5.2.1 データベース使用状況の確認方法
データベースの使用状況は,出力されるメッセージおよびWeb GUI(マネジメントポータル)の[データベース詳細]画面で確認できます。
(1) データベース自動増分機能を使用している場合
データベースの残り容量が少なくなり,自動的に拡張されるたびにメッセージKFPH22024-WがWindowsイベントログまたはsyslogに出力されます。メッセージKFPH22024-Wが繰り返し出力される場合は,データベースの再編成を実施するとともに,データ(ジョブ定義情報やジョブ実行登録情報)の増加量が妥当であるか見直してください。
(2) データベース自動増分機能を使用していない場合
利用率が80%,90%,100%の段階で,メッセージKFPH00211-IがWindowsイベントログまたはsyslogに出力されます。そのため,定期的にWindowsイベントログまたはsyslogを確認してください。
利用率80%の段階では,データベースの再編成を実施することで対処できる場合もありますが,90%,100%の段階になると,再編成を実施しても対処できないことが多く,データ(ジョブ定義情報やジョブ実行登録情報)の削減,またはデータベースの拡張が必要になります。
- 注意事項
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バックアップ強化機能を有効にしている場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 5.2.5(5) バックアップ強化機能を使用する場合の検討事項」もあわせて参照してください。
(3) Web GUI(マネジメントポータル)を使用している場合
Web GUI(マネジメントポータル)を使用している場合は,[データベース詳細]画面からデータベースの使用状況を確認できます。[データベース詳細]画面では,空き容量が少ないデータベースに警告が表示されます。定期的にWeb GUI(マネジメントポータル)からデータベースの使用状況を監視し,必要に応じてデータベースのメンテナンスまたは再編成を実施してください。
Web GUI(マネジメントポータル)を使用するには,マネージャーホストとエージェントホストでセットアップが必要です。セットアップの手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 6.7 Web GUI(マネジメントポータル)に関する設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 15.8 Web GUI(マネジメントポータル)に関する設定」(UNIXの場合)を参照してください。
[データベース詳細]画面の操作については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 16.2.14 [データベース詳細]画面」を参照してください。