10.1.1 動作定義ファイルの最適化(プロセスおよびサービス監視の場合)
プロセス監視およびサービス監視は,エージェント製品であるAPMと連携して実行されます。SSOで設定した監視条件に従ってAPMが監視し,監視プロセスまたは監視サービスが変化すると,APMはSSOに監視情報を通知します。
APMからSSOへの監視情報の通知には,TCP通知とSNMPトラップの二つの方式があります。
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TCP通知
TCP通知を使用する場合,SSOのデーモンプロセス(ssoapmon)との同時接続数を最適化する必要があります。同時接続数は,ssoapmon動作定義ファイル(ssoapmon.def)のmax-apm-session:キーに設定します。max-apm-session:キーの設定値や算出方法については,「7.3.7 ssoapmon動作定義ファイル(ssoapmon.def)」を参照してください。
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SNMPトラップ
APMが発行したSNMPトラップをいったんNNMiが受信し,NNMi内でインシデントに変換したあと,そのインシデントをSSOが定期的に取得する方式です。そのため,NNMiの処理負荷が増大するとプロセスおよびサービス監視が失敗するおそれがあります。
特にシステム構成が基本構成の場合は,TCP通知を推奨します。