2.4.1 前提製品をインストールする
エージェントホストにJP1/Baseをインストールします。
前提条件
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インストールを実施するホストのOSがJP1/Baseの前提OSであることを確認してください。
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インストールを実施するホストにはスーパーユーザー権限を所有するOSユーザーでログインしてください。
操作手順
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JP1のすべてのプログラムを終了する。
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環境変数LANGにJP1を動作させる文字コードを指定する。
文字コードとしてUTF-8を指定する例を次に示します。
例)export LANG=ja_JP.UTF-8
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提供媒体をドライブに入れる。
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次のコマンドを実行して,提供媒体をマウントする。
/bin/mount -t iso9660 -r デバイススペシャルファイル名 /mnt/dvdrom
提供媒体ファイルシステムのマウントディレクトリ名(/mnt/dvdrom)は,環境によって異なります。マウント方法の詳細は,OSのドキュメントを参照してください。
なお,自動的にマウントされた場合は,この手順はスキップしてください。
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次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerをインストールおよび起動する。
/mnt/dvdrom/X64LIN/setup /mnt/dvdrom
/mnt/dvdromには,ご使用になる提供媒体のマウントディレクトリ名を指定してください。自動的にマウントされた場合,/mnt/dvdromにはデバイススペシャル名を指定してください。
Hitachi PP Installerが起動すると,初期画面が表示されます。表示される初期画面の例を次に示します。
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Hitachi PP Installerの初期画面に「L」を入力して,ソフトウェアの一覧を表示する。
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ソフトウェアの一覧のカーソルを「JP1/Base」に移動させ,スペースバーで選択する。
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Hitachi PP Installerに「I」を入力して,JP1/Baseのインストールを開始する。
自動でセットアップの初期設定が行われ,インストール完了後すぐにJP1/Baseを運用できるようになります。
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インストール完了後,「Q」を入力して初期画面に戻る。
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Hitachi PP Installerを終了する。
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システムの起動時にJP1/Baseが自動で起動するように,JP1/Baseの自動起動スクリプトを作成する。
次のとおりコマンドを実行します。
cd /etc/opt/jp1base cp -p jbs_start.model jbs_start
操作結果
エージェントホストにJP1/Baseがインストールされました。なお,JP1/Baseを新規にインストールすると,次の情報が自動で初期設定されます。
項番 |
設定項目 |
初期設定内容 |
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---|---|---|---|
1 |
認証サーバの設定 |
認証サーバ名 |
自ホスト名 |
2 |
認証サーバへのJP1ユーザーの登録 |
JP1ユーザー名 |
jp1admin |
3 |
パスワード |
jp1admin |
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4 |
JP1ユーザーの操作権限の設定 |
JP1資源グループ |
*(アスタリスク) |
5 |
所有する権限 |
すべての管理者権限 |
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6 |
ユーザーマッピングの設定 |
マッピングされるJP1ユーザー |
jp1admin |
7 |
マッピングされるOSユーザー |
root |
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8 |
サーバホスト名 |
*(アスタリスク) |
また,システムの起動時にJP1/Baseが自動で起動するようになりました。
次の作業
エージェントホストにJP1/AJS3 - Agentをインストールします。
関連項目