバイトにします。

jreparam=-Xmx1024M