2.5.2 コマンドで確認する場合の対処方法
コマンドで情報を確認して対処する場合の手順を次に示します。
-
jpomanevshowコマンドを実行し,データを送信してくる頻度が高いエージェント,および起動条件付きジョブネットの情報を取得する。
-
手順1で取得した情報(ユニットID)を基に,次に示すどちらかのコマンドを使用してジョブネット名を特定する。
-
ajsnameコマンド
ユニット名を標準出力ファイルに出力する。
-
jpomanjobshowコマンド
マネージャーで実行中のイベントジョブおよびカスタムイベントジョブの一覧を標準出力ファイルに出力する。
-
-
手順2で特定した起動条件付きジョブネットを強制終了する。
強制終了できた場合は,ここで対策は終了です。
起動条件付きジョブネットを強制終了する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 8.1.1 起動条件監視中のジョブネットの停止」を参照してください。
-
手順3で強制終了できない場合,または手順2で起動条件を特定できなかった場合は,JP1/AJS3運用状態での回復は困難と判断し,起動条件付きジョブネットを実行しているスケジューラーサービスを停止する。
スケジューラーサービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.5.2 スケジューラーサービスを停止する」を参照してください。
-
問題の発生しているエージェントに対して,手順4で停止したスケジューラーサービスを指定してjpomanevresetコマンドを実行し,イベント・アクション制御マネージャーの状態を回復する。
-
jpomanevresetコマンドで,イベントジョブ,カスタムイベントジョブおよび起動条件の継続を選択した場合,エージェントホストで,特定の起動条件付きジョブネットで予期しない大量イベントが発生した原因を取り除く。
-
手順4で停止したスケジューラーサービスを起動する。
スケジューラーサービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.5.1 スケジューラーサービスを起動する」を参照してください。
各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド」を参照してください。