6.3.2 イベント順序保証オプションの設定
起動条件で監視している一つのイベントジョブのイベントが連続して発生する場合,通信の状態によって,イベントの成立順序が実際に発生した順序とは異なることがあります。引き継ぎ情報を使用しているなどで,成立するイベントの順序をイベントが実際に発生した順にしたい場合は,イベント順序保証オプションを使用してください。イベント順序保証オプションを有効にする手順を次に示します。
なお,イベント順序保証オプションは,この機能を使用したいすべてのエージェントホストで設定してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義手順
-
Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
-
JP1/AJS3サービス
-
-
次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
-
JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AOMAGENT]※ |
"EventSequential"= |
イベント順序保証オプション |
- 注※
-
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.6.2(23) EventSequential」を参照してください。