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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


3.1.2 JP1/AJS3 - Managerのセットアップ

この項では,JP1/AJS3 - Managerのセットアップについて説明します。JP1/AJS3 - Managerのセットアップには,Administratorsの実行権限が必要です。

JP1/Baseのセットアップが完了したら,JP1/AJS3 - Managerをセットアップします。

なお,ここでは,JP1/AJS3を動作させるために,基本となるセットアップ方法を説明します。業務に合わせて設定を変更したい場合は,必要に応じて次に示す個所を参照してください。

設定または変更したい内容

参照個所

実行エージェントの設定手順

4.1節

環境設定パラメーターの設定手順

4.2節

運用プロファイルの設定手順

21.1節

JP1/AJS3への接続を制限する設定手順

21.2節

JP1/AJS3の稼働中にバックアップできるようにする機能(バックアップ強化機能)の設定手順

21.6節

スケジューラー制御に関する各種設定

6.1節

ジョブ実行制御に関する各種設定

6.2節

イベント・アクション制御に関する各種設定

6.3節

キューレスジョブ実行制御に関する各種設定

6.4節

定義内容の事前チェックに関する各種設定

6.5節

Web GUI(マネジメントポータル)に関する各種設定

6.7節

その他の各種設定

6.9節

ログ情報の採取

7章

クラスタ運用時のセットアップ

8章

ディザスター・リカバリー運用時のセットアップ

9章

組み込みDBに関する各種設定

23章

外部DBを利用する場合のセットアップ

24章

〈この項の構成〉

(1) セットアップの手順

JP1/AJS3 - Managerのセットアップ手順を次に示します。

  1. 必要に応じて,JP1/AJS3サービスのアカウントを変更する。

    JP1/AJS3サービスのアカウントの設定内容を変更する必要がなければ,操作は不要です。アカウントの変更が必要な運用形態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.2.3(1) JP1/AJS3が提供するサービスのアカウントの変更について」を参照してください。

  2. 必要に応じて,環境設定パラメーターを変更する。

    すべての環境設定パラメーターをJP1/AJS3が推奨する値で使用する場合は,この操作は不要です。環境設定パラメーターの変更は,jajs_configコマンドまたはJP1/Baseが提供するjbssetcnfコマンドを使用します。

    環境設定パラメーターの設定方法については,「4.2 環境設定パラメーターの設定」を参照してください。

  3. 必要に応じて,システムおよびユーザー環境をセットアップする。

    システムおよびユーザー環境のセットアップについては,「3.5 システムおよびユーザー環境で必要なセットアップ」を参照してください。

  4. Web Consoleサーバを使用する場合,Web Consoleサーバと接続するJP1/AJS3 - Managerに必要なセットアップを実施する。

    Web Consoleサーバを使用する場合,接続先のJP1/AJS3 - Managerでセットアップを実施します。

    Web Consoleサーバを使用する場合のJP1/AJS3 - Managerのセットアップについては,「3.4.1 JP1/AJS3 - Managerのセットアップ」を参照してください。

これでセットアップは終了です。