3.4.9 実行エージェント稼働状況ログファイルのサイズを見積もる
実行エージェント稼働状況ログファイルのサイズの見積もりについて説明します。
実行エージェント稼働状況ログファイルは,実行エージェント稼働状況レポートの出力機能を有効にすると出力される,バイナリー形式のログファイルです。実行エージェント稼働状況ログファイルに記録された情報は,ajsagtreportコマンドで,CSV形式で出力できます。実行エージェント稼働状況レポートの出力機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 5.3.2 実行エージェント稼働状況レポートの出力機能の概要」を参照してください。
実行エージェント稼働状況ログファイルには,実行エージェント稼働状況が出力されます。
実行エージェント稼働状況ログファイルは,情報を保存する最低限の期間を環境設定パラメーターAJSAGTREPORTSTOREDAYPERIODで指定できます。
常にJP1/AJS3が稼働している状況でも,指定した日数分の稼働情報は保存されます。JP1/AJS3があまり稼働していない場合は,指定した日数を超えて情報が保存されることがあります。環境設定パラメーターAJSAGTREPORTSTOREDAYPERIODの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.3.2(24) AJSAGTREPORTSTOREDAYPERIOD」を参照してください。
実行エージェント稼働状況ログファイルの最大サイズは,定義されている実行エージェント数と環境設定パラメーターAJSAGTREPORTSTOREDAYPERIODに指定した値によって決まります。実行エージェント稼働状況ログファイルの最大サイズは,次の式から算出できます。
実行エージェント稼働状況ログファイルの最大サイズ(単位:キロバイト)= 374 * 定義されている実行エージェント数 * 環境設定パラメーターAJSAGTREPORTSTOREDAYPERIODに指定した値(単位:日)
- (例)
-
定義されている実行エージェント数が64台で,実行エージェント稼働状況ログファイルの情報を最低14日間保存する場合,実行エージェント稼働状況ログファイルの最大サイズは次のとおりです。
374*64*14= 335,104キロバイト