12.4.30 [詳細定義−[JP1イベント送信]]ダイアログボックス
[詳細定義−[JP1イベント送信]]ダイアログボックスでは,JP1イベント送信の詳細を定義します。
各項目で使用できる文字については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.4.2(7)(a) 使用できる文字の範囲」を参照してください。
このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。
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[定義]タブ
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[属性]タブ
- 〈この項の構成〉
(1) 共通する表示項目
共通する表示項目を次の図に示します。
共通する表示項目について説明します。
- [ユニット名]
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ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは「JP1イベント送信」です。
- [コメント]
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ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [実行エージェント]
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JP1イベント送信を実行させたい実行エージェント名,または実行エージェントグループ名を255バイト以内の文字列で指定します。また,接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが09-50以降かつ[実行先サービス]が[標準]の場合は,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
この項目は,次のどちらかに該当する場合,テキストボックスで表示されます。
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JP1/AJS - Viewまたは接続先のJP1/AJS - Managerのバージョンが09-50より前
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リモートジョブネット配下のユニットの定義
上記以外の場合,コンボボックスで表示され,その中から選択できます。コンボボックスに直接入力することもできます。コンボボックスに表示されるリストの内容は,実行エージェントプロファイルの有効/無効,および実行エージェントプロファイルに設定されている内容によって異なります。
- 実行エージェントプロファイルが無効になっている場合
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リストは表示されません。
- 実行エージェントプロファイルが有効になっている場合
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指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されている
リストには,指定するジョブに許可する実行エージェントが表示されます。
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指定するジョブが実行エージェントプロファイルに設定されていない
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていれば,上位ユニットに許可する実行エージェントがリストに表示されます。
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていなければ,リストは表示されません。
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実行エージェントについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 5.1.1 実行エージェント」を参照してください。
- 注意事項
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[実行先サービス]で[キューレス]を選択している場合は,実行ホスト名を指定してください。
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Excelのセルをコピーして貼り付けると,入力した文字の最後に半角スペースが挿入される場合があります。半角スペースが挿入された場合,削除してください。
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(2) [定義]タブ
[詳細定義−[JP1イベント送信]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。
表示項目について説明します。
- [イベント送信先ホスト名]
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イベントを送信するホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。また,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
- [イベントID]
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送信するイベントのイベントIDを16進数で指定します。指定形式は,「基本コード」です。指定できる値は,00000000〜00001FFF,および7FFF8000〜7FFFFFFFです。この項目は必ず指定します。デフォルトは空白です。
- [メッセージ]
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イベントのメッセージ情報を1,023バイト以内の文字列で指定します。また,マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。
- [重大度]
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送信するJP1イベントの重大度を選択します。デフォルトは[通知]です。選択できる種類を次に示します。
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[緊急]
重大度がEmergencyであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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[警戒]
重大度がAlertであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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[致命的]
重大度がCriticalであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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[エラー]
重大度がErrorであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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[警告]
重大度がWarningであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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[通知]
重大度がNoticeであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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[情報]
重大度がInformationであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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[デバッグ]
重大度がDebugであるJP1イベントを送信する場合にチェックします。
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- [イベントの到達確認]
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JP1イベントの到達確認をするかどうかを指定します。選択できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。[する]を選択した場合,JP1イベントを送信してから3秒後に到達確認をします。
- [確認間隔]
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JP1イベントが到達していなかった場合に,到達確認をする間隔を秒単位で指定します。[イベントの到達確認]で[する]を選択した場合に指定できます。指定できる値は3〜600です。デフォルトは10です。
- [確認回数]
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JP1イベントが到達していなかった場合に,到達確認をする回数を指定します。[イベントの到達確認]で[する]を選択した場合に指定できます。指定できる値は0〜999です。デフォルトは0です。
- [拡張属性]
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ユーザー任意の拡張属性を指定します。デフォルトは空白です。拡張属性は,「evsfr=拡張属性名:"値";」の形式で定義データが格納されます。「evsfr=拡張属性名:"値";」の形式で,総バイト数が128バイト以内になるように指定します。
[詳細定義−[JP1イベント送信]]ダイアログボックスでは,「拡張属性名」と「値」の部分だけ指定します。
「拡張属性名」は,A〜Z(大文字の英字),0〜9(アラビア数字),または「_(アンダーバー)」から成る32バイト以内の文字列で指定します。先頭は大文字の英字で指定します。
「値」は,総バイト数の128バイト以内で,任意の文字列で指定します。マクロ変数も使用できます。
- [プラットフォーム]
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ジョブを実行するプラットフォームを選択します。選択できる種類は,[PC]と[UNIX]です。デフォルトは[PC]です。
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[PC]
Windows環境で実行します。
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[UNIX]
UNIX環境で実行します。
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- 補足事項
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[イベント送信先ホスト名],[メッセージ],[拡張属性]の「値」には,空白文字や記号なども使用できます。ただし,次に示す特殊文字を通常文字として扱う場合は,これらの特殊文字の前に「\」を指定してください。
Windowsの場合
「”(ダブルクォーテーションマーク)」
UNIXの場合
「`」,「$」,「\」,「”(ダブルクォーテーションマーク)」
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JP1イベント送信では,[イベント送信先ホスト名],[メッセージ],[拡張属性]の「値」に空白文字や記号などが使用されることを考慮して,[イベント送信先ホスト名],[メッセージ],[拡張属性]の「値」を「”(ダブルクォーテーションマーク)」で囲んでいます。このため,Windowsで,文字列の最後の部分に「\」を通常文字として指定する場合は,「\」の前にさらに「\」を指定してください。
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引き継ぎ情報に上記の特殊文字が含まれる場合は,正しく引き継がれなかったり,ジョブが異常終了したりすることがあります。ただし,引き継ぎ情報での「"(ダブルクォーテーションマーク)」有効オプションを使用する場合には,「"(ダブルクォーテーションマーク)」を含む引き継ぎ情報は正しく引き継がれます。
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(3) [属性]タブ
[詳細定義−[JP1イベント送信]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。
表示項目について説明します。
- [保留]
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ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [種別]
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ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。
- [実行先サービス]
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実行先のサービスを選択します。指定できる種類は,[標準]と[キューレス]です。デフォルトは[標準]です。なお,この項目は接続先がJP1/AJS3 - Manager,またはJP1/AJS2 - Manager 07-00-/C以降の場合に表示されます。
- [打ち切り時間指定]
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ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [打ち切り時間]
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[打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440です。デフォルトは空白です。
- [終了遅延監視]
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実行所要時間によるジョブの終了遅延監視をするかどうかを指定します。ジョブの終了遅延を監視する場合は[実行所要時間]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
また,[実行所要時間]をチェックした場合は,ジョブの実行所要時間を1〜1,440の範囲内で指定します(単位:分)。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewの場合,またはJP1/AJS2 - View 08-50以降の場合に表示されます。なお,実行所要時間によるジョブの終了遅延監視の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 5.1.3 ジョブの実行所要時間による終了遅延監視」を参照してください。
- [所有者]
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ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。ただし,上位ユニットに対して上位ユニット属性継承機能を設定している場合,デフォルトは,上位ユニットの所有者です。
- [JP1資源グループ]
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JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。
- [実行ユーザー種別]
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実行ユーザーの種類を選択します。デフォルトは[登録ユーザー]です。選択できる種類を次に示します。
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[登録ユーザー]
ジョブを登録したJP1ユーザーでジョブを実行します。
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[所有ユーザー]
ジョブを所有しているJP1ユーザーでジョブを実行します。
ここで指定したユーザーからOSのユーザーに変換されるように,ジョブ実行ホストでユーザーマッピングする必要があります。
なお,上位ユニットに実行ユーザー固定機能を設定している場合,実行ユーザーは,ここでの指定に関係なく,ユニット属性プロファイルの設定に従って固定されます。
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