15.5.1 JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の設定
JP1/AJS3では,本番運用時に障害の発生を抑えるため,ジョブの定義内容に不正がないかどうかを本番運用の開始前にチェックできます。このチェック機能を使用できるように設定します。
(1) JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の設定手順
JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能を使用するための手順を次に示します。
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次のコマンドを実行する。
JP1/AJS3 - Managerの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschksetup -m -a
JP1/AJS3 - Agentの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschksetup -a
ajschksetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajschksetup」を参照してください。
-
JP1/AJS3 Check Managerサービス,JP1/AJS3 Check Agentサービスを起動する。
次のコマンドを実行してください。
JP1/AJS3 - Managerの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschkstart -m -a
JP1/AJS3 - Agentの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschkstart -a
ajschkstartコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajschkstart(UNIX限定)」を参照してください。
(2) JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の設定変更
JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の設定を変更する手順を次に示します。
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JP1/AJS3 Check Managerサービス,JP1/AJS3 Check Agentサービスを停止する。
次のコマンドを実行してください。
JP1/AJS3 - Managerの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschkstop -m -a
JP1/AJS3 - Agentの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschkstop -a
ajschkstopコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajschkstop(UNIX限定)」を参照してください。
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次のコマンドを実行して,「(3) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名1"=定義内容1 ["環境設定パラメーター名2"=定義内容2] ["環境設定パラメーター名3"=定義内容3] ["環境設定パラメーター名4"=定義内容4] ["環境設定パラメーター名5"=定義内容5]
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手順1で停止させたサービスを起動する。
次のコマンドを実行してください。
JP1/AJS3 - Managerの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschkstart -m -a
JP1/AJS3 - Agentの場合
#/opt/jp1ajs2/bin/ajschkstart -a
設定した内容が反映されます。
(3) 環境設定パラメーター一覧
項番 |
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|---|
1 |
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CHECK] |
"AJSCHK_CHECKFILE"※= |
定義内容の事前チェック結果格納ファイル名 |
2 |
"AJSCHK_LOGDIR"= |
定義チェックログディレクトリ名 |
|
3 |
"AJSCHK_LOGSIZE"= |
定義チェックログファイルのサイズ |
|
4 |
"AJSCHK_TRACELOGFILE"= |
定義内容の事前チェック機能のトレースログファイル名 |
|
5 |
"AJSCHK_CHARCODE"= |
ジョブ情報や定義内容の事前チェック結果を表示する文字コードを指定 |
各環境設定パラメーターの定義内容については,次の個所を参照してください。