Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


5.3.1 ユニットをコピーする

ジョブネットに定義したユニットをコピーする手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) ユニットだけをコピーする

ジョブネットに定義したユニットだけをコピーする手順を次に示します。

  1. [ジョブネットエディタ]ウィンドウのマップエリアに,コピーしたいユニットが含まれるジョブネットを表示する。

  2. 次に示すどれかの方法で,操作対象のユニットのアイコンを選択する。

    一つだけ選択したい場合

    アイコンをクリックする。

    複数選択したい場合

    マウスドラッグによってアイコンを範囲指定する。または,[Ctrl]キーを押しながらユニットをクリックする。

    すべて選択したい場合

    [編集]−[すべて選択]を選択する。または,[Ctrl]キーを押しながら[A]キーを押す。

    なお,選択状態を解除したい場合,一つのアイコンを選択しているときは,そのアイコンをクリックします。複数アイコンを選択しているときは,[Ctrl]キーを押しながら選択状態のアイコンをクリックします。

  3. [編集]−[コピー]を選択する。

  4. [ジョブネットエディタ]ウィンドウのマップエリアに,コピー先となるジョブネットを表示する。

  5. [排他編集]がチェックされた状態にする。

  6. [編集]−[貼り付け(関連線なし)]を選択する。

    アイコンがコピーされます。コピー位置は,手順2で選択したアイコンの数によって異なります。

    一つのアイコンを選択した場合

    マップエリアで最後にクリックされた位置にコピーされます。

    複数のアイコンを選択した場合

    マップエリアで最後にクリックされた位置を基準に,コピー元と同じ配置でコピーされます。任意の位置にコピーしたい場合は,コピーしたい位置をクリックしてから,[編集]−[貼り付け(関連線なし)]を選択してください。

    なお,コピー時は,ユニット名が重複しないようユニット名が変更されます。

注意事項

リリース登録されているルートジョブネット(リリース先ジョブネット)の配下には,次のユニットをコピーできません。

  • リモートジョブネット

  • 起動条件

  • ジョブネットコネクタ

補足事項
  • ユニットをコピーすると,そのユニットに定義されている属性も同時にコピーされます。ただし,所有者およびJP1資源グループの設定はコピーされません。コピーして作成したユニット(コピー先ユニット)の所有者およびJP1資源グループの設定は,上位ユニットに上位ユニット属性継承機能を設定しているかどうかで異なります。

    上位ユニットに上位ユニット属性継承機能を設定していない場合

     所有者:ユニットをコピーしたJP1ユーザーになります。

     JP1資源グループ:コピー元ユニットのJP1資源グループを維持します。

    上位ユニットに上位ユニット属性継承機能を設定している場合

     所有者:コピー先ユニットの上位ユニットの所有者を継承します。

     JP1資源グループ:コピー先ユニットの上位ユニットのJP1資源グループを継承します。

    上位ユニット属性継承機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4.1(4) ユニットの新規作成,コピー,またはリリース登録時のアクセス権限」を参照してください。

  • ユニットのコピー時は,関連線は解除されます。

  • [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)のツリーエリアおよびリストエリア,[ジョブネットエディタ]ウィンドウのツリーエリアおよびリストエリアに表示されているユニットもコピーできます。

(2) ユニットと関連線をコピーする

複数のユニットをコピーするとき,ユニット間の関連線もコピーする手順を次に示します。

  1. [ジョブネットエディタ]ウィンドウのマップエリアに,コピーしたいユニットが含まれるジョブネットを表示する。

  2. 次に示すどちらかの方法で,操作対象のユニットのアイコンを選択する。

    複数選択したい場合

    マウスドラッグによってアイコンを範囲指定する。または,[Ctrl]キーを押しながらユニットをクリックする。

    すべて選択したい場合

    [編集]−[すべて選択]を選択する。または,[Ctrl]キーを押しながら[A]キーを押す。

    なお,選択状態を解除したい場合,[Ctrl]キーを押しながら選択状態のアイコンをクリックします。

  3. [編集]−[コピー]を選択する。

  4. [ジョブネットエディタ]ウィンドウのマップエリアに,コピー先となるジョブネットを表示する。

  5. [排他編集]がチェックされた状態にする。

  6. [編集]−[貼り付け(関連線あり)]を選択する。

    マップエリアで最後にクリックされた位置を基準に,コピー元と同じ配置でコピーされます。なお,コピー元と同じ配置でコピーできない場合は,コピー元と同じ配置でコピーできる位置からコピーされます。

    なお,コピー時は,ユニット名が重複しないようユニット名が変更されます。

注意事項
  • ネストジョブネットをコピーすると,配下に定義されているユニットも同時にコピーされます。ただし,配下のユニットの定義情報については,[コピー]を実行した時点の情報ではなく,[貼り付け(関連線あり)]を実行した時点での情報がコピーされます。したがって,マップエリアでネストジョブネットを含む複数のユニットを選択してネストジョブネット配下にコピーすると,意図しない状態でユニットがコピーされるおそれがあります。

  • リリース登録されているルートジョブネット(リリース先ジョブネット)の配下には,次のユニットをコピーできません。

    ・リモートジョブネット

    ・起動条件

    ・ジョブネットコネクタ

補足事項

ユニットをコピーすると,そのユニットに定義されている属性も同時にコピーされます。ただし,所有者およびJP1資源グループの設定はコピーされません。コピーして作成したユニット(コピー先ユニット)の所有者およびJP1資源グループの設定は,上位ユニットに上位ユニット属性継承機能を設定しているかどうかで異なります。

上位ユニットに上位ユニット属性継承機能を設定していない場合

所有者:ユニットをコピーしたJP1ユーザーになります。

JP1資源グループ:コピー元ユニットのJP1資源グループを維持します。

上位ユニットに上位ユニット属性継承機能を設定している場合

所有者:コピー先ユニットの上位ユニットの所有者を継承します。

JP1資源グループ:コピー先ユニットの上位ユニットのJP1資源グループを継承します。

上位ユニット属性継承機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4.1(4) ユニットの新規作成,コピー,またはリリース登録時のアクセス権限」を参照してください。