15.8.2 Web GUI(マネジメントポータル)の設定
Web GUI(マネジメントポータル)を使用する場合は,マネージャーホストとエージェントホストでそれぞれセットアップを実施します。
(1) マネージャーホストの設定手順
Web GUI(マネジメントポータル)をマネージャーホストでセットアップするための手順を次に示します。
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JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。
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Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,スーパーユーザー権限を持つOSユーザーにマッピングする。
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ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。
ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。
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JP1/AJS3サービスを再起動する。
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JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する。
自動起動および自動終了の設定については,「15.10.1(7) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する」または「17.2.11(4) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの設定」を参照してください。
(2) エージェントホストの設定手順
Web GUI(マネジメントポータル)をエージェントホストでセットアップするための手順を次に示します。
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JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。
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Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,スーパーユーザー権限を持つOSユーザーにマッピングする。
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ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。
ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。
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JP1/AJS3サービスを再起動する。
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JP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する。
自動起動および自動終了の設定については,「15.10.1(7) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの自動起動および自動終了を設定する」または「17.2.11(4) JP1/AJS3 System Control Managerサービス,JP1/AJS3 System Control Agentサービスの設定」を参照してください。
(3) Web GUI(マネジメントポータル)の設定変更
Web GUI(マネジメントポータル)の設定を変更する手順を次に示します。
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JP1/AJS3のサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
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jajs_configコマンドを実行して,「(4) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を参照してください。
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JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(4) 環境設定パラメーター一覧
項番 |
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|---|
1 |
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL] |
"AUTHSYSLOG"= |
ユーザー認証に関するメッセージをsyslogおよび統合トレースログに出力するかどうかの設定 |
2 |
"SYSLOGCODE"= |
JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスがsyslogに出力するメッセージの言語種別 |
|
3 |
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\MANAGER] |
"CONRESTRICTSYSLOG"= |
接続元制限に関するメッセージをsyslogに出力するかどうかの設定 |
4 |
"AJSSYSCTLDLOGSIZE"= |
ajssysctlmd内部ログファイルのサイズ |
|
5 |
"LOGSIZE"= |
ajssysctlmdログファイルのサイズ |
|
6 |
"MAXOPEEXEC"= |
Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数 |
|
7 |
"MAXAGGEXEC"= |
集計処理の最大同時実行数 |
|
8 |
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\AGENT] |
"AJSSYSCTLDLOGSIZE"= |
ajssysctlad内部ログファイルのサイズ |
9 |
"LOGSIZE"= |
ajssysctladログファイルのサイズ |
|
10 |
"MAXOPEEXEC"= |
Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数 |
|
11 |
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]※ |
"PERIODICJOBAGG"= |
ジョブ実行数の集計を自動で実行するかどうかの設定 |
12 |
"JOBAGGSTARTTIME"= |
ジョブ実行数集計開始時刻 |
|
13 |
"JOBAGGLOGDIR"= |
ジョブ実行数集計ログディレクトリ名 |
|
14 |
"JOBAGGRESULTSSTOREDAYPERIOD"= |
ジョブ実行数集計結果保存日数 |
- 注※
-
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
各環境設定パラメーターの定義内容については,次の個所を参照してください。