8.7.1 バージョン10-50以前とバージョン11-00以降の環境設定パラメーターの初期値について
JP1/AJS3のバージョン11-00で,環境設定パラメーターの初期値は一部変更されています。
バージョン10-50以前とバージョン11-00以降で次のような違いがあります。
- バージョン10-50以前
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一部の環境設定パラメーターの初期値が,推奨値ではありません。必要に応じて,設定値を推奨値に変更する必要があります。
- バージョン11-00以降
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すべての環境設定パラメーターの初期値として,推奨値が設定されます。環境に合わせて設定値をカスタマイズする場合に,設定値を変更します。
しかし,バージョン11-00以降のJP1/AJS3を使用している場合でも,インストール方法によっては,環境設定パラメーターの初期値が推奨値にならない場合があります。
インストール方法と環境設定パラメーターの初期値の関係を次に示します。
- 新規インストールの場合
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バージョン11-00以降のJP1/AJS3を新規インストールすると,環境設定パラメーターの初期値には推奨値が設定されます。環境に合わせて,設定値をバージョン10-50以前の値に変更する必要がないか検討してください。
- バージョンアップインストールの場合
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バージョン10-50以前のJP1/AJS3をバージョン11-00以降にバージョンアップインストールすると,バージョンアップ前の初期値(バージョン10-50以前の初期値)がそのまま設定されます。そのため,一部の環境設定パラメーターの初期値が,推奨値になりません。設定値を推奨値に変更する必要がないか検討してください。ただし,スケジューラーサービスを新規に追加する場合,そのスケジューラーサービスに関する環境設定パラメーターの初期値には,推奨値が設定されます。つまり,次に示す環境設定パラメーターは,バージョンアップインストールの場合でも,スケジューラーサービスを新規に追加するときには,バージョン11-00以降の初期値(推奨値)が適用されます。
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UNITDEFDIVIDEUPDATE
yesが設定され,排他資源不足による障害が回避できます。
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AJSPRINTSORTUNITINF
yesが設定され,ajsprintコマンドの出力がソートされます。
運用や環境に応じて,設定値をバージョンアップ前の値に戻す必要がないか,検討してください。
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バージョン11-00で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーターについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 付録C.2 バージョン11-00で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーター一覧」を参照してください。