4.5.5 ウィンドウ表示の設定について検討する
JP1/AJS3 - Viewの各ウィンドウの表示を何秒間隔で自動更新するのか,また,どの時点の情報を記憶させておくのかについて検討します。
- 〈この項の構成〉
(1) 表示内容の更新間隔を検討する
JP1/AJS3 - Viewの各ウィンドウに表示される情報(ユニットの状態)を自動的に更新するかどうかを設定できます。
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ,[デイリースケジュール]ウィンドウ,および[ジョブネットモニタ]ウィンドウでは,自動更新を設定できます。更新間隔はウィンドウごとに設定できるので,例えば,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウは300秒ごとに,[ジョブネットモニタ]ウィンドウは30秒ごとに更新させるといった設定もできます。自動更新の間隔は,30〜3,600(単位:秒)の値を設定できます。
ウィンドウの更新間隔の設定手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 11.4.2 ウィンドウの更新間隔を設定する」を参照してください。
ウィンドウの更新が発生した場合は,JP1/AJS3 - Managerでも負荷が発生します。発生する負荷によって業務の実行に影響が出そうな場合は,自動更新をしない設定にするか,運用に合わせて更新間隔を長くしてください。
一方,手動で更新するように設定した場合は,[表示]−[最新情報に更新]を選択すると,最新の情報がウィンドウに表示されます。
(2) 状態記憶の設定について検討する
現在表示されているウィンドウや表示されているユニットを,次にJP1/AJS3 - Viewを起動したときにも表示させるかどうか(状態記憶の設定)を検討します。
状態記憶を設定した場合は,作業中のウィンドウやユニットがJP1/AJS3 - Viewの次回起動時に表示されます。大規模な業務を作成している場合,作業したいユニットを検索する手間が少なくなります。
例えば,業務監視用の端末では,監視したいユニットを[ジョブネットモニタ]ウィンドウや[デイリースケジュール]ウィンドウなどで表示させた状態で,[オプション]−[状態記憶]−[記憶]を選択します。次回ログインするときでも,記憶した状態([ジョブネットモニタ]ウィンドウや[デイリースケジュール]ウィンドウなどが表示されている状態)が表示され,ログインの直後に監視用のウィンドウを使用して,監視したいユニットの監視作業を実施できます。ただし,表示されるユニットの実行状態および実行結果については,起動時の状態および結果が表示されます。
一方,状態記憶を設定しなかった場合は,JP1/AJS3 - View起動時に[JP1/AJS3 - View]ウィンドウだけが表示されます。また,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウにはルートジョブグループ直下のジョブグループおよびルートジョブネットだけが表示されます。
- 状態記憶時の注意事項
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ダイアログボックスの情報や,カレンダーの情報は記憶されません。
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[JP1/AJS3 - View]ウィンドウのリストエリアの項目表示幅は記憶されません。
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[マンスリースケジュール]ウィンドウのスケジュールエリアの1日を表す列幅は記憶されません。
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[デイリースケジュール]ウィンドウのスケジュールエリアの1時間を表す列幅は記憶されません。
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[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ,[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,および[ジョブネットモニタ]ウィンドウでは,選択されていた階層が記憶されますが,その他のウィンドウでは記憶されません。
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マネージャージョブグループ,マネージャージョブネット,およびリモートジョブネットを表示している[ジョブネットモニタ]ウィンドウの情報は記憶されません。
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ウィンドウを最小化したり,最大化したりしていた場合,その状態は記憶されません。
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ウィンドウの表示位置の前後は記憶されません。
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JP1/AJS3 - Viewを複数起動した場合は,状態記憶を設定したJP1/AJS3 - Viewだけが,記憶された状態で表示されます。
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削除済みのユニットのウィンドウは,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウを次に起動したときにエラーになります。
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ウィンドウ情報を記憶したときと異なるホストにログインした場合は,記憶された状態でウィンドウが表示されません。
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