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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


付録E.6 証明書の形式変換

JP1/AJS3 - Web Consoleが提供している証明書の形式を変換するためのコマンドです。

形式
Windowsの場合
openssl.bat x509 -inform 入力形式 -outform 出力形式 -in 入力ファイル -out 出力ファイル

openssl.batのパスは,「JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\uCPSB\httpsd\sbin\openssl.bat」です。

openssl.batの実行権限については,OpenSSLの公式サイトを参照してください。

Linuxの場合
openssl.sh x509 -inform 入力形式 -outform 出力形式 -in 入力ファイル -out 出力ファイル

openssl.shのパスは,「/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/sbin/openssl.sh」です。

openssl.shの実行権限については,OpenSSLの公式サイトを参照してください。

引数
-inform 入力形式

変換前の証明書ファイルの入力形式を指定します。指定できる入力形式は次のとおりです。

  • DER

  • PEM

certutil certコマンドでは,入力形式の指定を省略した場合,「PEM」が仮定されます。openssl.bat x509コマンドおよびopenssl.sh x509コマンドでは,入力形式の指定を省略できません。

-outform 出力形式

変換後の証明書ファイルの出力形式を指定します。指定できる出力形式は次のとおりです。

  • DER

  • PEM

certutil certコマンドでは,出力形式の指定を省略した場合,「PEM」が仮定されます。openssl.bat x509コマンドおよびopenssl.sh x509コマンドでは,出力形式の指定を省略できません。

-in 入力ファイル

変換前の証明書ファイルを指定します。

-out 出力ファイル

変換後の証明書ファイルを指定します。

使用例1

certutil certコマンドを使用して証明書(httpsd.pem)をDER形式からPEM形式に変換する場合の使用例を次に示します。

certutil cert -inform DER -outform PEM -in httpsd.der -out httpsd.pem
使用例2

openssl.bat x509コマンドを使用して証明書(httpsd.pem)をDER形式からPEM形式に変換する場合の使用例を次に示します。

openssl.bat x509 -inform DER -outform PEM -in httpsd.der -out httpsd.pem