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ERPシステム
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ERP業務を自動運用する
SAPシステムやSAP BWシステムの処理を,JP1/AJS3を使って自動運用できます。JP1/AJS3のカレンダー機能やジョブスケジュール機能を活用することで,ERPシステムの業務を細かくスケジューリングして運用できます。
ERPシステムの業務は,ERPシステム用のカスタムジョブとしてジョブネットに定義します。カスタムジョブとほかのジョブとを関連づけることで,何らかの事象を契機にERPの業務を実行したり,ERPの業務に障害があったときにリカバリーユニットを自動的に実行させたりできます。
SAPシステムまたはSAP BWシステムとJP1/AJS3を連携して使うためには,JP1/AJS3 for Enterprise Applicationsが必要です。なお,JP1/AJS3 for Enterprise Applicationsは,JP1 Version 6のJP1/Application Manager for
R/3(R)を名称変更したものです。
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JP1/AJS3とERPシステムとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 6. ERPシステムとの連携」を参照してください。
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HP NonStop Server
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HP NonStop Serverと連携して処理を実行する(Windows限定)
HP NonStop Serverと連携すると,HP NonStop Serverへジョブを投入したり,HP NonStop Serverから受け取ったジョブを実行したりできます。ジョブの実行結果は,JP1/AJS3で確認できます。
JP1/AJS3からHP NonStop Serverにジョブを投入するには,QUEUEジョブとしてジョブをキューイングします。
なお,HP NonStop Serverには,「ジョブ・スケジューラ for MPP JP1連携オプション」をインストールする必要があります。
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JP1/AJS3とHP NonStop Serverとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 8. hp NonStop Serverとの連携(Windows限定)」を参照してください。
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JP1/AJS3 - Definition Assistant
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ジョブネットやジョブを一括して定義する
JP1/AJS3 - Definition Assistantを使うと,マネージャーホストに定義されているジョブネットやジョブなどをExcelファイルに取り込んだり,Excelのファイルに定義したジョブネットやジョブを一括してマネージャーホストに反映させたりできます。
JP1/AJS3 - Definition Assistantを導入することで,複数の階層を持つ大量のジョブネットやジョブの定義の編集が容易になります。また,定義したジョブネットやジョブの情報の一覧がExcelファイルの形式で保存されるので,定義の更新情報の管理が容易になります。
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JP1/AJS3とJP1/AJS3 - Definition Assistantとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Definition Assistant」を参照してください。
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HP NNM
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JP1/AJS3の処理の実行状態を監視する
バージョン7.5以前のHP NNMを使うと,ネットワーク上のマネージャーホストの運用状態やジョブの実行状態,およびエージェントホストの運用状態を監視できます。また,ユーザー用のシンボルを使って,任意の対象の状態を監視することもできます。
HP NNMの画面では,ジョブの実行状態は,シンボルの色によってわかるように表示されます。
なお,HP Network Node Manager i Software v8.10以降とは連携できません。
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JP1/AJS3とHP NNMの連携については,次のマニュアルを参照してください。
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 付録A HP NNMを使った監視」
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 付録B HP NNMに通知するイベント」
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 付録C HP NNMとの連携で使用するコマンド」
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JP1/FTP
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ファイル転送業務を自動化する
JP1/FTPを使うと,FTPプロトコルを使ったファイルの転送をジョブネットのジョブとして定義できます。ファイル転送をジョブネットのジョブとして定義することで,スケジュールに従ってファイルを転送したり,ファイルが転送されたことをきっかけにほかの処理を実行したりできるようになります。
JP1/AJS3はJP1/FTP用の標準カスタムジョブを用意しています。JP1/FTP用のカスタムジョブをジョブネットに定義することで,ファイル転送を実行できます。
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JP1/AJS3とJP1/FTPとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 5. JP1/FTPとの連携」を参照してください。
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JP1/IMおよびJP1/IM2
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JP1/AJS3の処理の実行状態を監視する
JP1/IMおよびJP1/IM2を使うと,JP1/AJS3の処理の実行状態を監視できます。JP1/IMおよびJP1/IM2は,JP1イベントを利用してJP1シリーズ製品などの状態を統合的に管理する製品です。
JP1/IMおよびJP1/IM2では,次のような形式でJP1/AJS3を監視できます。
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JP1イベントを監視する
JP1/IMおよびJP1/IM2のメインコンソールには,JP1製品が出力するJP1イベントが一覧表示されます。JP1/AJS3の出力するJP1イベントもメインコンソールに表示されます。重要度やJP1イベントを発行したホストなどで,表示するJP1イベントを絞り込めます。
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実行状況を表すアイコンで監視する
JP1/IMおよびJP1/IM2のツリー監視画面およびビジュアル監視画面では,JP1/AJS3のジョブネットやジョブの実行状況を示すアイコンが作られます。障害などが発生すると,アイコンの色が変わります。
JP1/IMおよびJP1/IM2での監視中に,詳しい実行状況の確認やジョブネットの定義内容の変更をしたい場合は,JP1/IMの画面からJP1/AJS3 - ViewやWeb GUI(ジョブポータル)を呼び出せます。
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JP1/AJS3とJP1/IMおよびJP1/IM2との連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 10. JP1/IMおよびJP1/IM2を使った監視」を参照してください。
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JP1/Audit Management
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JP1/AJS3のスケジューラーログを監査ログとして収集・管理する
JP1/Audit Managementを使うと,ジョブネットの登録・変更やスケジューラーサービスの開始・終了に関する情報など,JP1/AJS3のスケジューラーログを監査ログとして収集・管理できます。
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JP1/AJS3とJP1/Audit Managementとの連携については,マニュアル「JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド」を参照してください。
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JP1/NETM/DM
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JP1/AJS3の定義情報を他ホストに自動配布する
JP1/NETM/DMを使うと,定義したジョブネットやカレンダーを一度に多くのホストに配布し,自動的に登録できるので,管理者の作業が軽減されます。
JP1/NETM/DMは,ソフトウェアやファイルの配布を一括して自動的に行うプログラムです。JP1/NETM/DMでは,配布したファイルを展開するフォルダや配布のスケジュールを指定した配布ができ,配布状況を一元的に管理できます。
JP1/NETM/DMを導入することで,大規模なシステム構成でJP1/AJS3を運用している場合に複数ホストに対するジョブネットやカレンダーの定義が容易になります。
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JP1/AJS3とJP1/NETM/DMとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 11. JP1/NETM/DMを使った自動配布」を参照してください。
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JP1/OJE
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メインフレームのジョブと連動し処理を実行する
JP1/OJEを使うと,メインフレームへジョブを投入したり,メインフレームからジョブを受け取って実行したりできます。
JP1/OJEを使って連携できるメインフレームは,次のとおりです。
JP1/AJS3からJP1/OJEへジョブを投入すると,JP1/OJEがジョブを自動的にキューイングして実行します。ジョブの実行結果はJP1/AJS3で確認できます。
JP1/AJS3からメインフレームのジョブを実行する場合,VOS3,AS/400,MVS,またはOSIV/MSPとの連携では,QUEUEジョブまたはサブミットジョブでジョブを実行できます。
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JP1/AJS3とJP1/OJEとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 7. JP1/OJEを使ったメインフレームとの連携」を参照してください。
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JP1/Power Monitor
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ホストの電源投入・切断を自動化する
JP1/Power Monitorと連携すると,ホストの電源投入,切断をジョブとして定義できます。これによって,先行するジョブの終了後にホストを停止させる運用,およびジョブを実行する間だけエージェントホストの電源を投入させる運用ができます。業務の自動運用とあわせてホストの起動・終了も自動化することによって,1日の業務を自動化できます。
ホストの電源投入・切断を自動化するには,JP1/Power Monitorおよび電源制御装置が必要です。電源制御装置がない場合,電源の投入・切断はできませんが,シャットダウンや再起動はできます。
ホストの電源投入・切断は,ローカル電源制御ジョブやリモート電源制御ジョブをジョブネットに定義して実行します。また,アクションジョブを定義しないで,JP1/Power Monitorでスケジュール情報を設定して,ホストの電源を制御することもできます。
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JP1/AJS3とJP1/Power Monitorとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 3. JP1/Power Monitorとの連携」を参照してください。
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JP1/Script
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高度なスクリプトを作成・実行する
JP1/Scriptを使うと,WindowsやUNIX環境で高度なスクリプトを実行できます。JP1/Scriptは,高度なスクリプトを簡単に構築できるスクリプト言語です。JP1/AJS3では,JP1/Script 06-00以降で作成したスクリプトファイルをジョブとして定義,実行できます。
また,JP1/Scriptと連携すると,JP1/AJS3のジョブからGUIを表示できます。通常,JP1/AJS3では,GUIを表示し入力待ちになるプログラムをジョブとして実行できません。しかし,JP1/ScriptのスクリプトファイルからGUIを持つプログラムを起動すると,デスクトップ上でGUIを起動した場合と同様にGUIが動作します。JP1/Scriptを使用しないで,JP1/AJS3のジョブからGUIを表示させる動作については保証できません。
JP1/Scriptと連携する場合,JP1/AJS3では連携のためのセットアップは不要です。
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JP1/Scriptとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 9. JP1/Scriptとの連携」を参照してください。
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TELstaff
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異常発生時に電話やパトロールランプなどに自動通報する
TELstaffと連携すると,ジョブネット実行中に異常が発生した場合に管理者の携帯電話やポケットベル,信号灯などへ自動的に通報できます。
これらの自動通報を実行するためには,JP1/AJS3のジョブにTELstaffのコマンドを定義します。
TELstaffと連携する場合,JP1/AJS3では特別なセットアップは不要です。
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TELstaffのマニュアルを参照してください。
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メールシステム
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メールの送受信をジョブネットに定義する
メールシステムと連携すると,メールの送受信をジョブネットに定義できます。これによって,障害発生時にシステム管理者にメールを送信したり,メールの受信を契機にしてジョブネットを開始させたりできます。
メールの送信はメール送信ジョブを,メールの受信はメール受信監視ジョブを,それぞれジョブネットに定義して実行します。
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JP1/AJS3とメールシステムとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 2. メールシステムとの連携」を参照してください。
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メッセージキューシステム
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メッセージの送受信をジョブネットに定義する
メッセージキューシステムと連携すると,メッセージキューシステムに対するメッセージの送受信をジョブネットに定義できます。これによって,障害発生時にメッセージキューシステムにメッセージを送信したり,メッセージキューシステムからのメッセージの受信を契機にしてジョブネットを開始させたりできます。
メッセージキューシステムとの連携機能はバージョン9以降ではサポートしていません。連携にはエージェントホスト側にメッセージキューシステムと連携できるバージョンのJP1/AJSが必要です。
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連携できるメッセージキューシステムについては,エージェントホスト側のJP1/AJSのバージョンに対応したマニュアルを参照してください。
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JP1/Advanced Shell
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バッチ運用を効率化する高度なスクリプトを作成・実行する
JP1/Advanced Shellは,バッチ業務構築の生産性を向上し,バッチ運用を効率化するシェルスクリプトの実行環境です。UNIXで広く使用されているシェルスクリプト(Kornシェル)をベースに,一時ファイルの自動削除や実行ログの自動出力,ローカル変数,異常時のあと処理定義などの機能を追加し,効率の良いバッチ業務の運用を支援します。
JP1/AJS3はJP1/Advanced Shell用の標準カスタムジョブを用意しています。
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JP1/Advanced Shellとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 12. JP1/Advanced Shellとの連携」を参照してください。
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JP1/DH - AJE
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JP1/DH - Serverとのデータ送受信を自動化する
JP1/DH - AJEと連携すると,JP1/DH - Serverとのデータ送受信を自動化できます。これによって,一連の業務の中に,データ送受信を組み込むことができます。スケジューラーによる自動実行もできます。
JP1/AJS3は,JP1/DH - AJE用の標準カスタムジョブを用意しています。JP1/DH - AJE用のカスタムジョブをジョブネットに定義することで,データ送受信を実行できます。
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JP1/DH - AJEとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 13. JP1/DH - AJEとの連携」を参照してください。
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JP1/PFM
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システムのパフォーマンスに起因するジョブ遅延やエラー要因の調査を簡単にする
JP1/AJS3とJP1/PFMを連携することで,システムのパフォーマンスに起因するJP1/AJS3のジョブの障害要因を調査したり,マネージャーホストのパフォーマンス情報をレポートとして参照したりできます。これによって,システムのパフォーマンスも考慮した,より高度で安定したジョブ運用が実現できます。
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JP1/PFMとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 14. JP1/PFMとの連携」を参照してください。
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JP1/CPA
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JP1/CPAで定義されたジョブをJP1/AJS3のジョブネットから起動する
JP1/CPAに定義されたジョブをJP1/CPA用のカスタムジョブとしてジョブネットに定義することで,JP1/AJS3のジョブネットから実行できます。
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JP1/CPAとの連携については,マニュアル「JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド」を参照してください。
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applications
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クラウドサービスとシームレスに連携する
JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsと連携すると,クラウドサービスとの連携に必要な処理(ユーザー認証,エラー時の処理など)を制御するスクリプトを開発しないで,クラウドサービスと連携できます。また,クラウドサービスの拡張にも容易に対応することもできます。
JP1/AJS3は,JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsで作成したカスタムジョブ(サービス連携ジョブ)およびカスタムイベントジョブ(サービス連携監視ジョブ)をジョブネットに定義することで,クラウドサービスとの柔軟な運用を実現できます。
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications」を参照してください。
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