20.8.1 通信制御の環境設定パラメーター一覧
通信制御では,ジョブの配信,ジョブの状態通知,ジョブの状態確認,またはエージェントホストの状態確認をするときに,TCP/IP通信を使用します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 5.4.8 実行登録ジョブの状態監視処理」を参照してください。
通信制御の設定は,マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)で作業します。エージェント環境(JP1/AJS3 - Agent)で設定する作業はありません。
マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)で設定する,通信制御の環境設定パラメーター一覧を示します。
WindowsまたはUNIXで設定が必要なものは,対象OSの欄を参照してください。
表20‒7 環境設定パラメーター一覧(通信制御)
項番
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定義キー※1
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環境設定パラメーター
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定義内容
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対象OS
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対象製品
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1
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[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK],
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK\サブキー]※2,および
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\NETWORK\サブキー]※2
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"ClientConnectTimeout"=
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接続タイムアウト
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Windows
UNIX
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M
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2
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[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK],
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK\QUEUEMANAGER],および
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\NETWORK\QUEUEMANAGER]
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"ClientRetryInterval"=
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接続リトライ間隔
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Windows
UNIX
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M
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3
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"ClientRetryCount"=
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接続リトライ回数
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Windows
UNIX
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M
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4
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[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK]
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"ReduceStateTransitionDelay"=
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ジョブの状態遷移遅延の軽減機能を使用するかどうかの設定
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Windows
UNIX
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M
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5
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"SYSLOGRECEIVEERROR"=
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KNAC0612-E〜KNAC0617-EメッセージのWindowsイベントログまたはsyslogへの出力
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Windows
UNIX
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M
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6
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"AlarmReceiveWaitTime"=
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エージェントからのデータ受信が正しく行われていない状態を監視する際の経過時間
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Windows
UNIX
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M
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7
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"AlarmReceiveWaitCount"=
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エージェントからイベントジョブ用ポートへの接続を受け付けたまま,未処理の状態を監視する際の滞留件数
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Windows
UNIX
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M
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8
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"AlarmReceiveWaitCountJob"=
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エージェントから標準ジョブ用ポートへの接続を受け付けたまま,未処理の状態を監視する際の滞留件数
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Windows
UNIX
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M
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9
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[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST]
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"REDUCEUSEPORT"=
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ジョブ実行時にスケジューラーサービスの内部通信で使用するポート数を削減するかどうかの設定
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Windows
UNIX
|
M
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10
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[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK],
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST\NETWORK\サブキー]※2,※3,および
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\NETWORK\サブキー]※2,※3
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"ResponseTimeout"=
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マネージャーホストが実行エージェントからの通知に応答するときの,通信障害を検知するまでの時間
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Windows
UNIX
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M
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- (凡例)
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M:JP1/AJS3 - Manager
- 注※1
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{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
- 注※2
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サブキーの部分は,ジョブ実行制御マネージャーの場合は「QUEUEMANAGER」を,イベント・アクション制御マネージャーの場合は「EVMANAGER」を指定します。
- 注※3
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サブキーの部分は,ジョブ実行制御状態通知プロセスの場合は「QUEUENOTIFY」を指定します。
詳細の記載がないパラメーターは保守用のパラメーターです。値は変更しないでください。
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