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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


6.7.2 Web GUI(マネジメントポータル)の設定

Web GUI(マネジメントポータル)を使用する場合は,マネージャーホストとエージェントホストでそれぞれセットアップを実施します。

〈この項の構成〉

(1) マネージャーホストの設定手順

Web GUI(マネジメントポータル)をマネージャーホストでセットアップするための手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。

  2. Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,Administrators権限を持つOSユーザーにマッピングする。

  3. ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。

    ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。

  4. JP1/AJS3サービスを再起動する。

注※
  • UAC機能有効時

    ビルトインAdministrator

  • UAC機能無効時

    AdministratorsグループのOSユーザー

(2) エージェントホストの設定手順

Web GUI(マネジメントポータル)をエージェントホストでセットアップするための手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。

  2. Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,Administrators権限を持つOSユーザーにマッピングする。

  3. ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。

    ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。

  4. JP1/AJS3サービスを再起動する。

注※
  • UAC機能有効時

    ビルトインAdministrator

  • UAC機能無効時

    AdministratorsグループのOSユーザー

(3) Web GUI(マネジメントポータル)の設定変更

Web GUI(マネジメントポータル)の設定を変更する手順を次に示します。

  1. Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。

    • JP1/AJS3サービス

    • JP1/AJS3 System Control Managerサービス

    • JP1/AJS3 System Control Agentサービス

  2. jajs_configコマンドを実行して,「(4) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を参照してください。

  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(4) 環境設定パラメーター一覧

表6‒79 Web GUI(マネジメントポータル)をセットアップするための環境設定パラメーター

項番

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

1

[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL]

"AUTHSYSLOG"=

ユーザー認証に関するメッセージをWindowsイベントログおよび統合トレースログに出力するかどうかの設定

2

[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\MANAGER]

"CONRESTRICTSYSLOG"=

接続元制限に関するメッセージをWindowsイベントログに出力するかどうかの設定

3

"AJSSYSCTLDLOGSIZE"=

ajssysctlmd内部ログファイルのサイズ

4

"LOGSIZE"=

ajssysctlmdログファイルのサイズ

5

"MAXOPEEXEC"=

Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数

6

"MAXAGGEXEC"=

集計処理の最大同時実行数

7

[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\AGENT]

"AJSSYSCTLDLOGSIZE"=

ajssysctlad内部ログファイルのサイズ

8

"LOGSIZE"=

ajssysctladログファイルのサイズ

9

"MAXOPEEXEC"=

Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数

10

[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]

"PERIODICJOBAGG"=

ジョブ実行数の集計を自動で実行するかどうかの設定

11

"JOBAGGSTARTTIME"=

ジョブ実行数集計開始時刻

12

"JOBAGGLOGDIR"=

ジョブ実行数集計ログディレクトリ名

13

"JOBAGGRESULTSSTOREDAYPERIOD"=

ジョブ実行数集計結果保存日数

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

各環境設定パラメーターの定義内容については,次の個所を参照してください。

  1. 20.15.2(1) AUTHSYSLOG

  2. 20.15.2(3) CONRESTRICTSYSLOG

  3. 20.15.2(4) AJSSYSCTLDLOGSIZE(マネージャープロセス用)

  4. 20.15.2(5) LOGSIZE(マネージャープロセス用)

  5. 20.15.2(6) MAXOPEEXEC(マネージャープロセス用)

  6. 20.15.2(7) MAXAGGEXEC

  7. 20.15.2(9) AJSSYSCTLDLOGSIZE(エージェントプロセス用)

  8. 20.15.2(10) LOGSIZE(エージェントプロセス用)

  9. 20.15.2(11) MAXOPEEXEC(エージェントプロセス用)

  10. 20.15.2(12) PERIODICJOBAGG

  11. 20.15.2(13) JOBAGGSTARTTIME

  12. 20.15.2(14) JOBAGGLOGDIR

  13. 20.15.2(15) JOBAGGRESULTSSTOREDAYPERIOD