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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


16.2.5 [スケジューラーサービス詳細]画面

[スケジューラーサービス詳細]画面では,選択したスケジューラーサービスのステータスのサマリを表示できます。スケジューラーサービスのステータスに異常がある場合は,スケジューラーサービスのどの状態に異常があるかを特定できます。また,ジョブ実行の運用停止につながる要因が発生している場合は,ほかのダイアログボックスに遷移することで詳細情報を確認できます。

[スケジューラーサービス詳細]画面を次の図に示します。

図16‒5 [スケジューラーサービス詳細]画面

[図データ]

自動更新を[ON]に設定すると,設定した時点から3分間隔で[スケジューラーサービス詳細]画面の表示が更新されます。

[状態]の[抑止機能]および[終了制限]に表示される値の詳細は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsstatus」を参照してください。

[ジョブ実行状況]の[キューイングおよび実行中状態ジョブ数],および[イベントジョブの滞留状況]の[未通知情報数]は,過去10分間で稼働状況レポートに出力された値の最大値を表示します。[スケジューラーサービス詳細]画面の項目と稼働状況レポートに出力される項目の対応を次の表に示します。

表16‒3 [スケジューラーサービス詳細]画面と稼働状況レポートに出力される項目の対応

項番

[スケジューラーサービス詳細]画面

稼働状況レポート

ajsreportコマンド)

参照先

1

キューイングおよび実行中状態ジョブ数

CONTENTJOB_NUM

マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsreport」

2

未通知情報数

EVJOB_UNREPORTED_EVENT_NUM

[起動条件付きジョブネットの滞留状況]の[実行世代数]は,環境設定パラメーターCONDGENWARNNUMで監視している実行世代数の過去10分間の最大値を表示します。環境設定パラメーターCONDGENWARNINTに設定した間隔で値が更新されます。環境設定パラメーターCONDGENWARNINTおよび環境設定パラメーターCONDGENWARNNUMの詳細は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4.2 スケジューラーサービスの環境設定パラメーターの詳細」を参照してください。

各項目をクリックすると,ダイアログボックスが表示され,クリックした項目についての詳細情報を確認できます。項目と操作の一覧を次の表に示します。

表16‒4 [スケジューラーサービス詳細]画面の項目と操作の一覧

項番

項目

操作

参照先

1

[運用環境]ボタン

[スケジューラーサービス運用環境]ダイアログボックスが表示され,スケジューラーサービスの運用環境を確認できます。

16.2.8

2

[ジョブポータル起動]ボタン

ジョブポータルの[リスト]画面へ遷移し,スケジューラーサービスが持つユニットを操作できます。

15.2.3

3

[ジョブ実行状況]のジョブ数

[ジョブ実行状況詳細]ダイアログボックスが表示されます。

16.2.6

4

[イベントジョブの滞留状況]の未通知情報数

[イベントジョブの滞留状況詳細]ダイアログボックスが表示されます。

16.2.7

注意事項

[起動条件付きジョブネットの滞留状況]の[実行世代数]の値は,スケジューラーサービスを再起動した時刻または前回チェックした時刻から,環境設定パラメーターCONDGENWARNINTに設定した時間(分)が経過したあとに更新されます。値が更新されるまでは「0」が表示される場合があります。