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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


15.1.11 JP1/AJS3 - Viewでアクセス権限のないスケジューラーサービスの表示を抑止する設定

JP1/AJS3 - Viewに表示されるスケジューラーサービスのうち,アクセス権限のないスケジューラーサービスの表示を抑止できます(スケジューラーサービス参照制限機能)。

スケジューラーサービスのアクセス権限とは,スケジューラーサービスのルートジョブグループのJP1資源グループに対する,JP1ユーザーのアクセス権限のことです。スケジューラーサービス参照制限機能が有効の場合,ルートジョブグループのJP1資源グループに対してアクセス権限を持たないJP1ユーザーがJP1/AJS3 - Viewを表示しても,そのスケジューラーサービスは表示されません。

スケジューラーサービス参照制限機能は,デフォルトでは無効になっています。スケジューラーサービス参照制限機能を使用するには,環境設定パラメーターHIDEOTHERSERVICEを有効に設定してください。

スケジューラーサービス参照制限機能を使用する手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が構成定義に反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表15‒8 スケジューラーサービス参照制限機能を使用するかどうかを設定する環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER]

"HIDEOTHERSERVICE"=

スケジューラーサービス参照制限機能の使用可否

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.4.2(25) HIDEOTHERSERVICE」を参照してください。

(3) 注意事項