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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


12.3.27 [リリース登録]ダイアログボックス

[リリース登録]ダイアログボックスでは,リリース登録するために必要な情報を設定します。[リリース登録]ダイアログボックスを次の図に示します。

図12‒54 [リリース登録]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[リリース元]

リリース元ジョブネット名が表示されます。

[リリース先]

リリース先のジョブネット名を完全名で指定します。デフォルトは空白です。なお,次の文字は指定できません。

  • ,(コンマ)

  • :(コロン)

  • ;(セミコロン)

  • (

  • )

  • 半角スペース

  • タブ文字

  • 改行文字

[...]ボタンをクリックすると,[リリース先の選択]ダイアログボックスが表示されます。[リリース先の選択]ダイアログボックスでリリース先のジョブネットを選択すると,その完全名が[リリース先]に表示されます。ただし,次に示すジョブネットはリリース先に指定できません。

  • ユニット種別がルートジョブネットではないユニット

  • スケジューラーサービスがリリース元ジョブネットのスケジューラーサービスと異なるジョブネット

  • 「リリース登録待ち」,「リリース待ち」,または「削除待ち」状態の定義を持っているジョブネット

  • サスペンドされているジョブネット

  • 編集中であるジョブネット

  • ほかのユーザーが操作しているジョブネット

  • 操作権限がないジョブネット

  • 「閉塞」状態のジョブネット

[リリースID]

リリースIDを30バイト以内の文字列で指定します。ジョブネットの業務内容や定義の変更内容がわかるように指定することを推奨します。なお,次の文字は指定できません。

  • 半角スペース

  • (

  • )

  • ,(コンマ)

  • :(コロン)

  • ;(セミコロン)

  • /

  • タブ文字

  • 改行文字

  • "

  • &

  • '

  • *

  • <

  • >

  • ?

  • [

  • \

  • ]

  • ^

  • `

  • {

  • |

  • }

  • ~

なお,次のリリースIDも指定できません。

  • [リリース先]で指定したジョブネットにすでに存在するリリースID

  • 半角英字の大文字「AJS」で始まるリリースID

[リリース日時]

リリース日時を年,月,日,時,および分で指定します。指定できる値とデフォルト値を次の表に示します。

表12‒15 リリース日時に指定できる値

項番

年月日

指定できる値

デフォルト値

1

[年]

1994〜環境設定パラメーターSCHEDULELIMITに設定した西暦年

現在の西暦

2

[月]

1〜12

現在の月

3

[日]

1〜31(その月の1か月の日数)

空白

4

[時]

0〜23

空白

5

[分]

0〜59

空白

注※

環境設定パラメーターSCHEDULELIMITの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4.2(123) SCHEDULELIMIT」を参照してください。接続先のJP1/AJS3 - Managerがバージョン12-60以前の場合は1994〜2036です。

ただし,現在時刻よりも過去の時刻は指定できません。

[リリースコメント]

コメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。なお,タブ文字と改行文字は指定できません。

[リリース登録後の動作]

リリース先に指定したジョブネットに対して計画一時変更などの一時変更操作を行っている場合,[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスを表示して,その内容を確認できます。[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスの詳細については,「12.3.40 [一時変更情報の一覧]ダイアログボックス」を参照してください。

[一時変更情報の一覧を開く]チェックボックス

[リリース登録]ダイアログボックスの操作完了後に[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスが表示されます。この項目をチェックした場合は,表示された[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスから一時変更を再操作できます。再操作の手順については,「9.17.2 一時変更を再操作する」を参照してください。

[参照]ボタン

このボタンをクリックすると[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスが表示されます。この場合,[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスでは,一時変更情報の参照だけになります。一時変更の再操作はできません。