付録E.6 証明書の形式変換
JP1/AJS3 - Web Consoleが提供している証明書の形式を変換するためのコマンドです。
- 形式
-
- Windowsの場合
openssl.bat x509 -inform 入力形式 -outform 出力形式 -in 入力ファイル -out 出力ファイル
openssl.batのパスは,「JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\uCPSB\httpsd\sbin\openssl.bat」です。
openssl.batの実行権限については,OpenSSLの公式サイトを参照してください。
- Linuxの場合
openssl.sh x509 -inform 入力形式 -outform 出力形式 -in 入力ファイル -out 出力ファイル
openssl.shのパスは,「/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/sbin/openssl.sh」です。
openssl.shの実行権限については,OpenSSLの公式サイトを参照してください。
- 引数
-
- -inform 入力形式
-
変換前の証明書ファイルの入力形式を指定します。指定できる入力形式は次のとおりです。
-
DER
-
PEM
certutil certコマンドでは,入力形式の指定を省略した場合,「PEM」が仮定されます。openssl.bat x509コマンドおよびopenssl.sh x509コマンドでは,入力形式の指定を省略できません。
-
- -outform 出力形式
-
変換後の証明書ファイルの出力形式を指定します。指定できる出力形式は次のとおりです。
-
DER
-
PEM
certutil certコマンドでは,出力形式の指定を省略した場合,「PEM」が仮定されます。openssl.bat x509コマンドおよびopenssl.sh x509コマンドでは,出力形式の指定を省略できません。
-
- -in 入力ファイル
-
変換前の証明書ファイルを指定します。
- -out 出力ファイル
-
変換後の証明書ファイルを指定します。
- 使用例1
-
certutil certコマンドを使用して証明書(httpsd.pem)をDER形式からPEM形式に変換する場合の使用例を次に示します。
certutil cert -inform DER -outform PEM -in httpsd.der -out httpsd.pem
- 使用例2
-
openssl.bat x509コマンドを使用して証明書(httpsd.pem)をDER形式からPEM形式に変換する場合の使用例を次に示します。
openssl.bat x509 -inform DER -outform PEM -in httpsd.der -out httpsd.pem