9.12 ジョブの状態を変更する
ジョブの状態を変更する手順を次に示します。
なお,ジョブの状態は,ajschgstatコマンドで変更することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajschgstat」を参照してください。
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[JP1/AJS3 - View]ウィンドウの機能メニューで[ステータス監視]をクリックする。
[ステータス監視]が選択状態になります。
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ツリーエリアで,状態を変更したいジョブを管理するジョブグループをクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態になります。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
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操作対象のジョブを管理するルートジョブネットをクリックし,[表示]−[デイリースケジュール]−[階層表示]を選択する。
[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウが表示されます。
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ツリーエリアで,操作対象のジョブをクリックする。
クリックしたジョブが選択状態になります。
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手順4で選択したジョブについて,スケジュールエリアで,状態を変更したい四角をクリックする。または,実行結果リストで,状態を変更したい行をクリックする。
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[操作]−[ジョブ状態変更]を選択する。
[ジョブ状態変更]ダイアログボックスが表示されます。
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ジョブの状態を変更する。
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[OK]ボタンをクリックする。
[ジョブ状態変更]ダイアログボックスが閉じます。
ジョブの状態が変更されます。
スケジュールエリアの四角が,手順7で指定した状態の色で表示されます。
実行結果リストにも,変更が反映されます。
- 注意事項
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状態を変更できるのは,実行中および終了状態のジョブだけです。ただしキューレスジョブの場合は,実行待ち状態でも状態を変更できます。
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実行中状態のUNIXジョブ,PCジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,QUEUEジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブを終了状態に変更した場合,ジョブが正常に終了した場合と同様に,後続のジョブやジョブネットの実行が開始されます。このとき,実行中であったジョブ自体は,ジョブが終了状態でも継続して実行されています。エージェント管理制御では,実際にジョブが終了するまで,ジョブの実行多重度には実行中としてカウントされます。
また,実行中状態のイベントジョブおよびカスタムイベントジョブを終了状態にした場合には,イベントジョブおよびカスタムイベントジョブが正常に終了した場合と同様に,後続のジョブやジョブネットの実行が開始されます。なお,その場合,正常終了してもイベントジョブおよびカスタムイベントジョブの引き継ぎ情報は設定されません。監視しているイベントジョブおよびカスタムイベントジョブの監視処理自身は,状態変更を契機に終了します。
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- 補足事項
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異常終了したジョブがあった場合でも,異常終了したジョブを正常終了したことにしてジョブネット全体を確実に実行したい場合などに,ジョブ状態を変更します。
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ジョブの状態は,次のウィンドウからも変更できます。
・[デイリースケジュール(全ジョブ表示)]ウィンドウ
・[マンスリースケジュール]ウィンドウ
・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ
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ジョブの状態を変更したあとに,実際のキューイングジョブ数および実行中のジョブ数を確認する場合は,ajsagtshowコマンドおよびjpqagtshowコマンドを使用します。これらのコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsagtshow」,およびマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド jpqagtshow」を参照してください。
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