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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


15.8.2 Web GUI(マネジメントポータル)の設定

Web GUI(マネジメントポータル)を使用する場合は,マネージャーホストとエージェントホストでそれぞれセットアップを実施します。

〈この項の構成〉

(1) マネージャーホストの設定手順

Web GUI(マネジメントポータル)をマネージャーホストでセットアップするための手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。

  2. Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,スーパーユーザー権限を持つOSユーザーにマッピングする。

  3. ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。

    ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。

  4. JP1/AJS3サービスを再起動する。

  5. JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する。

    自動起動および自動終了の設定については,「15.10.1(7) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する」または「17.2.11(4) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの設定」を参照してください。

(2) エージェントホストの設定手順

Web GUI(マネジメントポータル)をエージェントホストでセットアップするための手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。

  2. Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,スーパーユーザー権限を持つOSユーザーにマッピングする。

  3. ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。

    ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。

  4. JP1/AJS3サービスを再起動する。

  5. JP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する。

    自動起動および自動終了の設定については,「15.10.1(7) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する」または「17.2.11(4) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの設定」を参照してください。

(3) Web GUI(マネジメントポータル)の設定変更

Web GUI(マネジメントポータル)の設定を変更する手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
  2. jajs_configコマンドを実行して,「(4) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を参照してください。

  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(4) 環境設定パラメーター一覧

表15‒76 Web GUI(マネジメントポータル)をセットアップするための環境設定パラメーター

項番

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

1

[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL]

"AUTHSYSLOG"=

ユーザー認証に関するメッセージをsyslogおよび統合トレースログに出力するかどうかの設定

2

"SYSLOGCODE"=

JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスがsyslogに出力するメッセージの言語種別

3

[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\MANAGER]

"CONRESTRICTSYSLOG"=

接続元制限に関するメッセージをsyslogに出力するかどうかの設定

4

"AJSSYSCTLDLOGSIZE"=

ajssysctlmd内部ログファイルのサイズ

5

"LOGSIZE"=

ajssysctlmdログファイルのサイズ

6

"MAXOPEEXEC"=

Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数

7

"MAXAGGEXEC"=

集計処理の最大同時実行数

8

[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\AGENT]

"AJSSYSCTLDLOGSIZE"=

ajssysctlad内部ログファイルのサイズ

9

"LOGSIZE"=

ajssysctladログファイルのサイズ

10

"MAXOPEEXEC"=

Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数

11

[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]

"PERIODICJOBAGG"=

ジョブ実行数の集計を自動で実行するかどうかの設定

12

"JOBAGGSTARTTIME"=

ジョブ実行数集計開始時刻

13

"JOBAGGLOGDIR"=

ジョブ実行数集計ログディレクトリ名

14

"JOBAGGRESULTSSTOREDAYPERIOD"=

ジョブ実行数集計結果保存日数

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

各環境設定パラメーターの定義内容については,次の個所を参照してください。

  1. 20.15.2(1) AUTHSYSLOG

  2. 20.15.2(2) SYSLOGCODE

  3. 20.15.2(3) CONRESTRICTSYSLOG

  4. 20.15.2(4) AJSSYSCTLDLOGSIZE(マネージャープロセス用)

  5. 20.15.2(5) LOGSIZE(マネージャープロセス用)

  6. 20.15.2(6) MAXOPEEXEC(マネージャープロセス用)

  7. 20.15.2(7) MAXAGGEXEC

  8. 20.15.2(9) AJSSYSCTLDLOGSIZE(エージェントプロセス用)

  9. 20.15.2(10) LOGSIZE(エージェントプロセス用)

  10. 20.15.2(11) MAXOPEEXEC(エージェントプロセス用)

  11. 20.15.2(12) PERIODICJOBAGG

  12. 20.15.2(13) JOBAGGSTARTTIME

  13. 20.15.2(14) JOBAGGLOGDIR

  14. 20.15.2(15) JOBAGGRESULTSSTOREDAYPERIOD