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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


付録B.12 フレキシブルジョブ実行制御の制限値

JP1/AJS3でフレキシブルジョブを実行する場合の制限値を次の表に示します。

表B‒13 フレキシブルジョブ実行制御の制限値

対象

項目

最大数

中継エージェント※1

1秒当たりのジョブ数

1

同時実行ジョブ数※3

15

宛先エージェント※2

1秒当たりのジョブ数

1

同時実行ジョブ数※3

10

一斉配信エージェント

1秒当たりのジョブ数 * 一斉配信先の宛先エージェント数※4

3

同時実行ジョブ数※5

10

同時実行ジョブ数※5 * 一斉配信先の宛先エージェント数※4

100

注※1

中継エージェントを使用しない場合,マネージャーホストが該当します。

注※2

一斉実行機能を使用する場合,一斉配信先の宛先エージェントも該当します。

注※3

該当エージェント上で同時に実行されているジョブ数を指します。

注※4

一斉配信先で最大となるエージェント数で見積もってください。なお,一斉配信エージェントが管理できる最大宛先エージェント数は100です。

注※5

一斉配信エージェント上で同時に実行されているジョブ数を指します。

注意事項
  • フレキシブルジョブを使用する場合は,「表B-13 フレキシブルジョブ実行制御の制限値」に示す値を超えないように運用してください。表に示す値を超えた場合,フレキシブルジョブが実行中のままになったり,実行性能が低下したり,異常終了するなどの問題が発生するおそれがあります。

  • 表B-13 フレキシブルジョブ実行制御の制限値」に示す値は,すべてマシン単位の値です。中継エージェントの場合はクラスタ構成に対応しており,中継エージェントマシン上の物理ホストや複数の論理ホストでそれぞれフレキシブルジョブを実行する場合は,一つの物理ホストまたは論理ホストで実行するジョブ数ではなく,物理ホストおよびすべての論理ホストで実行するフレキシブルジョブの数を合計した値が該当します。