12.10.1 画面構成
接続先がJP1/AJS3 - Manager 09-00以降の場合と,JP1/AJS2 - Manager 08-50以前の場合とで,[検索]ウィンドウの表示項目が異なります。それぞれの画面構成について,次に説明します。
(1) 接続先がJP1/AJS3 - Manager 09-00以降の場合
[検索]ウィンドウを次の図に示します。
表示項目について説明します。
(a) 検索条件設定エリア
検索条件を指定します。複数の条件を指定した場合,AND条件として検索できます。また,指定した検索条件を保存することもできます。検索条件は最大32個保存できます。
[探す場所]と[検索対象]以外の条件の指定は任意です。任意の条件を指定したい場合は,各条件のチェックボックスをチェックします。デフォルトではチェックされていません。
- [保存]ボタン
-
[検索条件の保存]ダイアログボックスを表示して,検索条件を保存します。[検索条件の保存]ダイアログボックスについては,「12.10.4 [検索条件の保存]ダイアログボックス」を参照してください。
- [削除]ボタン
-
[検索条件]ドロップダウンリストに表示されている名称で保存されている検索条件を削除します。
- [検索条件]ドロップダウンリスト
-
検索条件を保存している場合は,検索条件の名称を選択できます。ドロップダウンリストには「(デフォルト)」,および保存した検索条件の名称が,最近使用した順に表示されます。検索条件を一つも保存していない場合は,「(デフォルト)」だけが表示されます。
「(デフォルト)」を選択すると,検索条件設定エリアはデフォルトに戻ります。
保存した検索条件の名称を選択すると,検索条件設定エリアに検索条件を復元します。
なお,ドロップダウンリストでの選択に関係なく,[探す場所]は選択前の状態が維持されます。
- 注意事項
-
検索条件の編集中に[検索条件]ドロップダウンリストの選択を変更すると,編集中の内容は破棄されます。編集内容を破棄したくない場合は,[保存]ボタンから検索条件を保存してください。
- [探す場所]
-
検索対象の上位ユニットの完全名を961バイト以内の文字列で指定します。デフォルトでは,[検索]ウィンドウの起動元ウィンドウのツリーエリアで選択していたユニットの完全名が表示されます。また,[...]ボタンをクリックすると表示される[探す場所]ダイアログボックスからも検索対象の上位ユニットを指定できます。
なお,次の文字は指定できません。
-
;(セミコロン)
-
=
-
(
-
)
-
半角スペース
-
タブ文字
-
改行文字
[探す場所]で表示されているユニットの配下をすべて検索する場合は,[配下も探す]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。[配下も探す]をチェックしないで検索すると,検索対象のユニットの直下にあるユニットだけが検索されます。
- 注意事項
-
-
[配下も探す]をチェックして,かつ[ユニット名]を指定しないで検索すると,検索処理に時間が掛かる場合があります。
-
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)から[検索]ウィンドウを表示する場合は,必ず監視対象一覧でユニットを一つ選択してください。一つも選択していないとエラーになります。[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面),[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,または[ジョブネットモニタ]ウィンドウから[検索]ウィンドウを表示した場合は,ツリーエリアに常に選択があるため,エラーにはなりません。
-
-
- [検索対象]
-
検索対象の範囲を指定します。指定できる項目を次に示します。
-
[定義だけ]
ユニットの定義だけが検索の対象になります。ユニットの実行状態や世代数は検索の対象になりません。
-
[定義と状態]
ユニットの実行状態や世代数が考慮され,ユニットの定義および状態が検索の対象になります。
デフォルトは,[検索]ウィンドウの起動元ウィンドウによって異なります。[ジョブネットエディタ]ウィンドウから起動した場合は[定義だけ]が,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[ジョブネットモニタ]ウィンドウから起動した場合は[定義と状態]がデフォルトになります。
-
- [ユニット名]
-
ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,空白のまま検索するとエラーになります。
なお,次の文字は指定できません。
-
,(コンマ)
-
:(コロン)
-
;(セミコロン)
-
/(スラント)
-
=
-
(
-
)
-
半角スペース
-
タブ文字
-
改行文字
また,比較方法をドロップダウンリストから選択できます。選択できる比較方法とその意味を次の表に示します。デフォルトは[完全一致]です。
表12‒57 比較方法(文字列の場合) 項番
比較方法
意味
1
完全一致
検索条件の値と完全に一致する
2
前方一致
検索条件の値で始まる
3
後方一致
検索条件の値で終わる
4
不一致
検索条件の値と一致しない
5
含む
検索条件の値が含まれる
6
含まない
検索条件の値が含まれない
7
正規表現
検索条件の値を正規表現として扱う
比較方法が[正規表現]の場合,検索したいユニット名を64バイト以内の文字列で指定できます。[正規表現]で指定できる記号および指定例を次の表に示します。
表12‒58 正規表現で指定できる記号および指定例 記号
記号の意味
指定例
検索例
?
任意の1文字
A?
AB,A1,A?,A*,A\
?E
DE,1E,?E,*E,\E
*
任意の文字列
B*
B,BC,B12,B?*\
\
直後の記号を文字として扱う※
C\?
C?だけ
- 注※
-
文字列の最後に指定するとエラーになります。
-
- [コメント]
-
ユニットに定義されているコメントを,80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,コメントが定義されていないユニットが検索対象になります。
なお,次の文字は指定できません。
-
タブ文字
-
改行文字
また,比較方法をドロップダウンリストから選択できます。選択できる比較方法については,表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,164バイト以内の文字列を指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
-
- [ユニット種別]
-
ドロップダウンリストから検索対象のユニット種別を指定します。
デフォルトでは,分類されたユニット種別を指定できます。ユニット種別を個別に指定したい場合は,[詳細]をチェックします。[詳細]はデフォルトではチェックされていません。
選択できる項目と検索対象のユニット種別を次の表に示します。デフォルトは[ジョブグループなど]です。
表12‒59 選択できる項目と検索対象のユニット種別 項番
選択できる項目
検索対象のユニット種別
1
[ジョブグループなど]
-
ジョブグループ
-
プランニンググループ
-
マネージャージョブグループ
2
[ルートジョブネットなど]
-
ルートジョブネット
-
ルートリモートジョブネット
-
マネージャージョブネット
3
[ジョブネットなど]
-
ルートジョブネット
-
ルートリモートジョブネット
-
マネージャージョブネット
-
ネストジョブネット
-
ネストリモートジョブネット
4
[標準ジョブ]
-
UNIXジョブ
-
PCジョブ
-
QUEUEジョブ
-
ORジョブ
-
判定ジョブ
-
フレキシブルジョブ※3
-
HTTP接続ジョブ※3
5
[イベントジョブ]※1
-
JP1イベント受信監視ジョブ
-
ファイル監視ジョブ
-
メール受信監視ジョブ
-
メッセージキュー受信監視ジョブ
-
MSMQ受信監視ジョブ
-
ログファイル監視ジョブ
-
Windowsイベントログ監視ジョブ
-
実行間隔制御ジョブ
6
[アクションジョブ]
-
JP1イベント送信ジョブ
-
メール送信ジョブ
-
メッセージキュー送信ジョブ
-
MSMQ送信ジョブ
-
JP1/Cm2状態通知ジョブ
-
ローカル電源制御ジョブ
-
リモート電源制御ジョブ
7
[カスタムジョブ]※2
-
カスタムジョブ
-
引き継ぎ情報設定ジョブ
8
[ジョブなど]
項番4〜7で対象となるすべてのジョブ
- 注
-
ジョブネットコネクタは,[詳細]をチェックしている場合にだけ指定できます。
- 注※1
-
[イベントジョブ],または[詳細]をチェックしていてイベントジョブに分類されるジョブを指定している場合,ドロップダウンリストからイベントジョブの検索場所を選択できます。
選択できるイベントジョブの検索場所を次に示します。デフォルトは[すべて]です。
-
[すべて]
すべてのイベントジョブを検索します。
-
[起動条件]
起動条件(.CONDITION)配下のイベントジョブだけを検索します。
-
- 注※2
-
カスタムジョブは,[詳細]をチェックしていない場合にだけ指定できます。
- 注※3
-
フレキシブルジョブおよびHTTP接続ジョブは,JP1/AJS3 - Viewおよび接続先のJP1/AJS3 - Managerが11-00以降の場合に表示されます。
-
- [定義]タブ
-
検索条件のうち,ユニット定義に関係する検索条件を指定します。
[定義]タブを次の図に示します。
図12‒224 [検索]ウィンドウ([定義]タブ) [定義]タブの検索条件について説明します。
- [所有者]
-
ユニットの所有者名を,31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,所有者が定義されていないユニットが検索対象になります。
なお,次の文字は指定できません。
-
,(コンマ)
-
:(コロン)
-
;(セミコロン)
-
/(スラント)
-
=
-
(
-
)
-
半角スペース
-
タブ文字
-
改行文字
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は66バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
-
- [JP1資源グループ]
-
ユニットのJP1資源グループ名を,63バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,JP1資源グループが定義されていないユニットが検索対象になります。
なお,次の文字は指定できません。
-
,(コンマ)
-
:(コロン)
-
;(セミコロン)
-
/(スラント)
-
=
-
(
-
)
-
半角スペース
-
タブ文字
-
改行文字
-
.(ピリオド)
-
'(シングルクォーテーションマーク)
-
"(ダブルクォーテーションマーク)
-
#
-
$
-
%
-
&
-
~
-
|
-
[
-
]
-
@
-
<
-
>
-
{
-
}
-
+
-
!
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は130バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
-
- [最終更新日時]
-
ユニットの最終更新日時を,年,月,日,時,および分で指定します。デフォルトはすべて空白です。
指定できる値を次の表に示します。
表12‒60 日時に指定できる値 項番
年月日
指定できる値
1
[年]
1994〜環境設定パラメーターSCHEDULELIMITに設定した西暦年※
2
[月]
1〜12
3
[日]
1〜選択した月の最終日
4
[時]
0〜23
5
[分]
0〜59
この項目のチェックボックスをチェックした場合,年月日時分のうち一部または全部を空白のまま検索したときの動作について,次の表に示します。
表12‒61 日時の指定が空白の場合の動作 項番
空白の年月日時分の種類
検索したときの動作
1
年月日および時分のすべてを空白のまま検索した場合
エラーになります。
2
年月日を指定しているが,時分は空白のまま検索した場合
指定した年月日の00:00:00〜23:59:59であるユニットを検索対象とします。
3
時分を指定しているが,年月日は空白のまま検索した場合
[検索開始]ボタンをクリックした日の,指定した時刻の00秒〜59秒であるユニットを検索対象とします。
4
年月日,または時分の組み合わせのうち,どれかを空白のまま検索した場合
エラーになります。
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法とその意味を次の表に示します。デフォルトは[一致]です。
表12‒62 比較方法(日付の場合) 項番
比較方法
意味
1
一致
検索条件の日時と一致する
2
以前
検索条件の日時以前である
3
以降
検索条件の日時以降である
年月日,または時分の指定と比較方法の組み合わせで検索できる日時の範囲を,次の表に示します。
表12‒63 日時の指定と比較方法の組み合わせで検索できる日時の範囲 項番
年月日
時分
比較方法
検索できる日時の範囲
1
○
○
一致
指定した年月日時分の00秒〜59秒に一致
2
○
○
以前
指定した年月日時分の59秒以前
3
○
○
以降
指定した年月日時分の00秒以降
4
○
×
一致
指定した年月日の00:00:00〜23:59:59
5
○
×
以前
指定した年月日の23:59:59以前
6
○
×
以降
指定した年月日の00:00:00以降
7
×
○
一致
[検索]ウィンドウを表示した日の指定した時分の00秒〜59秒に一致
8
×
○
以前
[検索]ウィンドウを表示した日の指定した時分の59秒以前
9
×
○
以降
[検索]ウィンドウを表示した日の指定した時分の00秒以降
- (凡例)
-
○:指定あり
×:指定なし
- [実行エージェント]
-
ユニットに定義されている実行エージェント名,または実行エージェントグループ名を,255バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,詳細定義に実行エージェントが定義されていないユニットが検索対象になります。
なお,タブ文字は指定できません。
この検索条件は,キューレスジョブの実行ホストとしても指定できます。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[実行エージェント]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
・[ジョブネットコネクタ]
・[ORジョブ]
・[判定ジョブ]
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は514バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
ユニットに実行エージェントを定義していない場合,上位ユニットの実行エージェントが仮定されます。仮定される上位ユニットの実行エージェントを考慮して検索対象に含める場合は,[上位ジョブネットの実行エージェントも探す]をチェックしてください。デフォルトではチェックされていません。
- [実行ファイル]
-
PCジョブ,QUEUEジョブ,あるいはフレキシブルジョブに定義されている実行ファイル名,またはUNIXジョブに定義されているスクリプトファイル名を,511バイト以内の文字列で指定します。この検索条件を指定すると,PCジョブ,QUEUEジョブ,UNIXジョブ,およびフレキシブルジョブが検索対象となります。[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合に指定できます。
[詳細]がチェックされていない場合
・[標準ジョブ]
・[ジョブなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[UNIXジョブ]
・[PCジョブ]
・[QUEUEジョブ]
・[フレキシブルジョブ]
デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,実行ファイル名が定義されていないPCジョブ,QUEUEジョブ,およびUNIXジョブが検索対象になります。
なお,タブ文字は指定できません。
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は1,026バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
注意事項
この条件を指定した場合,カスタムPCジョブ,およびカスタムUNIXジョブは検索対象外となります。
- [パラメーター]
-
PCジョブ,QUEUEジョブ,UNIXジョブ,またはフレキシブルジョブに定義されているパラメーターを1,023バイト以内の文字列で指定します。この検索条件を指定すると,PCジョブ,QUEUEジョブ,UNIXジョブ,およびフレキシブルジョブが検索対象となります。[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合に指定できます。
[詳細]がチェックされていない場合
・[標準ジョブ]
・[ジョブなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[UNIXジョブ]
・[PCジョブ]
・[QUEUEジョブ]
・[フレキシブルジョブ]
デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,パラメーターが定義されていないPCジョブ,QUEUEジョブ,UNIXジョブ,およびフレキシブルジョブが検索対象になります。
なお,タブ文字は指定できません。
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は2,050バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
注意事項
この条件を指定した場合,カスタムPCジョブ,およびカスタムUNIXジョブは検索対象外となります。
- [リリース]
-
ユニットのリリース情報を指定します。どのリリース情報で検索するかは,ドロップダウンリストから選択します。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,ドロップダウンリストは不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[ルートリモートジョブネット]
・[マネージャジョブネット]
・[ネストリモートジョブネット]
ドロップダウンリストから選択できる項目を次に示します。デフォルトは[日時]です。
-
[日時]
リリース日時を,年,月,日,時,および分で指定します。デフォルトはすべて空白です。指定できる値は表12-60を参照してください。
この項目のチェックボックスをチェックした場合,年月日時分のうち一部または全部を空白のまま検索したときの動作については,表12-61を参照してください。
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-62および表12-63を参照してください。デフォルトは[一致]です。
-
[ID]
リリースIDを30バイト以内で指定します。デフォルトは空白です。ただし,[ジョブネットエディタ]ウィンドウでリリース先ジョブネットを表示した状態で[検索]ウィンドウを表示した場合は,[ジョブネットエディタ]ウィンドウで表示しているリリース先ジョブネットのリリースIDが表示されます。
この項目のチェックボックスをチェックした場合,空白のまま検索するとエラーになります。
なお,次の文字は指定できません。
・半角スペース
・(
・)
・,(コンマ)
・:(コロン)
・;(セミコロン)
・=
・/(スラント)
・タブ文字
・改行文字
・'(シングルクォーテーションマーク)
・"(ダブルクォーテーションマーク)
・’
・‘
・&
・*
・<
・>
・?
・[
・\
・]
・^
・{
・|
・}
・~
-
- [参照カレンダー]
-
ユニットがほかのジョブグループのカレンダーを参照している場合に,参照先として指定しているジョブグループ名([スケジュールの設定]ダイアログボックスの[ジョブグループ名]に指定しているジョブグループ名)を,930バイト以内の文字列で指定します。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合に指定できます。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ルートジョブネットなど]
・[ジョブネットなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ルートジョブネット]
・[ルートリモートジョブネット]
・[ネストジョブネット]
・[ネストリモートジョブネット]
デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,ほかのジョブグループのカレンダーを参照していないユニットが検索対象になります。
なお,次の文字は指定できません。
-
(
-
)
-
,(コンマ)
-
:(コロン)
-
;(セミコロン)
-
=
-
半角スペース
-
タブ文字
-
改行文字
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は1,864バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
-
- [待ち合わせ対象]
-
ユニットの待ち合わせ条件に定義されている待ち合わせ対象ユニット名を,930バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,待ち合わせ条件が設定されていないユニットが検索対象になります。
なお,次の文字は指定できません。
-
(
-
)
-
;(セミコロン)
-
=
-
半角スペース
-
タブ文字
-
改行文字
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[待ち合わせ対象]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
・[ネストリモートジョブネット]
・[ORジョブ]
・[判定ジョブ]
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は1,864バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
-
- [リトライ設定]
-
ドロップダウンリストからリトライ設定の有無を選択します。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00以降の場合に表示されます。また,接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが10-00より前,またはデータベース構成が互換用ISAM構成の場合は使用できません。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合に指定できます。
[詳細]がチェックされていない場合
・[標準ジョブ]
・[カスタムジョブ]
・[ジョブなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[UNIXジョブ]
・[PCジョブ]
・[QUEUEジョブ]
・[フレキシブルジョブ]
・[HTTP接続ジョブ]
ドロップダウンリストから選択できる項目を次に示します。デフォルトは[あり]です。
-
[あり]
リトライ設定をしているユニットが検索対象になります。
-
[なし]
リトライ設定をしていないユニットが検索対象になります。
-
- [状態]タブ
-
検索条件のうち,ユニットの実行状態に関係する検索条件を指定します。
このタブで表示される検索条件は,[検索対象]で[定義だけ]が選択されている場合,すべて不活性で表示されます。
[状態]タブを次の図に示します。
図12‒225 [検索]ウィンドウ([状態]タブ) [状態]タブの検索条件について説明します。
- [対象世代]
-
ドロップダウンリストから世代の種類,または世代IDを指定します。ただし,擬似予定および実行抑止された予定は検索対象になりません。
この項目のチェックボックスをチェックしない場合,すべての実行世代が検索対象になります。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[対象世代]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
ドロップダウンリストから選択できる項目を次に示します。
-
[最新状態]
最新状態の世代を検索対象とします。
検索対象となる世代は,現在ログインしているJP1/AJS3 - Managerの環境設定パラメーターVIEWSTATUSRANGEの設定値に従います。環境設定パラメーターの設定値と検索対象となる世代の優先度を次に示します。
VIEWSTATUSRANGE=allの場合(デフォルト)
1. 開始日時または再実行開始日時が現在時刻に最も近い実行世代
2. 再実行されていて待ち状態の予定世代
3. 次回実行する予定世代,または「閉塞」状態の世代
VIEWSTATUSRANGE=todayの場合※
1. 開始日時または再実行開始日時が現在時刻に最も近い実行世代
2. 再実行されていて待ち状態の予定世代
3. 当日の予定世代のうち次回実行する世代,または「閉塞」状態の世代
4. 当日に実行終了している結果世代のうち,終了日時が現在時刻に最も近い世代
注※ VIEWSTATUSRANGE=todayの場合,「未計画」状態のルートジョブネットは検索されません。
-
[最新結果]
終了日時が現在時刻に最も近い世代を検索対象とします。
-
[期間指定]
指定した期間に存在する世代を検索対象とします。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewおよび接続先のJP1/AJS3 - Managerが09-10以降の場合に表示されます。
この項目を選択すると,検索する期間の開始日時と終了日時が入力できるようになります。
指定できる値を次の表に示します。デフォルトは,開始日時が00時00分,終了日時が23時59分です。
表12‒64 日時に指定できる値 項番
年月日
指定できる値
1
[年]
1994〜環境設定パラメーターSCHEDULELIMITに設定した西暦年※
2
[月]
1〜12
3
[日]
1〜選択した月の最終日
4
[時]
0〜23
5
[分]
0〜59
開始日時および終了日時を次のように指定した場合はエラーになります。
・年,月,日,時,分のすべてを省略した場合。
・年,月,日のうちのどれかを省略した場合(年,月,日とも省略は可)。
・時,分の両方または片方を省略した場合。
・開始日時に終了日時よりあとの日時を指定した場合。
・指定できる範囲外の値を指定した場合。
なお,年,月,日を省略した場合は,検索日当日の日付が仮定されます。
ルートジョブネットの開始日時から終了日時が,指定した期間に一部でも重なる世代が検索されます。また,ルートジョブネットに実際の開始日時または終了日時がない場合は,ルートジョブネットの状態によって次の値が仮定されます。
表12‒65 ルートジョブネットの状態と開始日時・終了日時に仮定される値 項番
分類
ルートジョブネットの状態
開始日時・終了日時に仮定される値
1
予定世代
-
開始時刻待ち
-
保留中
実行が開始されていないため,開始日時・終了日時ともに開始予定日時が仮定されます。
現在日時が開始予定日時を超過している場合は,現在日時が仮定されます。※
2
実行中世代
-
実行中
-
監視中
-
警告検出実行中
-
異常検出実行中
-
起動条件待ち
実行が終了していないため,終了日時には現在日時が仮定されます。ただし,「起動条件待ち」状態の場合は,開始日時・終了日時ともに現在日時が仮定されます。※
3
結果世代
-
正常終了
-
警告検出終了
-
異常検出終了
-
中断
-
強制終了
-
順序不正
-
繰り越し未実行
-
監視正常終了
-
監視未起動終了
-
監視打ち切り終了
-
監視中断
−
実際の開始日時※および終了日時で検索されます。
注※
再実行した場合,開始日時は最初に再実行する前の開始日時になります。2回以上再実行した場合も変わりません。
[期間指定]を指定した場合の検索では,接続先のJP1/AJS3 - Managerが起動したときのタイムゾーンに従って検索します。そのため,JP1/AJS3 - ViewのタイムゾーンをJP1/AJS3 - Managerのタイムゾーンに合わせることを推奨します。タイムゾーンを合わせる方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.4.1 システムのタイムゾーンについて検討する」を参照してください。
また,JP1/AJS3 - Managerが夏時間に対応したタイムゾーンで起動している場合は,検索する期間の指定に注意が必要です。
2010年のアメリカ東海岸のタイムゾーン(TZ=EST5EDT)の場合の例を次に示します。
図12‒226 標準時間と夏時間の切り替え例 JP1/AJS3 - Managerをアメリカ東海岸のタイムゾーンで起動している場合,2010/3/14 2:00になると夏時間帯の3/14 3:00に切り替わるため,標準時間帯の2010/3/14 2:00〜2:59:59が省略されることになります(図12-226の(1))。この2010/3/14 2:00〜2:59:59を[期間指定]に指定した場合,夏時間帯の3/14 3:00で検索します。
また,2010/11/7 2:00になると,標準時間帯の2010/11/7 1:00に切り替わるため,夏時間帯の2010/11/7 1:00〜1:59:59と,標準時間帯の2010/11/7 1:00〜1:59:59が存在することになります(図12-226の(2))。この2010/11/7 1:00〜1:59:59を[期間指定]に指定した場合,夏時間帯の2010/11/7 1:00〜1:59:59で検索します。ただし,[期間指定]の終了日時に2010/11/7 1:59:59を指定した場合,標準時間帯の2010/11/7 1:59:59まで検索します。標準時間帯の2010/11/7 1:00〜1:59:59の世代を検索したい場合,[期間指定]の終了日時に2010/11/7 1:59を指定してください。
-
-
[世代指定(実行ID)]
特定の実行IDを持つ世代を検索対象とします。この項目は,[ジョブネットモニタ]ウィンドウから[検索]ウィンドウを表示した場合に選択できます。実行IDにはその世代の実行IDが表示されます。
各項目のデフォルトは,[検索]ウィンドウの起動元ウィンドウによって異なります。起動元ウィンドウごとのデフォルトを次に示します。
-
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)から起動した場合
[最新状態]が表示されます。
-
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)から起動した場合
[最新状態]が表示されます。
-
[ジョブネットエディタ]ウィンドウから起動した場合
[検索対象]で[定義だけ]が自動選択されるため,この項目は不活性になります。
-
[ジョブネットモニタ]ウィンドウから起動した場合
[世代指定(実行ID)]が表示されます。実行IDには[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示していた世代の実行IDが表示されます。
-
- [状態]
-
ドロップダウンリストからユニットの実行状態を指定します。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[状態]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
デフォルトでは,分類された実行状態を指定できます。実行状態を個別に指定したい場合は,[詳細]をチェックします。[詳細]はデフォルトではチェックされていません。
選択できる項目と検索対象の実行状態を次の表に示します。デフォルトは,[詳細]をチェックしていない場合は[開始待ち],チェックしている場合は[未登録]です。
表12‒66 選択できる項目と検索対象の実行状態 項番
選択できる項目
検索対象の実行状態
1
[開始待ち]
-
開始時刻待ち
-
先行終了待ち
-
実行待ち
-
キューイング
-
起動条件待ち
2
[保留中]
保留中
3
[実行中]
-
実行中
-
警告検出実行中
-
異常検出実行中
-
監視中
4
[異常終了]
-
異常検出終了
-
順序不正
-
中断
-
強制終了
-
起動失敗
-
終了状態不明
-
監視打ち切り終了
5
[警告終了]
警告検出終了
6
[正常終了]
-
正常終了
-
正常終了−偽
-
監視未起動終了
-
監視中断
-
監視正常終了
-
- 注
-
次に示す状態のユニットを検索する場合は,[詳細]をチェックして,個別に指定してください。
-
未登録
-
未計画
-
未実行終了
-
計画未実行
-
繰り越し未実行
-
閉塞
-
- [遅延]
-
ドロップダウンリストからユニットの遅延状態を指定します。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[遅延]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
・[ジョブネットコネクタ]
・[ORジョブ]
・[判定ジョブ]
選択できる項目と検索できる遅延状態を次の表に示します。デフォルトは[開始遅延あり,または終了遅延あり]です。
表12‒67 選択できる項目と検索できる遅延状態 項番
選択できる項目
検索できる遅延状態
1
[開始遅延あり,または終了遅延あり]
-
開始遅延
-
ネスト開始遅延
-
終了遅延
-
ネスト終了遅延
2
[開始遅延あり]
-
開始遅延
-
ネスト開始遅延
3
[終了遅延あり]
-
終了遅延
-
ネスト終了遅延
-
- [保留予定]
-
ドロップダウンリストからユニットの保留予定の有無を指定します。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[保留予定]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
・[ジョブネットコネクタ]
ドロップダウンリストから選択できる項目を次に示します。デフォルトは[あり]です。
-
[あり]
ユニットの詳細定義で保留を[する]に設定したユニット,および計画一時変更で保留を設定したユニットが検索対象になります。
-
[なし]
[あり]で指定されるユニット以外が検索対象になります。
-
- 補足事項
-
この項目のチェックボックスをチェックした場合は,待ち状態の世代だけでなく,保留中の世代および実行が終了した世代も検索対象になります。実行が終了した世代も検索対象になるため,再実行した場合に保留される世代についても検索できます。
待ち状態の世代だけ,実行が終了した世代だけ,または特定の世代だけを検索対象にしたい場合は,[対象世代]や[状態]を同時に指定して検索対象の世代を特定して検索してください。
- [開始日時]
-
ユニットの開始日時を,年,月,日,時,および分で指定します。デフォルトはすべて空白です。指定できる値は表12-60を参照してください。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[開始日時]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
この項目のチェックボックスをチェックした場合,年月日時分のうち一部または全部を空白のまま検索したときの動作については,表12-61を参照してください。
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-62および表12-63を参照してください。デフォルトは[一致]です。
なお,この条件を指定すると,実行中または実行が終了した世代だけが検索対象となります。
- [終了日時]
-
ユニットの終了日時を,年,月,日,時,および分で指定します。デフォルトはすべて空白です。指定できる値は表12-60を参照してください。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[終了日時]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
この項目のチェックボックスをチェックした場合,年月日時分のうち一部または全部を空白のまま検索したときの動作については,表12-61を参照してください。
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-62および表12-63を参照してください。デフォルトは[一致]です。
なお,この条件を指定すると,実行が終了した世代だけが検索対象となります。
- [実行ホスト]
-
ユニットが実際に実行されたJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentのホスト名を,255バイト以内の文字列で指定します。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[実行ホスト]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
・[ルートジョブネットなど]
・[ジョブネットなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[ルートジョブネット]
・[ルートリモートジョブネット]
・[マネージャジョブネット]
・[ネストジョブネット]
・[ネストリモートジョブネット]
・[ジョブネットコネクタ]
・[ORジョブ]
・[判定ジョブ]
デフォルトは空白です。この項目のチェックボックスをチェックした場合,比較方法に[完全一致]を選択して空白のまま検索すると,実行ホストが確定していない待ち状態のジョブ,またはJP1/AJS3 - Agentでの実行対象外であるジョブグループやジョブネットが検索対象になります。
なお,タブ文字は指定できません。
また,ドロップダウンリストから比較方法を選択できます。選択できる比較方法については表12-57を参照してください。デフォルトは[完全一致]です。比較方法が[正規表現]の場合,文字列は514バイト以内で指定できます。正規表現で指定できる記号については,表12-58を参照してください。
- [実行予定]
-
実行予定がないユニットを表示させない場合,[実行予定がないユニットは除く]をチェックします。
これによって,実行予定があるユニットだけを検索対象にできます。
実行予定がないユニットは,次に示す状態のユニットです。
-
未登録
-
未計画
-
計画未実行
-
未実行終了
ネストジョブネットと上位ジョブネットのスケジュール不一致や,実行中止したユニットは,「未計画」状態になります。この「未計画」状態のユニットは,先行ジョブの異常終了などによって「未実行終了」状態に遷移します。この場合の未実行終了のユニットは,「実行予定がないユニット」として扱われます。
-
繰り越し未実行
ネストジョブネットと上位ジョブネットのスケジュール不一致や,実行中止したユニットは,「未計画」状態になります。この「未計画」状態のユニットは,ルートジョブネットの繰り越し未実行によって「繰り越し未実行」状態に遷移します。この場合の繰り越し未実行のユニットは,「実行予定がないユニット」として扱われます。
-
- [登録種別]
-
ドロップダウンリストからユニットの実行登録方法を指定します。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合,[登録種別]は不活性で表示され,検索条件として扱われません。
[詳細]がチェックされていない場合
・[ジョブグループなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[ジョブグループ]
・[プランニンググループ]
・[マネージャジョブグループ]
・[マネージャジョブネット]
ドロップダウンリストから選択できる項目を次に示します。デフォルトは[計画実行]です。
-
[計画実行]
計画実行登録したユニットが検索対象になります。
-
[確定実行]
確定実行登録したユニットが検索対象になります。
-
[即時実行]
即時実行登録したユニットが検索対象になります。
-
- [リトライ実行]
-
ドロップダウンリストから自動リトライの実行有無を指定します。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00以降の場合に表示されます。また,接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが10-00より前,またはデータベース構成が互換用ISAM構成の場合は使用できません。
[ユニット種別]で次の項目が選択されている場合に指定できます。
[詳細]がチェックされていない場合
・[標準ジョブ]
・[カスタムジョブ]
・[ジョブなど]
[詳細]がチェックされている場合
・[UNIXジョブ]
・[PCジョブ]
・[QUEUEジョブ]
・[フレキシブルジョブ]
・[HTTP接続ジョブ]
ドロップダウンリストから選択できる項目を次に示します。デフォルトは[あり]です。
-
[あり]
リトライ設定をしていて,リトライ状態が「リトライ待ち」,「リトライ実行中」,または「リトライ終了」のユニットが検索対象になります。
-
[なし]
リトライ設定をしていて,リトライ状態が「リトライ待ち」,「リトライ実行中」,および「リトライ終了」のどれでもないユニットが検索対象になります。例えば,リトライ設定をしていて,初回の実行で正常終了したジョブが該当します。
-
(b) [検索開始]ボタン
検索が開始されます。
[検索開始]ボタンの位置は,デフォルトで検索条件設定エリアの下部に表示されるよう設定されていますが,検索条件設定エリアをいちばん下までスクロールした位置に表示させるように変更できます。ボタンの配置を変更する設定については,「11.10.3 検索条件設定エリアの[検索開始],[検索中止],[クリア]ボタンの配置を変更する」を参照してください。
(c) [検索中止]ボタン
検索が中止されます。[検索中止]ボタンをクリックすると,その時点までの検索結果が検索結果リストエリアに表示されます。
[検索中止]ボタンの位置は,デフォルトで検索条件設定エリアの下部に表示されるよう設定されていますが,検索条件設定エリアをいちばん下までスクロールした位置に表示させるように変更できます。ボタンの配置を変更する設定については,「11.10.3 検索条件設定エリアの[検索開始],[検索中止],[クリア]ボタンの配置を変更する」を参照してください。
(d) [クリア]ボタン
[検索条件]ドロップダウンリストを「(デフォルト)」に戻し,検索条件設定エリアの編集内容を破棄します。同時に,検索結果リストエリアに表示されている検索結果を消去します。
[クリア]ボタンの位置は,デフォルトで検索条件設定エリアの下部に表示されるよう設定されていますが,検索条件設定エリアをいちばん下までスクロールした位置に表示させるように変更できます。ボタンの配置を変更する設定については,「11.10.3 検索条件設定エリアの[検索開始],[検索中止],[クリア]ボタンの配置を変更する」を参照してください。
(e) 検索結果リストエリア
検索条件設定エリアで指定した条件に合致したユニットが表示されます。
- [ユニット名]
-
検索されたユニットのアイコンとユニット名が表示されます。アイコンは,状態または結果に対応した色で表示されます。
アイコン表示色をどの色にするかは,[環境設定]ダイアログボックスの[全般]タブで設定します。詳細については,「12.3.42 [環境設定]ダイアログボックス」を参照してください。
- [上位パス]
-
検索されたユニットの上位ユニットのパスが表示されます。上位パスとは,検索されたユニットの上位ユニットのフルパスから,サービス名を除いたパスのことです。スケジューラーサービス直下のユニットの場合,空白が表示されます。
(例)
検索対象のジョブのフルパスが「AJSROOT1:/jobnet/job01」の場合,上位パスは「/jobnet」になります。
- [コメント]
-
検索されたユニットに定義されているコメントが表示されます。表示ユニットにコメントが定義されていない場合は空白が表示されます。
- [種別]
-
検索されたユニットのユニット種別が表示されます。
- [所有者]※1
-
検索されたユニットの所有者が表示されます。表示ユニットに所有者が定義されていない場合は空白が表示されます。
- [JP1資源グループ]※1
-
検索されたユニットに定義されているJP1資源グループが表示されます。表示ユニットにJP1資源グループが定義されていない場合は空白が表示されます。
- [最終更新日時]※1
-
検索されたユニットの最終更新日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。
- [実行エージェント]※1
-
検索されたユニットに定義されている実行エージェント名が表示されます。表示ユニットに実行エージェントが定義されていない場合は空白が表示されます。検索されたユニットがフレキシブルジョブの場合は中継エージェント名が表示されます。
- [実行ファイル]※1
-
検索されたジョブに定義されている実行ファイル名,またはスクリプトファイル名が表示されます。ジョブに実行ファイル,またはスクリプトファイルが定義されていない場合は空白が表示されます。検索されたユニットがUNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,またはフレキシブルジョブ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。
- [パラメーター]※1
-
検索されたジョブに定義されているパラメーターが表示されます。ジョブにパラメーターが定義されていない場合は空白が表示されます。検索されたユニットがUNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,またはフレキシブルジョブ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。
- [リリース日時]※1
-
検索されたユニットのリリース日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。表示ユニットがリリース先ジョブネット,またはその配下のユニットでない場合は,空白が表示されます。
- [リリース状態]※1
-
検索されたユニットのリリース状態が表示されます。表示ユニットがリリース先ジョブネット,またはその配下のユニットでない場合は,空白が表示されます。
表示されるリリース状態は,次のどれかです。
-
適用中
-
リリース待ち
-
適用終了
-
- [リリースID]※1
-
検索されたユニットのリリースIDが表示されます。表示ユニットがリリース先ジョブネット,またはその配下のユニットでない場合は,空白が表示されます。
- [状態]※1,※2
-
検索されたユニットの実行状態が表示されます。
- [開始予定日時]※1,※2
-
検索されたユニットの開始予定日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。表示ユニットが未登録の場合は空白が表示されます。
- [開始日時]※1,※2
-
検索されたユニットの開始日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。表示ユニットが未登録の場合,または開始していない場合は空白が表示されます。
- [終了日時]※1,※2
-
検索されたユニットの終了日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。表示ユニットが未登録の場合,または終了していない場合は空白が表示されます。
- [開始遅延]※1,※2
-
検索されたユニットおよびその配下のユニットの開始遅延の有無が表示されます。表示ユニットがジョブの場合は「−(ハイフン)」が表示されます。表示ユニットが未登録の場合は空白が表示されます。
- [終了遅延]※1,※2
-
検索されたユニットおよびその配下のユニットの終了遅延の有無が表示されます。表示ユニットが未登録の場合は空白が表示されます。
- [保留]※1,※2
-
ユニットの保留状態が表示されます。表示ユニットが未登録の場合は空白が表示されます。
保留状態の表示は,保留の設定によって異なります。表示内容と保留の設定を次の表に示します。
表12‒68 検索結果リストエリアでの保留状態の表示内容と保留の設定 表示内容
保留の設定
定義に従う(保留する)
[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[する]を選択
定義に従う(保留しない)
[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[しない]を選択
定義に従う(前回異常時だけ保留)
[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[前回異常時だけ保留]を選択
定義に従う(前回異常警告時だけ保留)
[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[前回異常警告時だけ保留]を選択
あり
-
[操作]−[保留属性変更]で[保留属性設定]を選択
-
[実行登録]ダイアログボックスの[保留]で[する]をチェック
なし
[操作]−[保留属性変更]で[保留解除]を選択
-
- [実行ホスト]※1,※2
-
検索されたユニットが実際に実行された実行ホスト名が表示されます。表示ユニットが未登録の場合,または開始していない場合は空白が表示されます。検索されたユニットがフレキシブルジョブの場合は,中継エージェント名またはマネージャーホスト名が表示されます。
- [実行ID]※1,※2
-
検索されたユニットの実行IDが「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」の形式で表示されます。表示ユニットが未登録の場合は空白が表示されます。
- [参照カレンダー]※1
-
検索されたユニットがカレンダー情報として指定しているジョブグループ名が表示されます。表示ユニットがジョブネットでない場合は,「−(ハイフン)」が表示されます。表示ユニットがほかのジョブグループのカレンダーを参照していない場合は,空白が表示されます。
- [ルートジョブネット]※1
-
検索されたユニットのルートジョブネットのパスが表示されます。表示ユニットがジョブグループの場合は「−(ハイフン)」が表示されます。
- [最大リトライ回数]※1
-
検索されたユニットに定義されている最大リトライ回数が表示されます。表示ユニットにリトライ設定が定義されていない場合は空白が表示されます。
検索されたユニットがUNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,またはカスタムUNIXジョブ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。
- [リトライ間隔]※1
-
検索されたユニットに定義されているリトライ間隔が表示されます。表示ユニットにリトライ設定が定義されていない場合は空白が表示されます。
検索されたユニットがUNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,またはカスタムUNIXジョブ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。
- [リトライ実行回数]※1,※2
-
検索されたユニットのリトライ実行回数が表示されます。表示ユニットにリトライ設定が定義されていない場合,または一度もリトライ実行されていない場合は「0」が表示されます。
検索されたユニットがUNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,またはカスタムUNIXジョブ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。
- 注※1
-
これらの項目はデフォルトでは表示されません。表示させる方法は,「11.10.2 検索結果リストエリアの表示項目を設定する」を参照してください。
- 注※2
-
[検索対象]で[定義だけ]を選択した場合,これらの項目は常に「−(ハイフン)」で表示されます。
- 注意事項
-
-
リモートジョブネット配下のユニットは検索対象ではないため,検索結果リストエリアには表示されません。
-
検索条件と一致したユニットがない場合は,エラーメッセージが表示されます。
-
検索条件で指定した実行状態と,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示されるユニットの実行状態とが異なる場合があります。
-
[環境設定]ダイアログボックスの[メイン]タブの[ジョブグループの状態表示]で[する]を選択している場合でも,ジョブグループの実行状態は検索できません。
-
- 補足事項
-
-
検索結果リストエリアの最大表示ユニット数のデフォルトは1,000件です。最大表示ユニット数はカスタマイズできます。カスタマイズの方法については,「11.10.1 検索結果リストエリアに表示されるユニットの最大表示数を変更する」を参照してください。
-
検索結果リストエリアに表示されたジョブ,またはジョブネットをダブルクリックしたときに表示されるサブウィンドウは,[検索対象]で選択した項目によって異なります。
[検索対象]で[定義だけ]を選択した場合,[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。[検索対象]で[定義と状態]を選択した場合,ジョブネットまたはジョブが未登録なら[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。登録済みなら[ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されます。
ジョブをダブルクリックした場合,ツリーエリアでその一つ上位のユニットまで展開されたあと,ダブルクリックしたユニットがマップエリアで選択された状態で表示されます。
ジョブネットをダブルクリックした場合は,ツリーエリアでそのユニットまで展開された状態で表示されます。
なお,ジョブグループをダブルクリックしても,サブウィンドウは表示されません。
-
(2) 接続先がJP1/AJS2 - Manager 08-50以前の場合
[検索]ウィンドウを次の図に示します。
表示項目について説明します。
(a) 検索条件設定エリア
検索条件を指定します。複数の条件を指定した場合,AND条件として検索できます。
- [探す場所]
-
検索対象の上位ユニットの完全名を指定します。[検索]ウィンドウの起動元ウィンドウのツリーエリアで選択していたユニットの完全名が表示されます。[探す場所]で表示されているユニットの直下のユニットより下位のユニットも検索する場合は,[下位のユニットも探す]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
- [検索名]
-
ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。正規表現で検索したい場合は,[正規表現]をチェックします。[正規表現]をチェックした場合は,検索したいユニット名を64バイト以内の文字列で指定できます。指定できる記号および指定例を次に示します。
表12‒69 正規表現で指定できる記号および指定例 記号
記号の意味
指定例
検索されるユニット名
?
任意の1文字
A?
AB,A1,A?,A*,A\
?E
DE,1E,?E,*E,\E
*
任意の文字列
B*
B,BC,B12,B?*\
\
直後の記号を文字として扱う※
C\?
C?だけ
- 注※
-
指定文字列の最後に指定するとエラーになります。
また,[正規表現]をチェックした場合,[検索タイプ]の[前方一致],[中間一致],および[後方一致]は選択できません。
なお,次の文字列は指定できません。
-
(
-
)
-
,(コンマ)
-
:(コロン)
-
;(セミコロン)
-
=
-
/(スラント)
-
空白文字
- [検索タイプ]
-
[検索名]で入力した文字列を含むユニット名を検索したい場合に選択します。[検索名]で[正規表現]がチェックされている場合は,選択できません。
デフォルトは[前方一致]です。選択できる種類を次に示します。
-
[前方一致]
[検索名]で入力した文字列で始まるユニット名が検索されます。
-
[中間一致]
[検索名]で入力した文字列を含むユニット名が検索されます。ただし,入力した文字列で始まる場合または終わる場合を除きます。
-
[後方一致]
[検索名]で入力した文字列で終わるユニット名が検索されます。
-
- [ユニット種別]
-
ユニット種別を指定します。指定できる種別を次の表に示します。デフォルトは[すべて]です。
表12‒70 選択できる項目と検索対象のユニット種別 項番
選択できる項目
検索対象のユニット種別
1
[すべて]
すべてのユニット種別
2
[ジョブグループ]※1
-
ジョブグループ
-
プランニンググループ
-
マネージャージョブグループ
3
[ルートジョブネット]※1
-
ルートジョブネット
-
ルートリモートジョブネット
-
ルートマネージャージョブネット
4
[ジョブネット]
-
ジョブネット
-
リモートジョブネット
-
マネージャージョブネット
-
ジョブネットコネクタ
5
[ジョブネットコネクタ]※2
ジョブネットコネクタ
6
[ジョブなど]
PCジョブ,イベントジョブ,アクションジョブ,カスタムジョブなど
-
- 注※1
-
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウから[検索]ウィンドウを表示したときだけ,指定できます。
- 注※2
-
接続先がJP1/AJS2 - Manager 08-10より前の場合,表示されません。
- [検索対象ステータス]
-
検索したいユニットを状態で検索するか,または結果で検索するかを選択します。選択できる種類は,[状態]と[結果]です。デフォルトは[状態]です。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,または[ジョブネットモニタ]ウィンドウから[検索]ウィンドウを起動した場合は,選択できません。
[状態]を選択した場合に検索対象となる世代は,現在ログインしているJP1/AJS3 - Managerの環境設定パラメーターVIEWSTATUSRANGEの設定値に従います。環境設定パラメーターの設定値と検索対象となる世代の優先度を次に示します。
-
VIEWSTATUSRANGE=allの場合(デフォルト)
1. 開始日時または再実行開始日時が現在時刻に最も近い実行世代
2. 再実行されていて待ち状態の予定世代
3. 次回実行する予定世代,または「閉塞」状態の世代
-
VIEWSTATUSRANGE=todayの場合
1. 開始日時または再実行開始日時が現在時刻に最も近い実行世代
2. 再実行されていて待ち状態の予定世代
3. 当日の予定世代のうち次回実行する世代,または「閉塞」状態の世代
4. 当日に実行終了している結果世代のうち,終了日時が現在時刻に最も近い世代
[結果]を選択した場合に検索対象となる世代は,終了日時が現在時刻に最も近い世代です。
-
- [状態/遅延]
-
ユニットの実行状態を指定します。デフォルトは[すべて]です。
遅延状態のユニットだけを検索したい場合は,[遅延のあるユニットのみを検索する]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウから[検索]ウィンドウを表示した場合は,[状態/遅延]を指定できません。また,[遅延のあるユニットのみを検索する]はチェックできません。
検索できる実行状態を次に示します。
-
すべて
-
未登録
-
開始時刻待ち
-
先行終了待ち
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保留中
-
実行待ち
-
未計画
-
キューイング
-
実行中
-
警告検出実行中
-
異常検出実行中
-
正常終了
-
警告検出終了
-
異常検出終了
-
計画未実行
-
未実行終了
-
中断
-
強制終了
-
順序不正
-
繰り越し未実行
-
起動失敗
-
終了状態不明
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閉塞
-
監視中
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起動条件待ち
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監視未起動終了
-
監視正常終了
-
監視打ち切り終了
-
監視中断
-
正常終了−偽
-
- [その他]
-
ユニット種別や検索対象の状態以外の検索条件を指定します。
- [検索する項目]
-
コメント,所有者,またはJP1資源グループを検索条件として指定します。デフォルトは[なし]です。指定できる検索条件を次に示します。
-
[なし]
検索する条件を指定しない場合に選択します。
-
[コメント]
コメントを検索する条件として検索したい場合に選択します。
-
[所有者]
所有者を検索する条件として検索したい場合に選択します。
-
[JP1資源グループ]
JP1資源グループを検索する条件として検索したい場合に選択します。
-
- [含まれる文字列]
-
[検索する項目]で指定した検索条件について,[含まれる文字列]で入力した文字列を含むユニット名が検索されます。[検索する項目]で[なし]を指定している場合は,入力できません。
また,[検索する項目]で[コメント],[所有者],または[JP1資源グループ]を指定している場合,この項目は省略することもできます。
[検索する項目]で指定した条件によって,指定できる文字列やデフォルト値などは異なります。指定できる文字列やデフォルト値などを次の表に示します。
表12‒71 指定できる文字列やデフォルト値 項番
[検索する項目]
制限値
指定できる文字列
デフォルト値
1
[なし]
該当なし
該当なし
空白(不活性表示)
2
[コメント]
80バイト
制限なし
空白
3
[所有者]
31バイト
次の文字以外の文字列
-
(
-
)
-
,(コンマ)
-
:(コロン)
-
;(セミコロン)
-
=
-
/(スラント)
-
空白文字
空白
4
[JP1資源グループ]
63バイト
-
A〜Z,a〜z(英字)
-
0〜9(アラビア数字)
-
_(アンダーバー)
空白
-
(b) [検索]ボタン
検索が開始されます。
(c) [クリア]ボタン
検索条件をデフォルトの状態に戻し,検索結果が消去されます。
(d) 検索結果リストエリア
検索条件設定エリアで指定した条件に合致したユニットが表示されます。
- [ユニット名]
-
検索されたユニットのユニット名が表示されます。
- [上位パス]
-
検索されたユニットの上位ユニットのパスが表示されます。上位パスとは,検索されたユニットの上位ユニットのフルパスから,サービス名を除いたパスのことです。
(例)
検索対象のジョブのフルパスが「AJSROOT1:/jobnet/job01」の場合,上位パスは「/jobnet」になります。
- 注意事項
-
-
次のユニットは検索対象ではないので,検索結果リストエリアには表示されません。
・リモートジョブネットの下にあるユニット
・起動条件
-
検索条件と一致したユニットがない場合は,エラーメッセージが表示されます。
-
検索条件で指定した実行状態と,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示されるユニットの実行状態とが異なる場合があります。
-
[環境設定]ダイアログボックスの[ジョブグループの状態表示]で,[しない]が選択されている場合,ジョブグループの実行状態などは検索しません。
-
[下位のユニットも探す]がチェックされていて,かつ[検索名]を指定していない場合,検索に時間が掛かることがあります。
-
- 補足事項
-
-
検索結果リストエリアの最大表示ユニット数のデフォルトは1,000件です。最大表示ユニット数はカスタマイズできます。カスタマイズの方法については,「11.10.1 検索結果リストエリアに表示されるユニットの最大表示数を変更する」を参照してください。
-
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ,[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,および[ジョブネットモニタ]ウィンドウで検索した場合,次の項目の検索条件は,次回表示時に使用できます。
・[検索名]
・[正規表現]
・[検索タイプ]
・[検索する項目]
・[含まれる文字列]
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検索結果リストエリアに表示されたジョブ,またはジョブネットをダブルクリックすると,サブウィンドウが表示されます。
ダブルクリックしたユニットが未登録のジョブネットまたはその配下のジョブの場合,[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。
ダブルクリックしたユニットが登録済みのジョブネットまたはその配下のジョブの場合,[ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されます。
ジョブをダブルクリックした場合,ツリーエリアでその一つ上位のユニットまで展開されたあと,ダブルクリックしたユニットがマップエリアで選択された状態で表示されます。
ジョブネットをダブルクリックした場合は,ツリーエリアでそのユニットまで展開された状態で表示されます。
なお,ジョブグループをダブルクリックしても,サブウィンドウは表示されません。
また,ダブルクリックしたユニットがない場合は,エラーメッセージが表示されます。
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