10.5 大容量ネットワークインタフェースのリソース監視
SSOでは,回線利用率などのネットワークの性能情報を,カテゴリ「SSO」でMIBオブジェクト(インタフェースMIB(interfaces))を取得するリソースグループ「ネットワーク」で提供しています。しかし,インタフェースMIB(interfaces)は,32ビットカウンターのためネットワーク通信量が多い場合,カウンターラップアラウンドが発生することがあります。そのため,ネットワーク通信量の拡大に伴ってネットワーク機器では,インタフェース拡張MIBをサポートしてきました。そこで,増大するネットワーク通信量のリソースを監視するために,カテゴリ「SSO-Ex」でMIBオブジェクト(インタフェース拡張MIB(ifMIB))を取得するためのリソースグループ「大容量ネットワーク」を使用します。
収集の間隔が長く,ネットワークの通信量が多い場合,リソースグループ「ネットワーク」の代わりに,リソースグループ「大容量ネットワーク」を使用してください。ただし,SNMPエージェントがインタフェース拡張MIBをサポートしている必要があります。取得するMIBオブジェクトについては,「付録H.3 リソースと収集するMIBオブジェクト」の「(10) 大容量ネットワークグループ」参照してください。
- 大容量ネットワークのインスタンス名
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カテゴリ「SSO-Ex」のリソースグループ「大容量ネットワーク」のインスタンス名は,MIBオブジェクト「mib2.31.1.1.1.18(ifAlias)」から取得した値となります。MIB値が設定されていない場合は,数値(「大容量ネットワーク」のリソース収集時に取得するMIBオブジェクトの接尾辞)がインスタンス名となります。
- 注意
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「mib2.31.1.1.1.18(ifAlias)」のMIB値は,次に示す内容に従って設定してください。
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ユニークな値を設定する
ユニークな値を設定していない場合,リソース監視が正常に動作しないおそれがあります。
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数値だけの設定を避ける
数値だけを設定した場合,MIBオブジェクトの接尾辞がインスタンス名となります。
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- 大容量ネットワークをリソース監視する場合の注意事項
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データの保存後にMIBオブジェクト「mib2.31.1.1.1.18(ifAlias)」の設定値が変更されると,別のインスタンスと認識してしまいます。データを保存する前に,設定値を決定してください。